横手 美智子(よこて みちこ)は、日本の脚本家。熊本県出身。
来歴
伊藤和典の一番弟子にあたる。就職活動を控えていた時期[1]の1990年に師匠から依頼され、この時点で一度も書いたことのない脚本(『機動警察パトレイバー』TVシリーズ第12話「太田、惑いの午後」)を一夏を費やして書き上げ、脚本家としてデビューした。
『ジャングルはいつもハレのちグゥ』を皮切りに水島努監督作品に関わることが多く、近年では、『ウィッチクラフトワークス』や『SHIROBAKO』などの水島監督作品で吉田玲子と共に脚本を執筆する。
人物
ネット上で公開された当人の日記[2]にて、「横手美智子」とはユニットの名前で、マネジメント担当と、プロット担当、ダイアログ担当の3人から成っており、「横手美智子」はマネジメント担当の本名をそのまま使ったものであるという内容が書かれているが、冗談ともとれる書き方のため、真偽のほどは不明である。横手と数多くの作品で組んでいるアニメ監督の高松信司はこのことを「都市伝説」としている[3]。
作風
特撮作品の『燃えろ!!ロボコン』、『魔法戦隊マジレンジャー』および『獣拳戦隊ゲキレンジャー』では、主に家族、兄弟の絆やレギュラー悪の敵組織の政権交代をテーマとした脚本を執筆していた。2010年の『天装戦隊ゴセイジャー』ではスーパー戦隊シリーズ2度目のメインライターを担当し、ここでも上記のテーマが描かれている。その一方で、敵だった登場人物が綺麗に改心することに懐疑的であり、「今まで行った悪事に対してはそれなりの責任を取ってけじめをつけなければならない」という手厳しい描写を好む。また、そうした登場人物[注 1]がたとえ救われずに死亡したとしても、自業自得であることも含めてその手厳しい描写に基づくものであり、そこに家族・兄弟の絆を加えることで視聴者が同情出来るケースを用意することがある。
参加作品
太字の作品はシリーズ構成、またはメインライター担当。
テレビアニメ
- 1989年
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- 1996年
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- 1998年
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- 1999年
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- 2000年
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- 2001年
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- 2002年
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- 2003年
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- 2004年
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- 2005年
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- 2006年
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- 2008年
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- 2009年
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- 2022年
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- 2023年
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- 2024年
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- 2025年
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劇場アニメ
OVA
テレビドラマ
Webアニメ
著作
- 機動警察パトレイバー〈2〉シンタックス・エラー
- 機動警察パトレイバー〈3〉サード・ミッション
- 機動警察パトレイバー〈4〉ブラック・ジャック 前編
- 機動警察パトレイバー〈5〉ブラック・ジャック 後編
- やさしい夜の瞳(風佳奇譚)
- 荒ぶる神の宮-アルドナの翼
- 黄砂の冠を戴くもの-アルドナの翼
- バイトDEバトル-後藤純子の非凡な日常
- 逮捕しちゃうぞ-プライベート・ファイルM&N
- カウボーイビバップ-Wild Man Blues
- ヒカルの碁-Boy Meets Ghost
- ヒカルの碁-KAIO vs.HAZE
- くじびきアンバランス
- くじびきアンバランス(2)
- くじびきアンバランス(3)
- .hack//ZERO-ファントム・ペイン
ドラマCD
ゲーム
脚注
注釈
- ^ 例えば、「聖闘士星矢Ω」の第40話「ソニアの覚悟!因縁の連鎖を断て!」におけるソニア。
出典
関連項目
外部リンク