話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 初放送日 |
第1期『ツルネ -風舞高校弓道部-』 |
第一話 | 少年は矢庭に
| 横手美智子 | 山村卓也 | | 2018年 10月22日 |
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高校に入学した鳴宮湊は部活には入らないと決めていた。だが弓道部の顧問の森岡富男に入部を勧められる。湊は友人の竹早静弥、山之内遼平としぶしぶ説明会に参加。湊は久しぶりに弓を引くが、早気を起こして的に当てられない。逃げるように学校を飛び出した湊は、夜の神社から聞こえる物音に足を止める。神社の中の夜多の森弓道場では、一人的を射る若い男がいた。湊はその美しい射に見とれる。 |
第二話 | 矢も楯も堪らず
| 横手美智子 | 山村卓也 | 藤田春香 | | 10月29日 |
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湊は射手の滝川雅貴に会うため、弓道場を訪ねるようになる。滝川は一万射を目指して弓を引いていた。弓道部では来月の県大会予選の話になるが、静弥は団体戦への出場を希望し、湊を誘うが拒否される。湊は滝川に早気で悩んでいることを打ち明ける。滝川も高校3年の時早気になったことを語り、「弓は仲間と引くもの」と教える。夕方弓道場を訪ねた湊は、滝川は1年前に亡くなっていると聞き驚く。その夜、弓道場にいた滝川を幽霊と思い込んだ湊は「マサさんの射が好きだから消えないで」と懇願するが、亡くなった人物は人違いとわかる。滝川は最後の一万射を湊に引かせる。湊は滝川と弓道を辞めないと約束する。 |
第三話 | 出会いの矢先
| 吉野弘幸 | 山村卓也 | 武本康弘 | 角田有希 | 11月5日 |
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湊は今までの態度を謝罪し、弓道部に入部する。静弥たちは歓迎するが、生真面目な海斗は反発する。遼平は早気を治す方法を調べ、弓具店店主から早気に悩んだ知り合いの日記を譲ってもらう。湊は滝川から早気を治すための記録ノートを譲られ、朝練をはじめた。遼平と七緒は、海斗と湊を和解させるため、海斗を早朝学校に呼び出す。道場が毎日掃除されているのを不審に思った白菊たち女子部員も集まる。湊は静弥に弓が本当に好きだからプライドを捨てて戻ってきたと語る。隠れて話を聞いた海斗は遼平にも説得され、しぶしぶ湊を部員と認める。団体戦出場を控え、富川はコーチを紹介。あらわれたのは滝川だった。 |
第四話 | 合わない筈
| 横手美智子 | 澤真平 | | 11月12日 |
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滝川がコーチになったのを喜ぶ海斗は、他の部員に厳しく当たるようになる。滝川は森岡も加えて5対5の模擬試合を行う。結果、男子部員5人が負けて「下僕」になる。滝川の神社の弓道場で3日間の合宿がはじまる。滝川は海斗と湊に介添えをさせて、合宿の無事を願う「矢渡し」を行う |
第五話 | 矢の使いで
| 横手美智子 | | 小川太一 | | 11月19日 |
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合宿2日目。下僕になった男子部員は雑用ばかりさせられ、練習させてもらえない。買い物に行った湊たちは、川に落ちた七緒の帽子を取りにいき、ずぶぬれになって帰ってくるが、部員同士連帯感が生まれてくる。翌日、森岡から団体戦の立ち順が発表され、湊は最後の射手「落ち」に選ばれる。 |
第六話 | 弓引く理由
| 横手美智子 | 山田尚子 | 高瀬亜貴子 | 11月26日 |
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テスト期間中、部活動は一週間休みになる。休み前の練習日、海斗は滝川に弓返りができないと相談する。弓道の強豪校・私立桐先高校では県大会予選出場選抜が行われ、一年生の藤原愁、菅原千一・万次兄弟が選ばれる。森岡と飲みにいった滝川は厳しかった祖父への思いを語る。テスト明け、県大会のプログラムを見た湊は愁の名前を見つける。 |
