インディアンウェルズ(Indian Wells)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のリバーサイド郡にある都市。人口は4,860人(2022年推計)。コーアチェラ・バレー(パーム・スプリング地域)に位置する。
この都市は、BNPパリバ・オープンという名称で知られるインディアンウェルズマスターズを主催している。
BNPパリバ・オープンは男子プロテニス協会によって開催される、9つの高水準なトーナメントの内の1つATPワールドツアー・マスターズ1000と、女子テニス協会によって開催される、4つのWTAプレミアトーナメント (プレミア・マンダトリー) の内の1つ。
インディアンウェルズマスターズはインディアンウェルズテニスガーデン(w:Indian Wells Tennis Garden) の16,100席あるスタジアムで開催される。
人口統計
2010年
2010年の米国国勢調査[3]では、インディアンウェルズの人口は4,958人と報告されている。
人口密度 は1mi2につき339.8人(131.2/km2)。
インディアンウェルズの人種構成は、白人4,721人(95.2%)、アフリカ系アメリカ人29人(0.6%)、アメリカインディアン20人(0.4%)、アジア人83人(1.7%)、太平洋島民2人(0.0%)、他の人種52人(1.0%)と混血またはそれ以上の人種51人(1.0%)。ヒスパニックまたはラテンアメリカ系の人種は209人(4.2%)で構成されている。
4,952人(人口の99.9%)が家庭に住み、6人(0.1%)が非公共団体宿舎に住み、施設に収容された人数は0人(0%)という結果になっている。
2,745 の家庭の内、18歳以下の子供と一緒に住んでいない家庭は193(7.0%)、結婚して一緒に住んでいる家庭が1、519(55.3%)、夫がいない妻だけの家庭が85 (3.1%) 、妻がいない夫だけの家庭が46 (1.7%) 、結婚していない異性同士は85(3.1%)、結婚した同性同士、またはカップルは36(1.3%)、単身世帯944(34.4%)、65歳以上の年齢での単身世帯数は690(25.1%)となっている。
都市の家庭平均人数は1.80人。
家族は1650(60.1%は家庭)あり、家族平均人数は2.22人、18歳未満は310人(6.3%)、18〜24歳は76人(1.5%)、25〜44歳は283人(5.7%)、45〜64歳は558人(31.4%)で65歳以上の年齢は2,731人(55.1%)となり、66.7歳が年齢の中央値になっている。
男女比を見ると女性100人対して男性84.6人、18歳以上の男女比は女性100人に対して男性84.2人。
1mi2あたり352.1(135.9/km2)の平均密度に住宅が5,137軒、そのうち持ち家は2,285軒 (83.2%)、賃貸は460軒(16.8%)となっている。
自己所有住宅の空家率は5.1%、賃貸空室率は15.4%。
持家住宅で暮らす人数は4,251人(人口の85.7%)、賃貸住宅で暮らす人数は701人(14.1%)と報告されている。
2000年
2000年の国勢調査[4] では人口が3,816人。都市には1,982の家庭があり。323世帯の家族が住んでいる。
人口密度は、1mi2あたり288.5人(111.4/km2)。
1mi2あたり290.5(112.2/km2)の平均密度に住宅が3.843軒ある。
都市の人種構成は白人が96.3%、アジア人1.5%、黒人またはアフリカ系アメリカ人0.4%、アメリカンインディアン0.2%、太平洋島民0.1%、他の人種0.5%、混血またはそれ以上の人種1.0%。
住民の3.0%は、ヒスパニック系またはラテンアメリカ系で構成されている。
1,982の家庭の内、18歳以下の子供と一緒に住んでいない家庭は8.4%、結婚して一緒に住んでいる家庭が63.1%、夫がいない妻だけの家庭が3.0% 、33.2%は家族が無く、単身世帯28.4%、65歳以上の年齢での単身世帯数は17.6%となっている。
家庭平均は1.9人、家族平均は2.3人。
年齢の幅で見ると、18歳未満の人は全人口の7.6%、18〜24歳1.5%、25〜44歳9.4%、45〜64歳35.3%、65歳以上だと46.2%。63歳が年齢の中央値になっている。
男女比は女性100人対して男性89.5人、18歳以上を見ると女性100人に対して男性89.3人。
家庭の平均収入は93,986$、家族の平均収入は119,110$、男性の平均収入が88,709$に対して、女性の平均収入は49,539$、都市の1人あたりの所得(w:per capita income)は76,187$、家族の約1.2%と人口の3.4%(65歳以上と18歳未満の年齢を含む2.6%)は、貧困線を下回る結果と報告されている。
地理と気候
インディアンウェルズは北緯33度42分57秒 西経116度20分28秒 / 北緯33.71583度 西経116.34111度 / 33.71583; -116.34111 (33.715755, -116.341109)に位置している。[5]
米国国勢調査局によると、都市は14.6mi2(38km2)の総面積を持つ。14.3mi2(37km2)は陸地、0.3mi2(0.78km2)(1.85%)は水地域。
インディアンウェルズはコーアチェラ・バレー の西側に位置しており、北はサンバーナディーノ山脈、南はサンタロサ山脈 (カリフォルニア州) 、西はサンジャシント山脈 、東はリトルサンバーナディーノ山脈 によって囲まれている。
1年の354日は日が差し、雨の日は少なく、降水量は150mm以下となっている。
冬の平均最高気温は70°F (21.5℃)、平均最低気温は40°Fの中頃 (7.5℃)、夏は乾燥した砂漠熱によって100°F (42℃)を上回る気温になっている。
月ごとの平均気温:
インディアンウェルズの気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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平均最高気温 °F (°C)
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71 (22)
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76 (24)
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81 (27)
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87 (31)
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94 (34)
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103 (39)
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107 (42)
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106 (41)
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102 (39)
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92 (33)
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80 (27)
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72 (22)
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89 (32)
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平均最低気温 °F (°C)
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42 (6)
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47 (8)
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52 (11)
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59 (15)
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65 (18)
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73 (23)
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78 (26)
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78 (26)
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72 (22)
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62 (17)
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48 (9)
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41 (5)
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60 (16)
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[要出典]
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政治
インディアンウェルズは、カリフォルニアの都市の中で共和党の有権者が2番目に高く65.1%で3027人。民主党の有権者が19.5%、無回答が12.2%となっている。[6]
カリフォルニア州議会で、インディアンウェルズは第28選挙区から共和党のビル・エマーソン(w:Bill Emmerson)、第42州議会下院議員選挙区から共和党のブライアン・ネスタンデ(w:Brian Nestande)が選出されている。連邦のカリフォルニア州第36議員選挙区(w:California's 36th congressional district) からは共和党のラウル・ルイス(Raul Ruiz)が選出されている。クック指数(Cook PVI)は共和党 +3[7]となっている。
有名な同都市在住者
論争
2011年、市政担当者グレッグ・ジョンソンは、従業員を黙らせる事を目的に雇用主に電子メールを送り、不当に権力を使った為、辞任した。
従業員は、市政担当者と市議会委員を相手取り、賠償金を請求した。[9]
参照
外部リンク