デイビオン・デモンテ・アール・ミッチェル(Davion De'Monte Earl Mitchell, 1998年9月5日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州ハインズビル出身のプロバスケットボール選手。NBAのトロント・ラプターズに所属している。ポジションはポイントガード。
経歴
カレッジ
高校最終年に平均23.8得点、5.3リバウンド、5.2アシストの成績を記録。シンシナティ大学、コネチカット大学、フロリダ大学、ジョージア大学、クレムゾン大学からオファーを受けた中で、オーバーン大学へ進学した[2]。
大学1年目の2017-18シーズンは34試合に出場したが、平均3.7得点、1.1リバウンド、1.9アシストと苦戦し、オフにベイラー大学へ転校。2年目の2018-19シーズンはNCAAのレッドシャツ制度(英語版)の対象となったため公式戦出場は無かったが、同じポジションのカイル・ラウリーやジェイレン・ブランソンがプレーする動画を見て研究を重ねた[3]。3年目の2019-20シーズンに公式戦に復帰し、先発に定着した。4年目の2020-21シーズンに大きく成績を伸ばし、主力として活躍。特にディフェンスが大きく成長し、ディフェンスに関する多くのタイトルを受賞した[4]。そしてチームは2021年のNCAA男子バスケットボールトーナメントに出場し、決勝まで勝ち上がる。決勝ではレギュラーシーズンを無敗で終え、優勝候補の筆頭とされていたゴンザガ大学との対戦となった。ミッチェルは15得点を記録しオフェンスを牽引。さらに強固なディフェンスで相手を抑え込み、86-70で勝利。ベイラー大学は初優勝となった[5]。
サクラメント・キングス
2021年のNBAドラフトでキングスから全体9位指名を受けた。同年のサマーリーグで平均10.8得点5.8アシストの成績を残してキングスの優勝に貢献し、キャメロン・トーマスとともにMVPを獲得した[6]。
トロント・ラプターズ
2024年6月28日にジェイレン・マクダニエルズ、アレクサンダー・ヴェゼンコフとのトレードで、ジャマル・シェッド(英語版)の交渉権、2025年のドラフト2巡目指名権と共にトロント・ラプターズへ移籍した[7]。
個人成績
NBA
レギュラーシーズン
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2021–22
|
SAC
|
75 |
19 |
27.7 |
.418 |
.316 |
.659 |
2.2 |
4.2 |
.7 |
.3 |
11.5
|
2022–23
|
79 |
8 |
18.0 |
.464 |
.325 |
.806 |
1.3 |
2.3 |
.5 |
.2 |
5.6
|
2023–24
|
72 |
4 |
15.3 |
.452 |
.361 |
.714 |
1.3 |
1.9 |
.2 |
.0 |
5.3
|
通算
|
227 |
32 |
20.4 |
.434 |
.327 |
.703 |
1.6 |
2.8 |
.5 |
.2 |
7.4
|
プレーオフ
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2023
|
SAC
|
7 |
0 |
20.0 |
.413 |
.259 |
.833 |
1.3 |
1.7 |
.9 |
.1 |
7.1
|
通算
|
7 |
0 |
20.0 |
.413 |
.259 |
.833 |
1.3 |
1.7 |
.9 |
.1 |
7.1
|
カレッジ
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2017-18
|
オーバーン
|
34 |
0 |
17.1 |
.429 |
.288 |
.677 |
1.1 |
1.9 |
.5 |
.0 |
3.7
|
2018-19
|
ベイラー
|
レッドシャツ
|
2019-20
|
30 |
30 |
32.4 |
.409 |
.324 |
.663 |
2.7 |
3.8 |
1.5 |
.4 |
9.9
|
2020-21
|
30 |
30 |
33.0 |
.511 |
.447 |
.652 |
2.7 |
5.5 |
1.9 |
.4 |
14.1
|
通算
|
94 |
60 |
27.1 |
.459 |
.376 |
.661 |
2.1 |
3.6 |
1.3 |
.2 |
9.0
|
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、デイビオン・ミッチェルに関するカテゴリがあります。