第七話 | 再、会
| 吉野弘幸 | 北之原孝將 | 岡村公平 | 12月3日 |
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県大会一日目は個人戦。会場に来た湊は桐先の千一・万次兄弟に早気をからかわれる。桐先中等部出身の湊と静弥は、愁とも再会する。個人戦には女子部員と海斗・七緒が出場。熱を出した白菊は実力を発揮できず、海斗も弓返りと愁を意識しすぎて的をはずす。瀬尾は本選進出。湊は子どものとき愁と出会って弓を始めたことを思い出す。 |
第八話 | 矢を向けて
| 吉野弘幸 | 石立太一 | 太田稔 | | 12月10日 |
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県大会二日目。団体戦に出場する男子部員は一回戦で桐先とおなじ射場で勝負する。海斗は実力を出し切れず、遼平も弓が切れるアクシデントに見舞われ、湊は早気でさんざんな結果に終わる。七緒は一人落ち込む海斗を茶化して励ます。湊は海斗を見ながら、試合に勝つことだけを考えて早気になったことに気付く。二回戦、一射に集中した湊は綺麗な射を決める。他の部員たちも落ち着いて弓を引く。結果は40射20中だが予選を突破。愁は湊に声をかけ、自分と同じ高みに昇れるのは湊だけと語る。これを見た静弥は愁を咎めるが、「君は弓を愛していない」と言われてしまう。 |
第九話 | 明かせぬ手の内
| 横手美智子 | 河浪栄作 | | 12月17日 |
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県大会本選目指して練習に励む男子部員。愁は弓の師匠・西園寺に風舞のことを報告。静弥は湊と出会い弓道を始めたことを思い返す。湊が交通事故後の定期健診で練習に遅れた日、突然の雨で練習は中断する。滝川は静弥の様子がおかしいことに気付き、「弓道は好きか」「弓引きに迷いはつきもの」と声をかける。静弥は「わかりません。ただ滝川さん、あなたが嫌いです」と答え道場を出る。 |
第十話 | 離れぬ心
| 横手美智子 | | 武本康弘 | 角田有希 | 12月24日 |
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雨に濡れた静弥は熱で学校を休む。滝川は練習に身が入らない男子部員を神社の手伝いに誘う。滝川は厳しい祖父に「弓が好きか」と問われたことを思い出し、静弥を追い詰めたと反省する。湊は静弥に神社の御札を届けに行く途中、犬の散歩に出て歩道橋で座り込んでいる静弥を発見。弱気になった静弥は、もう湊に何もしてあげられないと言うが、湊は今度は自分が静弥を待つと励ます。翌日静弥は練習に復帰。滝川に「あなたが嫌いです」と笑顔を見せる。 |
第十一話 | 空筈の痛み
| 吉野弘幸 | 澤真平 | | 2019年 1月7日 |
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滝川と森岡の話を立ち聞きした湊は、滝川が祖父への「復讐」のため風舞のコーチを引き受けたと知る。滝川は祖父・八坂八段と親しかったという西園寺のことを調べ、自宅を訪ねるがそこで湊と鉢合わせする。西園寺の弟子だった湊は、弓を再開したことを報告。西園寺は滝川に青森の弓引き・大曾根を訪ねることを勧める。滝川は湊に、早気を責められて祖父と絶縁したこと、早気を克服したが祖父が亡くなり弓を引く意味を失ったこと、弓をやめるため一万射を引き始めたが、湊に出会い最後の射を引かせることで再スタートし、祖父のような指導者にならないのが復讐だと明かす。滝川は大曾根に連絡を取ったが誘われたのは県大会前日の日。事情を知った部員たちは、滝川を送り出す。だが県大会当日、滝川が交通事故にあったとの知らせが入る。 |
第十二話 | 五本の矢
| 吉野弘幸 | | 小川太一 | | 1月14日 |
