『ほんの5g』(ほんの5グラム)は、1988年11月26日公開の日本映画。監督は太田圭で、富田靖子主演映画として企画され、福山雅治が相手役として俳優デビューとなった[1]。「きみの四角い心がタマに傷」がキャッチコピー。タイトルの“5g”とは、パチンコ玉1個の重さのこと。
解説
芸能事務所アミューズが10周年を記念して10本の映画作品製作するという「アミューズ10ムービーズ」のうちの1作として制作された。アミューズに所属する富田靖子が主演し、オーディションで合格し、本作が映画初出演となった福山雅治(当時歌手デビュー前)が相手役に抜擢された[1]。主な他の出演者は、布川敏和など。
漫画家のいしかわじゅん、指圧師の浪越徳治郎も脇役で出演している。いしかわは当時のエッセイ風マンガ『フロムK』で、撮影状況を描いているが、福山の似顔絵は描いていない。また、勝村政信も端役で出演し、映画初出演している[2]。
パチンコ店のロケは、武蔵小山駅前にあったパチンコ店「パチンコ26号線(現在は閉店)」で行われた。
公開時のキャッチコピーは「きみの四角い心が玉にキズ。」であった。
ストーリー
寿明日香、島根県出身、短大生、20歳。就職活動に明け暮れる忙しい日々を送っているが、届くのは不採用通知ばかり。田舎の母から送られてきた見合写真にも、幼なじみの三蔵との付き合いにも、そして自分自身にも嫌気がさしていた。ある日、フラフラとパチンコ屋へ足を踏み入れた明日香は、生まれて初めてのパチンコでまさかの“777”の大フィーバー。その瞬間から明日香の単調な生活に変化が表れ始めた…。
キャスト
スタッフ
脚注
外部リンク
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