『ジーズ・デイズ』(These Days)は、アメリカのロックバンド、ボン・ジョヴィ6枚目のスタジオ・アルバム。1995年6月12日にマーキュリー・ミュージックエンタテインメントから発売された。
解説
前作『キープ・ザ・フェイス』からおよそ2年8ヶ月ぶりとなるオリジナル・アルバム。ベースのアレック・ジョン・サッチ(Alec John Such)脱退後4人となり最初に発売されたアルバムである。後任のベーシストは迎えず、サポートメンバーとして旧友ヒュー・マクドナルド(Hugh McDonald)を起用している。
前年(1995年)に発売されたベスト・アルバム『クロス・ロード』が世界的にヒットを続けている中、ジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)は発売時期について悩んでおり、最終的にレコード会社(ポリグラム)社長がジョンの自宅を訪れてミーティングし、6月発売が決定した[5]。アルバム制作時からジョンは本作を「“We”的なアルバム」と表現していたが、発売後しばらく経ってから歌詞やサウンドがダークな世界観を有している曲が多く収録されている事に気づいたという[6]。「ダイアモンド・リング」(Diamond Ring)はアルバム『ニュージャージー』・『キープ・ザ・フェイス』制作時にもレコーディングされたが収録されず、今回初音源化された曲となった。
オリコンアルバムチャートは『クロス・ロード』に引き続き1位を獲得した。日本での累計売上は130万枚[7]。
1996年5月10日の来日公演直前には『ジーズ・デイズ・コンプリート・エディション』(These Days Complete Edition)が2枚組で発売され、DISC 2は『KARAOKE DAYS』と題して既発表曲のカラオケが収録されていた[8]。
1998年11月18日には『ジーズ・デイズ・スペシャル・リミテッド・エディション 2CDセット』(These Days Special Limited Edition 2CD Set)が発売された[9]。
2010年6月23日には『ジーズ・デイズ+ライヴ・トラックス』(These Days+Live Tracks)が発売された[10]。
収録曲
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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1. | 「ヘイ・ゴッド」(Hey God) | ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ | |
2. | 「サムシング・フォー・ザ・ペイン」(Something For The Pain) | ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ、デズモンド・チャイルド | |
3. | 「ディス・エイント・ア・ラヴ・ソング」(This Ain't A Love Song) | ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ、デズモンド・チャイルド | |
4. | 「ジーズ・デイズ」(These Days) | ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ | |
5. | 「ライ・トゥ・ミー」(Lie To Me) | ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ | |
6. | 「ダムド」(Damned) | ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ | |
7. | 「マイ・ギター・ライズ・ブリーディング・イン・マイ・アームス」(My Guitar Lies Bleeding In My Arms) | ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ | |
8. | 「(イッツ・ハード)レッティング・ユー・ゴー」((It's Hard) Letting You Go) | ジョン・ボン・ジョヴィ | |
9. | 「ハーツ・ブレイキング・イーヴン」(Hearts Breaking Even) | ジョン・ボン・ジョヴィ、デズモンド・チャイルド | |
10. | 「サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン」(Something To Believe In) | ジョン・ボン・ジョヴィ | |
11. | 「イフ・ザッツ・ホワット・イット・テイクス」(If That's What It Takes) | ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ | |
12. | 「ダイアモンド・リング」(Diamond Ring) | ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ、デズモンド・チャイルド | |
日本盤ボーナス・トラック# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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13. | 「オール・アイ・ウォント・イズ・エヴリシング」(All I Want Is Everything) | ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ | |
14. | 「ビター・ワイン」(Bitter Wine) | ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ | |
『ジーズ・デイズ・コンプリート・エディション』(These Days Complete Edition)
DISC 2 KARAOKE DAYS# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 |
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1. | 「キープ・ザ・フェイス(カラオケ)」(Keep The Faith (Karaoke)) | | |
2. | 「ベッド・オブ・ローゼズ(カラオケ)」(Bed Of Roses (Karaoke)) | | |
3. | 「サムデイ・アイル・ビー・サタデイ・ナイト(カラオケ)」(Someday I'll Be Saturday Night (Karaoke)) | | |
4. | 「イン・ジーズ・アームズ(カラオケ)」(In These Arms (Karaoke)) | | |
『ジーズ・デイズ・スペシャル・エディション 2CDセット』(These Days Special Limited Edition 2CD Set)
DISC2# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 | 備考 |
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1. | 「ディス・エイント・ア・ラヴ・ソング(ライヴ)」(This Ain't A Love Song (Live)) | | | |
2. | 「ヘイ・ゴッド(ライヴ)」(Hey God (Live)) | | | |
3. | 「ジーズ・デイズ(ライヴ)」(These Days (Live)) | | | |
4. | 「サムシング・フォー・ザ・ペイン(ライヴ)」(Something For The Pain (Live)) | | | |
5. | 「(イッツ・ハード)レッティング・ユー・ゴー(ライヴ)」((It's Hard) Letting You Go (Live)) | | | |
6. | 「ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド(ライヴ)」(Rocking In The Free World (Live)) | | | ニール・ヤングの楽曲のカバー。 |
7. | 「634-5789」 | | | エディ・フロイドとスティーヴ・クロッパーが作曲した楽曲のカバー。スタジオ音源。 |
8. | 「オール・アイ・ウォント・イズ・エヴリシング)」(All I Want Is Everything) | | | |
9. | 「ビター・ワイン」(Bitter Wine) | | | |
『ジーズ・デイズ+ライヴ・トラックス』(These Days+Live Tracks)
# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 |
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13. | 「ディス・エイント・ア・ラヴ・ソング(ライヴ)」(This Ain't A Love Song (Live)) | | |
14. | 「ダイアモンド・リング(ライヴ)」(Diamond Ring (Live)) | | |
脚注・出典
- ^ “「ジーズ・デイズ」 ボン・ジョヴィ”. ORICON STYLE. 2014年4月13日閲覧。
- ^ “BON JOVI”. The Official Charts Company(OCC). 2014年4月13日閲覧。
- ^ “These Days - Bon Jovi”. AllMusic. 2014年4月13日閲覧。
- ^ “第10回日本ゴールドディスク大賞”. 2014年4月14日閲覧。
- ^ 伊藤政則 (1995). ジーズ・デイズ (CDブックレット). マーキュリー・ミュージックエンタテインメント.
- ^ 伊藤政則 (2000). クラッシュ (CDブックレット). ユニバーサルミュージック.
- ^ “ボン・ジョヴィが初TV主題歌”. SANSPO.COM.. 2001年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月8日閲覧。
- ^ “「ジーズ・デイズ・コンプリート・エディション」 ボン・ジョヴィ”. ORICON STYLE. 2014年5月6日閲覧。
- ^ “「ジーズ・デイズ」 ボン・ジョヴィ”. ORICON STYLE. 2014年5月6日閲覧。
- ^ “「ジーズ・デイズ+ライヴ・トラックス」 ボン・ジョヴィ”. ORICON STYLE. 2014年5月6日閲覧。
外部リンク
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