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事故を知らせにきた中崎は滝川が注文した鉢巻きを風舞部員に渡す。落ち込む男子部員は女子部員に叱咤激励されて発奮。スマホを預け、揃いの鉢巻きを締めて試合に臨むが苦戦する。今までにない「怖さ」を感じた湊は、その理由が自分が「落ち」であること、仲間の射を見ていなかったことに気付く。自分には仲間がいると気付いた湊はきれいな射を決める。風舞は同点の学校と決勝戦進出の試合を行うことになる。湊は焦る海斗たちに、滝川の教えを忘れ自分と仲間を信じようと呼びかける。風舞は次々に皆中を決め、決勝戦進出。病院の滝川に報告する。 |
第十三話 | かけがえのない
| 横手美智子 | 山村卓也 | | | 1月21日 |
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風舞は決勝トーナメントを勝ち進み、ついに桐先と対戦する。接戦の末、風舞は桐先に勝利する。病院を抜け出した滝川は会場にかけつけ、試合を終えて喜ぶ部員たちを見守る。夜の夜多の森弓道場。怪我が治った滝川は湊に青森の話と祖父の思い出を語り、「一万射を返してもらう」と弓を引く。 |
第十四話 (OVA) | 矢場い
| 横手美智子 | 北之原孝將 | | - |
第2期『ツルネ -つながりの一射-』 |
第一話 | 夏への矢声
| 横手美智子 | 山村卓也 | 髙橋真梨子 | 2023年 1月5日 |
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風舞高校弓道部は全国大会出場が決定。部活動が休止になる全校スポーツ大会の日も湊たちは弓が引きたくてたまらない。大会後、部員たちは夜多ノ森弓道場に押し掛け滝川に教えを乞う。滝川は「矢声(やごえ)」を出して弓を引かせる。練習後、湊は愁に電話。全国大会出場校は前哨戦の地方大会出場が控えていた。 |
第二話 | 気は、輪をかけるように
| 横手美智子 | 山村卓也 | 小川太一 | 岡村公平 | 1月12日 |
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桐先高では万次が早弾きを理由にレギュラーを辞退。千一も辞退する。地方大会当日、風舞は1回戦に余裕を持って臨み勝利する。矢をなくした凌平のために、湊は愁に矢を借りにいく。会場で湊は辻峰高校に進学した先輩・二階堂に出会う。 |
第三話 | 朝嵐が吹く
| 横手美智子 | 山村卓也 | 北之原孝將 | 引山佳代 | 1月19日 |
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桐先、辻峰の見事な射に圧倒される風舞。風舞と辻峰が対戦するが自由な射形の辻峰に風舞はペースを乱し、湊は当てなければと焦る。風舞は辻峰に敗北。桐先は決勝戦で辻峰を抑えて優勝したが、二階堂は愁に「お前たちをつぶすために弓道を続けている」とささやく。学校に戻った風舞は試合の反省を求められるが、湊は「悪いところがわからないと反省しようがない」と反論。滝川は湊に弓を引くことを禁止する。 |
第四話 | 拍子の大離れ
| 横手美智子 | 石原立也 | 池田和美 | 1月26日 |
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湊は弓道場の外で延々ゴム引きの練習をさせられ不満をためこむ。海人は自分のせいで負けたと悩むが、七生は「引き受けすぎぎて周囲の負担になっている」と注意する。二階堂は指導者を入れず辻峰のチームを作りあげていた。湊は花沢が撮影した試合のビデオを見直し、当てようと焦るあまり射形が変わってしまったことに気づく。湊は滝川に報告するが滝川は答えをはぐらかし、湊を突き放す。 |
第五話 | 押し手、引い手
| 吉野弘幸 | 山村卓也 | 河浪栄作 | 髙橋真梨子 | 2月2日 |
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黙々とゴム引きを続ける湊。従兄弟で幼馴染みの海人と七生の仲が険悪になる。ついに七生は練習をさぼるが海人の中学時代の弓道部員と出会い、海人の長所を聞く。静弥は海人に弓道場の鍵を渡し本音をぶつけあえと勧める。海人と七生二人だけの試合が暗くなるまで続き、本音をぶつけあった二人は弓が切れたのをきっかけに和解する。 |
