bmi(ビーエムアイ・British Midland International[1])は、1938年に設立されたイギリスの航空会社である。旧称は正式な社名のブリティッシュ・ミッドランド航空 (British Midland Airways Limited[2][3]) であり日本ではこの名称が用いられる事が多かった。
概要
ノッティンガムにあるイーストミドランド空港が本拠地。
ロンドン・ヒースロー空港においては、すべての離着陸権利の14%を所有しているほか、ヒースローおよびマンチェスターからは、ヨーロッパのほか北米及びアフリカ、アジアへ就航している。かつては航空連合のスターアライアンスの一員でもあり、資本関係としてはルフトハンザドイツ航空の傘下にあった。2009年11月1日まではスカンジナビア航空も大株主の一つであった。
2011年11月5日にルフトハンザからブリティッシュ・エアウェイズを傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)への売却が発表された[4]。売却は2012年3月30日に欧州委員会より承認され、同年4月12日にはブリティッシュ・エアウェイズによる統合計画が明らかになった。[5]これに伴い、同年4月20日にスターアライアンスから脱退し[6]、2012年5月23日からワンワールドと提携を開始[7]。ロンドン・ヒースロー空港発着の一部路線で、bmiが運航する便に、ブリティッシュ・エアウェイズの「BA」コードが付き、今後、それが段階的に拡大される[8]。航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスITグループが運営するアマデウスを利用している[9]。
主な子会社としてイギリス内の短距離国内線を担当するbmiリージョナルと格安航空会社である bmi baby がある。前者は本社同様マイレージサービスや上級会員ラウンジなどスターアライアンスのサービス対象となっていたが、後者は対象外となっていた。
なお、bmiリージョナルは2012年6月1日にセクター・アビエーション・ホールディングス(Sector Aviation Holdings)に売却され、同年10月27日まではbmi便の運航を続けるが、それ以降は独自に事業を展開していた。しかし、2019年2月16日付で運航を停止している[10]。
マイレージプログラム: Diamond Club
ダイアモンド・クラブ。
ブルー、ブループラス、シルバー、ゴールドのステータスがあり、取得マイルに応じて様々な特典が受けられる。
入会資格は、ヨーロッパ在住者のみとなっている。そのほか、ANAマイレージクラブなどスターアライアンス各社のマイレージプログラムを利用することも可能であったが、当社のスターアライアンスからの脱退に伴い、ルフトハンザグループのマイレージプログラムは2012年4月19日限りで使えなくなり、他のスターアライアンスメンバーのマイレージプログラムも同年5月31日限りで提携が終了した。
なお、当社のブリティッシュ・エアウェイズへの統合に伴い、当プログラムはイギリス地区での提携クレジットカードでのポイントサービスなど一部を除き、2012年内に廃止される予定である。[11][12]
- 2005年中旬より、bmi baby tiny fareでの搭乗は、マイレージの加算対象外になった。
- 2006年1月より、bmi baby tiny fareでの搭乗のシルバーメンバーは、ビジネスラウンジの利用が不可能になった。
- ブループラスはスターアライアンスでは上級会員の扱いとならないが、国内線・短距離国際線で有償となっている機内食が無料になるなどの特典がある。
機材
この航空会社の機材は以下の航空機で構成される (2007年11月現在)
就航都市
事故
関連項目
脚注
外部リンク