スコット・ウェイン・バーンズ・ジュニア(Scott Wayne Barnes Jr., 2001年8月1日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ウェストパームビーチ出身のプロバスケットボール選手。NBAのトロント・ラプターズに所属している。ポジションはパワーフォワードまたはスモールフォワード。
経歴
ハイスクール
高校2年目のシーズンは中心選手として活躍し、チームも36勝2敗の好成績を残す。そしてこのシーズン終了後に強豪モントバード・アカデミー(英語版)に転校[3]。自身と同時に転校してきたデイロン・シャープ、一年先に転校していたケイド・カニングハムと強力なビッグ3を形成し、シーズン25勝0敗の好成績を残した。自身は平均11.6得点、6.5リバウンド、4.6アシストの成績を記録した[4]。活躍が評価されマクドナルド・オール・アメリカン、ジョーダン・ブランド・クラシック、ナイキ・フープサミットに選出されたが、新型コロナウイルスの影響で全て中止となった[5]。
リクルート
バーンズはこの年の高校生の中でトップクラスの評価を受け、ESPN、ライバルズ(英語版)、247スポーツ(英語版)の主要3サイトからいずれも5つ星で評価された[6]。ケンタッキー大学、マイアミ大学、オレゴン大学など多くの大学からオファーを受けた中、フロリダ州立大学への進学を決断した[7]。
カレッジ
高校時代は主にパワーフォワードとしてプレーしていたが、大学進学後はポイントガードにコンバートされた。2020年12月12日のフロリダ大学戦で17得点を記録し、チームの勝利に貢献した[8]。1年間プレーしてACCの新人王とシックスマン賞を受賞し、シーズン終了後に2021年のNBAドラフトへアーリーエントリーした。
トロント・ラプターズ
迎えたドラフトでは全体4位でトロント・ラプターズから指名を受け、8月9日にラプターズとルーキー契約を結んだ[9]。
1年目の2021-22シーズンは開幕から先発で起用された。2022年3月18日のロサンゼルス・レイカーズ戦でいずれもキャリアハイとなる31得点、17リバウンドを記録した[10]。シーズンでは74試合に出場して平均15.3得点、7.5リバウンド、3.5アシストの成績を記録し、デイモン・スタウダマイアー、ヴィンス・カーターに次ぐ球団史上3人目となる新人王を受賞した[11]。
プレースタイル
全ポジションに対応可能な優れたディフェンス力を誇る[12]。メインポジションはフォワードだが、大学時代はガードとしてプレーしていたこともあり、ボールハンドリングにも長けている[12]。
同じようなプレースタイルのドレイモンド・グリーンと比較されている[13]。
個人成績
NBA
レギュラーシーズン
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2021–22
|
TOR
|
74 |
74 |
35.4 |
.492 |
.301 |
.735 |
7.5 |
3.5 |
1.1 |
.7 |
15.3
|
2022–23
|
77 |
76 |
34.8 |
.456 |
.281 |
.772 |
6.6 |
4.8 |
1.1 |
.8 |
15.3
|
2023–24
|
60 |
60 |
34.9 |
.475 |
.341 |
.781 |
8.2 |
6.1 |
1.3 |
1.5 |
19.9
|
通算
|
211 |
210 |
35.0 |
.474 |
.311 |
.764 |
7.4 |
4.7 |
1.1 |
1.0 |
16.6
|
オールスター
|
1 |
0 |
17.7 |
.700 |
.400 |
--- |
8.0 |
3.0 |
1.0 |
.0 |
16.0
|
プレーオフ
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2022
|
TOR
|
4 |
3 |
33.3 |
.429 |
.167 |
.813 |
9.0 |
4.3 |
1.0 |
.3 |
12.8
|
通算
|
4 |
3 |
33.3 |
.429 |
.167 |
.813 |
9.0 |
4.3 |
1.0 |
.3 |
12.8
|
カレッジ
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2020–21
|
FSU
|
24 |
7 |
24.8 |
.503 |
.275 |
.621 |
4.0 |
4.1 |
1.5 |
.5 |
10.3
|
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、スコッティ・バーンズに関するカテゴリがあります。
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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