第六話 | 姫反り成る
| 吉野弘幸 | 山村卓也 | 北之原孝將 | 岡村公平 | 2月9日 |
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滝川は5人全員の「息合い」を合わせることを考えさせる。女子部員3人は市民弓道大会に出場。男子部員も観覧に行く。女子部員は3人立ちで3位入賞。湊は師匠の西園寺と再会。西園寺は今日の女子と県大会の男子は息合いができていたと褒める。神社での打ち上げのあと、滝川は湊に的前に立つことを許す。 |
第七話 | 的射る心
| 横手美智子 | 山村卓也 | 太田稔 | | 2月16日 |
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息合いをあわせるため試行錯誤する湊たち。的中数が少なく引け目を感じる凌平は愁の家に矢を返しに行き、愁の弓引きを見て決意を新たにする。 |
第八話 | 矢筋道
| 横手美智子 | 山村卓也 | 石原立也 | 徳山珠美 | 2月23日 |
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風舞は桐先高校で合同練習に参加。千一万次は愁と凌平が親しいのに驚く。辻峰の二階堂は部員の希望を受けて弓道部合宿を決める。風舞と桐先は模擬試合を行う。試合後、万次のレギュラー復帰が決定。桐先寮で両校の懇親会が行われる。 |
第九話 | 裏反る意志
| 吉野弘幸 | 石原立也 | 以西芽衣 | 髙橋真梨子 | 3月2日 |
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風舞は弓道場つきの旅館で合宿するが辻峰と鉢合わせして同じ弓道場で練習する。風舞は女子の声かけで決勝の息合いをトレースする練習をする。二階堂は叔父の茂幸(声 - 遠藤大智)が西園寺に弟子入りを断られ病気に倒れ、湊と愁が弟子入り許可されていたのを恨んでいた。滝川は二階堂に共射会を持ちかける。 |
第十話 | 勝手な夜明け
| 吉野弘幸 | 河浪栄作 | 岡村公平 | 3月9日 |
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風舞は辻峰の不破に立合いの秘密を聞き、立合い順を変えるなど工夫を重ねる。湊は二階堂の様子がおかしいのに気付き愁に連絡。湊は二階堂と宿のエレベーターに閉じ込められる。そこへ二階堂の叔父が入院したと電話が入り、湊は二階堂の私怨の理由を知る。二階堂は滝川の車で病院に駆けつけ、自身の感情も解ける。翌日、風舞と辻峰は合宿を終える。 |
第十一話 | 息合う場所
| 横手美智子 | 太田稔 | 徳山珠美 | 3月16日 |
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全国大会が始まる。風舞、桐先、辻峰は同じ宿舎になる。風舞と辻峰の試合直前、湊は爪が割れてしまう。動揺した静弥たちは的をはずしてしまうが、湊は落ち着いて弓を弾き、風舞はリズムを取り戻す。試合に勝利した部員たちに、滝川は自分たちらしい息合いをつかめたと褒める。 |
第十二話 | 繋がりの一射
| 横手美智子 | 山村卓也 | 門脇未来 | 3月23日 |
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桐先と風舞が対戦する。湊の胸に西園寺の元で弓をはじめた思い出が去来する。結果は同点で延長戦になる。風舞は敗北し、桐先が優勝。だが湊は勝ち負けを越えた充実した気持ちでいた。 |
第十三話 | 気、祓う鳴弦
| 松田はる菜 | 北之原孝將 | 河浪栄作 | 丸木宣明 | 3月30日 |
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風舞男子5人はまたも「下僕」となり夜多神社の「あまつ星祭り」の手伝いに駆り出される。手伝いを終えた湊たちは祭りに来た桐先部員たちと夜店を楽しみ語らう。夜、滝川と湊たちは納射の儀を務める。矢声とともに弓を引きながらこれまでを振り返る部員たち。無事役目を終えた部員たちは滝川に礼を言って帰宅する。 |