『NEVER END』(ネバー・エンド)は、ASKAの3枚目のオリジナル・アルバムでもあり、本作の3曲目の楽曲でもある。1995年2月27日に発売された。発売元は東芝EMI。
2001年6月20日に再発売されている。
背景
前作『SCENE II』からおよそ4年ぶりとなるソロ・アルバム。
これまでの『SCENE』シリーズにあった提供曲のセルフカバーは本作では収録されていないが、チャゲ&飛鳥(現:CHAGE and ASKA)の楽曲のセルフカバーと、沢田研二のカバー曲が収録されている。
批評
ASKAは、2019年の時に過去の作品を振り返って「アルバムを作る度に『これは最高傑作です』」と言い続けてきたが、その中でも本作は出来が良かったと評価している[2]。
オリコンアルバムチャートで初登場1位を獲得する。
収録曲
一覧
楽曲解説
※コメントは、『NEVER END』 Official Web Site を参照
- 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
- 1995年1月1日発売のシングル。特に記載はないが、シングルよりも演奏時間が長くなっている。
- その違いとは、まずイントロがシングルの時よりも長くなっている。次に、アウトロはシングルではフェードアウトで終わるが、アルバムではカットアウトで終わり、雑踏の音によって次の曲「HELLO」と繋がった構成になっている。
- ベスト・アルバム『ASKA the BEST Selection 1988-1998』には本作のバージョンで収録されている[3]。
- HELLO
- テレビ朝日系情報番組『ニュースステーション』天気予報コーナーのテーマソング。
- アレンジは、以前から仕事をしましょうと話していた武部聡志にお願いした。
- NEVER END
- アメリカのミュージシャン、ケヴィン・ギルバートとのコラボレーションで作られた楽曲。
- ASKAがロサンゼルスに渡り、共同作業で制作された。
- you & me
- 黒田有紀とデュエットで歌われている。
- 今回のアルバムで最後に制作された楽曲である。
- I'm busy
- シングル候補にもなった楽曲。
- 当時の状況や忙しさを、ユニークに描いてみたかったという。
- ラストのサビ前に、ブックレットに記載されている散文詩「いつかは笑えてるさ」の詩が、途中まで歌われているのを聴くことができる。
- どうってことないさ
- 男の気持ちの揺れみたいなものを表現してみたいなと思って書いた楽曲だという。
- next door
- 到達されなかったふたりの恋を歌った楽曲。別れた後でも相手の生活を思いやるし、自分の気持ちが続いていることを知るもんだという事をテーマにした歌。
- オンリー ロンリー
- シングル「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」のカップリング曲。チャゲ&飛鳥の1985年の曲「オンリー・ロンリー」のセルフカバーでもある。
- はるかな国から
- 少年の自殺報道に対する疑問や、自殺そのものについて思ったことを歌った楽曲。
- 君をのせて
- 1971年に発表された沢田研二のソロ曲「君をのせて - MY BOAT FOR YOU -」のカバー。
- 月が近づけば少しはましだろう
- ASKAは具体例こそ挙げてはいないが、生きていく上で誰もが経験し、誰もが思っていることを表した楽曲になっているという。
- ファンの間で人気が高い楽曲で、2012年発売のMOOK本『ぴあ&ASKA』発行の際にweb上で募ったアンケートでは、ASKAのソロ曲で一番好きな楽曲第1位にランクインした[4]。
- 2010年に発売のセルフカバー・アルバム『12』にこの曲のリメイク音源が収録されている。
参加ミュージシャン
晴天を誉めるなら夕暮れを待て
HELLO
NEVER END
you & me
- Electric Guitar & Acoustic Guitar:角田順
- Acoustic Piano:倉田信雄
- Synthesizer Sound Designers:森達彦、山岡広司
- Keyboards:十川知司
- Chorus:宇佐元恭一
I'm busy
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どうってことないさ
- Electric Guitar:鈴川真樹
- Synthesizer Sound Designer:大竹徹夫
- Keyboards:松本晃彦
next door
- Drums:江口信夫
- Bass:John Giblin
- Electric Guitar:鈴川真樹
- Acoustic Piano, Keyboards & Synthesizer Sound Designer:井上鑑
- Trumpet:数原晋
オンリー ロンリー
- Electric Guitar:今剛
- Acoustic Piano & Keyboards:十川知司
- Synthesizer Sound Designers:森達彦、山岡広司
- Chorus:河合夕子、中林たら
はるかな国から
- Drums:山木秀夫
- Bass:高水健司
- Electric Guitar & Acoustic Guitar:角田順
- Electric Guitar:鈴川真樹
- Synthesizer Sound Designer:迫田到
- Keyboards:澤近泰輔
- Chorus:中林たら、黒田有紀
君をのせて
- Bass:高水健司
- Electric Guitar & Acoustic Guitar:松原正樹
- Synthesizer Sound Designer & Keyboards:井上鑑
月が近づけば少しはましだろう
- Drums:江口信夫
- Bass:美久月千晴
- Acoustic Guitar:角田順
- Electric Guitar & Acoustic Guitar:鎌田ジョージ
- Acoustic Piano & Organ:重実徹
- Synthesizer Sound Designer:中山信彦
- Keyboards:十川知司
- Chorus:浅井ひろみ
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映像関連
ミュージック・ビデオ
ライブ映像
既発曲のライブ映像に関しては、各収録作品のページを参照のこと。
脚注
注釈
- ^ 2003年6月度までの旧基準。最低累計正味出荷枚数40万枚以上の作品に適用。
出典
- ^ ゴールドディスク認定作品 1995年3月度認定作品を閲覧。日本レコード協会
- ^ ASKAの2019年 チャゲアス脱退を経て新たに見つけたエンターテイメントの本質 Rolling Stone 2019年12月31日配信, 2020年1月5日閲覧
- ^ ただし、最後の雑踏の音はカットされている。
- ^ “ぴあ ファンが選ぶASKAのソロ曲BEST20+100Q ダイジェスト WEB版”. ぴあ. 2014年4月3日閲覧。
外部リンク
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映像作品 |
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配信限定 |
1.ASKA オンラインライブ『すべての事には理由がある』 - 2.ASKA オンラインライブ『ASKA グラミー賞ノミネート希望 Acoustic Live』
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MV集 |
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書籍 |
著書 |
1.オンリー・ロンリー 飛鳥涼詩集 - 2.インタビュー - 3.700番 第二巻/第三巻 - 4.700番 第一巻 - 5.ASKA 書きおろし詩集
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関連書籍 |
1.けれど空は青 〜飛鳥涼論 - 2.ぴあ&ASKA
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関連項目 | |
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