ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド

「ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド」
ニール・ヤングシングル
初出アルバム『フリーダム
B面 ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド(ライヴ・アコースティック・ヴァージョン)
リリース
録音 バーン・レッドウッド・デジタル(エレクトリック・ヴァージョン)[1]
ニューヨーク州ロングアイランド(アコースティック・ヴァージョン)[1]
ジャンル ロック
レーベル リプリーズ・レコード
作詞・作曲 ニール・ヤング、フランク・サンペドロ
プロデュース ニール・ヤング、ニコ・ボラス
テンプレートを表示

ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド」(Rockin' in the Free World)は、カナダのミュージシャン、ニール・ヤング1989年10月にアルバム『フリーダム』で発表した楽曲。アルバムの冒頭にアコースティック・ヴァージョン、エンディングにエレクトリック・ヴァージョンが収録され[2]、エレクトリック・ヴァージョンをA面に収録したシングルもリリースされた。

背景

本作のタイトルは、クレイジー・ホースのギタリスト、フランク・"ポンチョ"・サンペドロがヤングとの会話で語ったフレーズが元になっている[3]。ヤングは1日でこの曲を作り上げ、1989年2月21日のシアトル公演において、リハーサルなしで初演した[3]。歌詞に関しては、本作の初演の前月にアメリカ合衆国大統領となったジョージ・H・W・ブッシュの批判に加えて、ルーホッラー・ホメイニーがアメリカを「Great Satan」と評したことや、1988年アメリカ合衆国大統領選挙において民主党からの候補となったジェシー・ジャクソンのスローガンについても言及されている[3]。なお、アルバム『フリーダム』のクレジットではヤング単独の作詞・作曲となっているが[1]、後にサンペドロが共作者としてのクレジットを主張し、最終的にはヤングとサンペドロの共作という扱いとなった[3]

『フリーダム』に収録されたアコースティック・ヴァージョンは、ニューヨーク州ロングアイランドにおけるヤングのソロ・パフォーマンスの録音で、エレクトリック・ヴァージョンはバーン・レッドウッド・デジタルにおいてフランク・サンペドロ(ギター、ボーカル)、ベン・キース(キーボード)、リック・ローザス(ベース)、チャド・クロムウェル(ドラムス)を従えて録音された[1]。また、1991年録音・発表のライヴ・アルバム『Weld』には、クレイジー・ホースとの共演によるヴァージョンが収録された[4]

反響・評価

アメリカでは、総合シングル・チャートのBillboard Hot 100には入らなかったが、『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートでは2位に達した[5]

アンディ・グリーンは2015年7月14日付の『ローリング・ストーン』誌において「ヤングはこの曲を境に、『グランジのゴッドファーザー』としての時代へ突入した」と位置付けている[3]。2004年に選出された「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」では214位にランク・インし[6]、後の改訂では216位となった[7]

大衆文化における影響

カヴァー

脚注・出典

  1. ^ a b c d 『フリーダム』CD英文ブックレット内クレジット
  2. ^ Deriso, Nick. “The Story of Neil Young's Remarkable Late-'80s Comeback on 'Freedom'”. Ultimate Classic Rock. Loudwire Network. 2018年4月15日閲覧。
  3. ^ a b c d e Greene, Andy (2015年7月14日). “Flashback: Neil Young Unveils 'Rockin' in the Free World' at 1989 Seattle Gig”. Rolling Stone. 2018年4月15日閲覧。
  4. ^ Weld - Neil Young & Crazy Horse | AllMusic
  5. ^ Neil Young - Awards”. AllMusic. 2016年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月15日閲覧。
  6. ^ The RS 500 Greatest Songs of All Time”. Rolling Stone (2004年12月9日). 2009年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月15日閲覧。
  7. ^ Neil Young, 'Rockin' in the Free World' - 500 Greatest Songs of All Time”. Rolling Stone. 2018年4月15日閲覧。
  8. ^ a b Michael Moore is a bully, says Who guitarist”. The Guardian. Guardian News and Media (2004年7月14日). 2018年4月15日閲覧。
  9. ^ Fahrenheit 9/11 - Original Soundtrack | AllMusic
  10. ^ Anderson, Joe (2010年8月18日). “Guitar Hero: Warriors of Rock tracklist unleashed”. VG247. 2018年4月15日閲覧。
  11. ^ a b ニール・ヤング、大統領選共和党候補の"Rockin' in the Free World"使用について声明”. ロッキング・オン (2015年6月19日). 2018年4月15日閲覧。
  12. ^ 小倉エージ (2018年1月26日). “ニール・ヤングの新作は反トランプ”. AERA dot.. 朝日新聞社. 2018年4月15日閲覧。
  13. ^ Ruhlmann, William. “Raw - The Alarm”. AllMusic. 2018年4月15日閲覧。
  14. ^ Griffith, JT. “Beautiful People - Big Country”. AllMusic. 2018年4月15日閲覧。
  15. ^ Pearl Jam and Neil Young - "Rockin' in the Free World" (1993) - Readers' Poll: The 10 Best MTV VMAs Performances”. Rolling Stone. 2018年4月15日閲覧。
  16. ^ Live: 8-12-00 - Tampa, Florida Live: 8-12-00 - Tampa, Florida - Pearl Jam | AllMusic
  17. ^ The Almighty - Out Of Season (CD) at Discogs
  18. ^ Bon Jovi - These Days (CD) at Discogs
  19. ^ Thompson, Dave. “Back to the Drive - Suzi Quatro”. AllMusic. 2018年4月15日閲覧。
  20. ^ Begrand, Adrien (2006年10月2日). “Jeff Walker und die Fluffers: Welcome to Carcass Cuntry”. PopMatters. 2018年4月15日閲覧。
  21. ^ O'Brien, Jon. “Graffiti Soul (Deluxe Edition) - Simple Minds”. AllMusic. 2018年4月15日閲覧。
  22. ^ Leggett, Steve. “Can't Get Enough - The Rides”. AllMusic. 2018年4月15日閲覧。
  23. ^ Wright, Jeb. “CRR Review - Krokus - Big Rocks”. Classic Rock Revisited. 2018年4月15日閲覧。

Strategi Solo vs Squad di Free Fire: Cara Menang Mudah!