株式会社テレビ東京メディアネット(テレビとうきょうメディアネット、英: TV TOKYO MEDIANET, INC.)は、テレビ東京の関連会社。自社制作番組の外部販売(番組販売)を行っている企業である。
歴史
テレビ東京は東京12チャンネルと称した時代には純粋な系列局が無く、その後「メガTONネットワーク」(現在のTXN)として放送ネットワークを形成してからもネット局の少なさ故に収入が限られており、それを補うために地方局に自社番組を販売する必要があった。そのための会社として1978年(昭和53年)に「東京12番組販売」(とうきょうじゅうにばんぐみはんばい、登記上は東京十二番組販売と表記)を設立した[3]。その後1982年(昭和57年)に「テレビ東京番組販売[4]」、1996年(平成8年)に現在の「テレビ東京メディアネット」へ商号変更[5]した。1999年(平成11年)10月にアニメーションへの出資や製作を行っていた「テレビ東京ソフトウェア」(SOFTX)を吸収合併[6]。1997年(平成9年)12月にディレクTVで「アニメシアターX(AT-X)」を開局した。2000年(平成12年)6月26日にテレビ東京と共同出資で株式会社エー・ティー・エックスを設立し[7]、同年9月にAT-X事業を同社に譲渡した。
また、テレビ番組用の放送素材の一部分の販売も行っており、番組提供主がテレビ東京扱いとして表記される[注釈 1]。
近年は、劇場用映画への出資や外国作品の購入なども行っている。
この他、DVDレーベル・MEDIANET PICTURES(MEP、メディアネットピクチャーズ)[注釈 2]があり、テレビ東京やBSテレビ東京の自社製作番組において、提供クレジットを出すスポンサーが1社も無い場合に便宜上の穴埋めとしても用いられることが多い[注釈 3]。
『異世界はスマートフォンとともに。 (第1期)』や『信長の忍び』など、テレビ東京(AT-X独占放送含む)では放送しないアニメへの参加もわずかながら存在する他[注釈 4]、劇場用アニメではキッズステーションと共同で製作参加している作品がある。TOKYO MXでは『あっくんとカノジョ』のヒッチハイクとして、同社販売のBlu-rayソフトのCMが放映されている。
2023年11月13日にコーポレートロゴが改定され、日本語でのブランドマーク表記が「テレ東メディアネット」に変更された[8]。
製作作品
☆は同社からパッケージリリースされた作品
テレビアニメ
- テレビ東京ソフトウェア
-
- 1999年
-
- 2000年
-
- 2001年
-
- 2002年
-
- 2003年
-
- 2004年
-
- 2005年
-
- 2006年
-
- 2007年
-
- 2008年
-
- 2009年
-
- 2010年
-
- 2011年
-
- 2012年
-
- 2013年
-
- 2014年
-
- 2015年
-
- 2016年
-
- 2017年
-
- 2018年
-
- 2019年
-
- 2020年
-
- 2021年
-
劇場アニメ
OVA
脚注
注釈
- ^ 特異な例として、テレビ大分の『キティズパーティー2』は『キティズパラダイス』の番組素材を多く利用しているため、九州地方のフジテレビ系列局を中心としたネット局ではあるが、九州地方で唯一テレビ東京系列局が存在する福岡県のTVQ九州放送が『キティズパラダイス』の差し替え番組として放送されていた。
- ^ 独立局では「制作(または製作) メディアネットピクチャーズ」となっている。
- ^ CMは2018年7月現在、『蒼の彼方のフォーリズム』・『鬼平』・『京都寺町三条のホームズ』の枠で、同社が販売するソフトの宣伝のみ放送されている。BSテレ東の製作に関与していない番組の場合、クレジットを出すスポンサーが1社も無い場合は放送局区別の為の局ロゴが表示されるため「MEDIANET PICTURES」は表示しない。
- ^ 『異世界はスマートフォンとともに。』の第2期はAT-Xに加えてテレビ東京・テレビ愛知・BSテレビ東京でも放送された。
出典
関連項目
外部リンク