なにわ芸術祭(なにわ げいじゅつさい)は、上方(関西地域)の伝統芸能の発展を目指し、1964年に産経新聞が創設した総合芸術祭。年間を通じて開催され、「上方落語名人会」は上方落語の大御所だけでなく、若手や中堅も出演し、それぞれの魅力を楽しめる落語会として知られる。また、落語・日本舞踊・クラシック音楽・洋舞・ジャズの5部門で毎年、新人賞を選ぶ「なにわ芸術祭新人賞」は全国的な新人芸術家の登竜門となっていた。第54回をもって終了[1]。
落語の新人賞・新人奨励賞は1月「新進落語家競演会」の場で選ばれた。[2]同様に、ジャズは2月「なにわジャズ大賞」(旧「中山正治ジャズ大賞」)の場で、日本舞踊は4月「新進舞踊家競演会」の場で、クラシック音楽(器楽・声楽)は5月「新進音楽家競演会」の場で、洋舞は6月「全日本洋舞協会合同公演」の場で、それぞれ決定された。
落語の受賞者は「上方落語名人会」に出場できた。
なにわ芸術祭新人賞の歴代受賞者
落語 - 新人賞=笑福亭鉄瓶。新人奨励賞=桂雀五郎
日本舞踊 - 新人賞=井上安寿子(観世安寿子)。新人奨励賞=山村若瑞(中島千華子)、花柳綱仁(梅野昌紀)
クラシック音楽(器楽) - 新人賞=サクソフォンの白石尚美。新人奨励賞=ピアノの樋上愛加
クラシック音楽(声楽) - 新人賞=市川敏雅。新人奨励賞=瀬尾みどり、中本椋子
洋舞 - 新人賞=山田由佳。新人奨励賞=片岡典子
ジャズ - 新人賞=サクソフォンの河田健、ピアニストの河村孝彦
落語 - 新人賞=桂雀五郎。新人奨励賞=桂佐ん吉
日本舞踊 - 新人賞=花柳寛七郎(江場崇博)。新人奨励賞=花柳沐香(冨士原聡子)
クラシック音楽(器楽) - 新人賞=ピアノの波戸岡美紗。新人奨励賞=ピアノの櫟原藍、ユーフォニアムの貝塚理江
クラシック音楽(声楽) - 新人賞=ソプラノの日隈葉子。新人奨励賞=ソプラノの南さゆり、ソプラノの繁祐貴子
洋舞 - 新人賞(舞踊作家)=前沢亜衣子、新人賞(ダンサー)=赤堀幸
ジャズ - 新人賞=ピアニストの石川武司。新人奨励賞=ベーシストの宗竹正浩
落語 - 新人賞=桂二乗。新人奨励賞=笑福亭べ瓶
日本舞踊 - 新人賞=尾上菊見恵(進智恵)。新人奨励賞=井上麻住(八田麻住)
クラシック音楽(器楽) - 新人賞=ピアノの吉田彩華。新人奨励賞=クラリネットの山下真理奈、ピアノの山崎真
クラシック音楽(声楽) - 新人賞=ソプラノの和田悠花。新人奨励賞=バリトンの本智敬、テノールの石川太一
洋舞 - 新人賞=大成遼。新人奨励賞=野崎由香
ジャズ - 新人賞=ギターの橋本裕。新人奨励賞=アルトサックス・ボーカルの坂田雅枝
落語 - 新人賞=笑福亭喬介。新人奨励賞=桂雀太
日本舞踊 - 新人賞=山村鶯扇翠(富田恵里香)。新人奨励賞=藤間宏衛門(藤岡希実)
クラシック音楽(器楽) - 新人賞=ピアノの宮崎真理子。新人奨励賞=クラリネットのヘルバシオ・タラゴナ・ヴァリ、サクソフォンの新井貴之
クラシック音楽(声楽) - 新人賞=ソプラノの中西恵子。新人奨励賞=ソプラノの木佐麻友子、カウンターテノールの峯本大地
洋舞 - 新人賞(舞踊作家)=森田玲子。新人賞(ダンサー)=キジママナカ(来島愛佳)
ジャズ - 新人賞=テナーサックスの河村英樹。新人奨励賞=ピアノの生島裕文
落語 - 新人賞=露の団姫。新人奨励賞=桂小鯛
日本舞踊 - 新人賞=。新人奨励賞=
クラシック音楽(器楽) - 新人賞=。新人奨励賞=
クラシック音楽(声楽) - 新人賞=。新人奨励賞=
洋舞 - 新人賞新人賞(ダンサー)=
ジャズ - 新人賞=トランペットの広瀬未来。新人奨励賞=ヴォーカルの藤義孝
脚注
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注釈
1文化放送グループは、フジサンケイグループに含める場合と含めない場合がある。 2フジテレビジョン旧社。フジテレビ・ニッポン放送・ポニーキャニオン・リビング新聞の各グループの持株会社。 3フジ・メディア・ホールディングス傘下の中核子会社20社。 4上場企業を除く。また、過去に存在した法人も一部含む。 5クオラス子会社。 6フジ・メディア・ホールティングス傘下だが、実質的にはフジパシフィックミュージック傘下。 7フジ・ミュージックパートナーズ子会社。 8リビング新聞グループの中核企業、2018年3月にRIZAPグループ傘下に入りフジサンケイグループから離脱。 9系列局のうち、仙台放送はフジ・メディア・ホールディングスの連結子会社、北海道文化放送、関西テレビ放送、テレビ新広島の基幹局3局は同じく持分法適用関連会社である。
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