株式会社エアージャパン (英 : Air Japan, Co.,Ltd. )は、千葉県 成田市 (成田国際空港 内)に本社 を置くANAグループ の航空会社 。ANAから受託した一部の国際線路線(ANA便名)および、「AirJapan 」ブランドで自社での中距離国際線の運航を行っている[ 4] [ 5] [ 6] 。
元は1990年 に国際チャーター路線の運航を目的としたワールドエアネットワーク株式会社(WAC : World Air Network、コールサイン :WING ACE(ウイングエース))として設立された。会社立ち上げにANAホールディングス 現会長である片野坂真哉 が関与していた[ 7] 。
沿革
ワールドエアネットワークの767-300ER
ANA訓練センター。かつてのエアージャパン本部
AirJapan
AirJapan は、2024年2月より運航を開始した中距離国際線の運航ブランドである。
運航受託
全日本空輸 (ANA) から東南アジア路線を中心に国際線旅客便を受託運航している[ 18] 。航空機の運航、機材、サービス等は、全日本空輸 (ANA) と同じ基準である[ 19] 。
機材
すべて、全日本空輸 が保有する機材である[ 18] 。
塗装
ANAグループであるため、機体はANAのトリトンブルーをベースに胴体尾部に「Air Japan」と表記されていた。 [要出典 ]
就航当初もトリトンブルーであったが、1991年 3月2日 の初便(大分 - シンガポール )のみ、垂直尾翼には全日空と同じ書体で「WAC」、ボディには垂直尾翼と同じ書体で「World Air network」と書かれたフルカラー塗装がボーイング767-300(機体記号JA8286)に施されていた[ 20] が、ステッカーによるマーキングであり、フライト中に垂直尾翼右側のそれが剥がれてしまったため[ 21] 、その後は全日空の国際線標準塗装に戻され、機首にWACのロゴを入れる形となった。 [要出典 ]
サービス
旅客サービス(機内食 ・エンターテイメント等)は、ANAのサービスに準ずる。2010年秋以降に導入された(JA619A~JA627A)「Inspiration of Japan」仕様(202席)のサービスで各路線に展開されている。
制服はANAグループ共通であり、基本的には便名がANAとエアージャパンのコードシェア便がついているだけである。かつて2005年3月31日まではエアージャパン独自の制服があったが、2005年にANAグループ共通のユニフォームを導入し統一されたため、他グループと同様にANA本体との区別がなくなった。
2010年秋以降は、運航乗務員 などは外国人を採用しているが、客室乗務員 は基本的に日本人を採用している(台北線は中国語通訳として台湾人のスタッフを採用している)上、制服も同じであるため、ANAの客室乗務員との見分けはつかない。かつてのワールドエアーネットワーク時代は、マレーシア 人客室乗務員を安価な給与体系で採用しコスト削減を図ったが、クアラルンプール線の運休でこれは不可能となった。
過去の運航路線
2019年現在、成田からアジア・リゾート路線を中心とした、香港・シンガポール・ホーチミン・バンコク・ヤンゴンなど約12路線の国際線旅客便、沖縄ハブを中心にアジア各都市を結ぶ約27路線の貨物便を運航していた。新型コロナウイルス感染症 の影響により、多くの路線が運休、全日本空輸への移管が行われた。
旅客便
貨物便
自主運航便
東京/成田 - ソウル/仁川 (ANAとエアージャパンの共同運航便)
ANA本体による受託運航便
※COVID-19 に伴う検疫強化により沖縄貨物ハブは当面の間、全便運休
不祥事
脚注
関連項目
外部リンク
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日本の航空会社
国土交通省 より認可を受け、国内・国際定期運送事業を行っている航空運送事業者 本邦国際航空運送事業者 特定本邦航空運送事業者 (上記除く) 国内定期航空運送事業者 (上記除く) 過去の定期航空運送事業者 (2004年以降)
本邦国際航空運送事業者:国際定期航空輸送を行う航空運送事業者(8社)
特定本邦航空運送事業者:客席数が100又は最大離陸重量が5万kgを超える航空機を使用して行う航空運送事業者(計14社)
国内定期航空運送事業者:国内定期航空運送を行う航空運送事業者(計24社)
持株会社 航空運送 空港地上支援 航空機整備 車両整備 貨物・物流 商社 IT 人材・ビジネスサポート 不動産・ビルメンテナンス その他 過去のグループ企業 (航空運送) 過去のグループ企業 前身企業 関係企業 アライアンス、サービス他 関連項目 カテゴリ
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