『それゆけ!マーシー』は、1989年4月9日から1990年9月30日までTBS系列局で放送された毎日放送制作のバラエティ番組[1]。放送時間は毎週日曜 13:00 - 13:54 (JST) 。
概要
田代まさしの冠番組である。前番組の『やる気マンマン日曜日』はホリプロ製作だったが、この番組は完全自社制作だった(この番組からは、クレジット上ではTBS系列各局が制作協力に参加しないとされた)。また、前番組は公開放送だったが、この番組は全編スタジオ収録で行われていた。出演者のスケジュールの都合もあり、収録は当時大阪府吹田市にあった毎日放送千里丘放送センターではなく、東京テレビセンター浜町スタジオで行われていた。
番組はゲストを迎えてトークをするコーナーや、一般参加者たちが参加してゲームを楽しむコーナーなどを設けていた。1990年4月にリニューアルを行ったが、1990年9月に終了した。
制作局の毎日放送は、この番組が終了する1か月前に本社機能を毎日放送千里丘放送センターから大阪市北区茶屋町の新社屋へと移した。
最終回では司会の田代本人は冒頭で番組が「最終回」という単語をあえて使わず、「本日を持ってお休み」との旨を述べていた。
主な企画・コーナー
初期・中期(1989.4.9 - 1990.3.25)
- スター満点パパ
- 芸能人の家族が似顔絵を書き最後は、その芸能人が登場するコーナー。
- 究極の美女探し
- 桑野が数珠繋ぎ方式で、一般の女性を探すコーナー。
- お部屋チェック
- 上記「究極の美女探し」の後継コーナー。タンスの中の下着を強引に見せる等の過剰な演出があったため、打ち切りとなった。コーナー最終回で田代・桑野が2人揃って謝罪をした。
- よろしクッキング(初期のコーナー)
- 辻学園の講師を招いての料理コーナー。
- マーシングゲーム(カーリングゲーム、中期のコーナー)
- カーリングを使ったゲームコーナー。成績に応じて賞品を進呈した。
末期(1990.4.1 - 9.30)
- オープニングコント
- 田代が一家の主の設定で送るオープニングコント。子供は子役が演じた。
- 芸能人とデート
- 毎週ゲストの芸能人を迎え、女性チーム3人1組で2チームとの対抗戦でクイズなどを行い、デート権を争うゲームコーナー。また、勝者の代表者には芸能人とのデートタイムと収録したテープをプレゼントした。クイズは『クイズ100人に聞きました』と同じ体裁だった。
- 桑マンチャレンジコーナー
- 桑野司会のコーナーで、チーム同士の対決を繰り広げるコーナー。
- スターと一緒
- 視聴者が芸能人やその他の有名人と一緒に撮った写真を投稿するコーナー。採用者には賞品としてダイヤモンドを進呈した。
出演者
司会
レギュラー
スタッフ
ネット局
- TBS系列内ネット
- 系列外ネット
脚注
- ^ 毎日放送40年史編纂室 編『毎日放送の40年 資料編』毎日放送、1991年9月1日、271頁。
- ^ a b 『北國新聞』1989年9月3日付朝刊テレビ欄。
- ^ それまで当番組を含めたMBS日曜13時枠をネットしていたT34は、当番組のネットを最後に同枠を終了した(番組終了翌日、すなわち1990年10月1日に本来の系列局であるテレビユー富山(TUT・現:チューリップテレビ)が開局したため)。
TBS系列 日曜13:00枠(毎日放送制作枠) |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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それゆけ!マーシー (1989年4月 - 1990年9月)
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