陸上自衛隊の独立特科大隊等一覧(りくじょうじえいたいのどくりつとっかだいたいとういちらん)では、陸上自衛隊においてこれまでに編成された独立特科大隊(師(旅)団に属さない、百の位が1もしくは3で始まる野戦特科・高射特科部隊)及びその他の特科部隊等について列挙する。
独立特科大隊の任務については「砲兵#野戦特科部隊の運用」を参照。また、野戦特科職種の独立部隊の一つである地対艦ミサイル中隊については「独立地対艦ミサイル中隊の一覧」を参照。
独立特科大隊(どくりつとっかだいたい)は、師団・旅団の装備する火砲よりも重火力の多連装ロケットシステムをもって方面全般の火力支援を担う射撃大隊であり、必要に応じ、師団旅団の特科(連)隊、戦闘団を増強する予備戦力として運用する[1]。独立特科大隊は203mm自走りゅう弾砲等の重砲や高射火器を装備する大隊を含めて33個大隊が日本各地で編成されたが、上級部隊の組織改編、新装備品の導入による改編等により逐次に廃止、新編が行われ、第1特科団第1特科群隷下の2個大隊および、第2特科団の1個中隊のみとなっている。
地対空誘導弾等を装備した独立特科大隊等については「陸上自衛隊の独立高射大隊等一覧」を参照。
独立特科大隊等の配置
保安隊
陸上自衛隊
第101特科大隊(廃)
第102特科大隊(廃)
第103特科大隊(廃)
第104特科大隊(廃)
第105特科大隊(廃)
第106特科大隊(高射特科)(廃)
第107特科大隊(高射特科)(廃)
第108特科大隊(廃)
第109特科大隊(廃)
第110特科大隊(廃)
第111特科大隊(廃)[8][9][10]
第112特科大隊(廃)[9][10]
第113特科大隊(廃)
第114特科大隊(廃)
第115特科大隊(高射特科)(廃)
第116特科大隊(高射特科)(廃)[14]
第117特科大隊(廃)
第117特科大隊(だいひゃくじゅうななとっかだいたい)は上富良野駐屯地に駐屯していた第4特科群隷下の野戦特科部隊で74式自走105mmりゅう弾砲の唯一の配備部隊であった。
第118特科大隊(高射特科)(廃)
第119特科大隊(高射特科)(廃)[5]
第120特科大隊(廃)[5]
第121特科大隊(高射特科)(廃)
第122特科大隊(高射特科)(廃)
第123特科大隊(高射特科)(廃)[15]
第124特科大隊(高射特科)(廃)
第125特科大隊(廃)[5]
第126特科大隊(廃)[14]
第127特科大隊(廃)[5]
第128特科大隊(廃)
第129特科大隊
第130特科大隊(廃)[16]
第131特科大隊
第132特科大隊(廃)
第133特科大隊(廃)
観測中隊(かんそくちゅうたい)は、方面隊直轄の野戦特科部隊である。各方面隊(中部方面隊を除く。)に1個ずつ第301から第304の4個中隊が編成されていたが、第301観測中隊を除き、東北・西部の各方面特科隊、特科教導隊の観測中隊は2023年(令和5年)3月15日に廃止された。第301観測中隊は第1特科団に編合されており、独立特科大隊への支援を行う。中部方面隊には、中部方面特科隊が松山駐屯地に駐屯していたが第14特科隊を改編した大隊規模の部隊のため編成されなかった。
師団特科部隊およびそれを継承する方面特科連隊には同様の任務、装備を持った情報中隊、水陸機動団特科大隊には同様の任務、装備を持った火力誘導中隊が編成されている。便宜上、これらの中隊についても記載する。
※太字は、廃止部隊
廃止された情報中隊
特科連隊隷下には情報中隊が編成されていたが、特科隊へ改編された特科連隊の情報中隊は、第1特科隊、第3特科隊以外は廃止された。
第301観測中隊
第302観測中隊(廃止)
第303観測中隊(廃止)
第304観測中隊(廃止)
観測中隊の編成
情報中隊等の編成
観測中隊の廃止
多連装ロケット中隊(たれんそうロケットちゅうたい)は、多連装ロケットシステムMLRSを装備する野戦特科部隊である。かつては陸上自衛隊で運用されていた75式130mm自走多連装ロケット弾発射機を装備する野戦特科部隊を指していた。
最初に特科教導隊第5中隊および武器学校に装備され学生教育が開始された。次に北部方面隊の第7師団を除く師団特科連隊内に師団の規模により小隊数に差がある各1個中隊が逐次編成されていった。師団特科連隊への配備が完了後、方面隊直轄の独立部隊として2個中隊が編成され第1特科群及び第4特科群に各1個中隊が編合された。1995年(平成7年)から方面隊直轄の多連装ロケット中隊が多連装ロケットシステムMLRSの装備を予定する独立特科大隊に改編されたのを皮切りに各師団の多連装ロケット中隊も師団の改編とともに逐次廃止されていった。第2特科連隊の多連装ロケット中隊は増強されて、多連装ロケットを装備する第5大隊(4個射撃中隊編成)に改編されたが2003年(平成15年)3月には75式自走155mmりゅう弾砲に装備を更新している。最後に残った第11特科連隊多連装ロケット中隊も2005年(平成17年)3月に廃止され75式130mm自走多連装ロケット弾発射機を装備する部隊は全廃となった。
2023年(令和5年)3月、MLRSを装備する西部方面特科隊第132特科大隊が廃止となった。当初本部付隊への改編予定とされていたが、1個射撃中隊を残して廃止され、残された中隊が第301多連装ロケット中隊となり、名称が復活した。
第129特科大隊からは多連装ロケットシステムMLRSを装備する独立特科大隊として、各特科群(方面特科隊)に1個大隊(第1特科群は2個大隊)ずつ5個大隊が編成された。削減政策のため3個大隊が廃止となっている。2024年(令和6年)3月21日に第1特科団隷下の第1特科群に集約された。
防衛大臣直轄部隊
北部方面隊
西部方面隊
第301多連装ロケット中隊(初代)
第302多連装ロケット中隊
第301多連装ロケット中隊(二代目)
特科団本部中隊(とっかだんほんぶちゅうたい)は、特科団隷下の特科部隊。
第1特科団本部中隊(だいいちとっかだんほんぶちゅうたい)は、北千歳駐屯地に駐屯する第1特科団隷下の特科部隊。
第2特科団本部中隊(だいにとっかだんほんぶちゅうたい)は、湯布院駐屯地に駐屯する第2特科団隷下の特科部隊。
太字は、廃止部隊。
第1特科群本部中隊(だいいちとっかぐんほんぶちゅうたい)は、北海道千歳市の北千歳駐屯地に駐屯する第1特科群隷下の野戦特科部隊である。
第2特科群本部中隊(だいにとっかぐんほんぶちゅうたい)は、宮城県仙台市宮城野区の仙台駐屯地に駐屯していた第2特科群隷下の野戦特科部隊である。
第3特科群本部中隊(だいさんとっかぐんほんぶちゅうたい)は、大分県由布市の湯布院駐屯地に駐屯していた第3特科群隷下の野戦特科部隊である。
第4特科群本部中隊(だいよんとっかぐんほんぶちゅうたい)は、北海道空知郡上富良野町の上富良野駐屯地に駐屯していた第4特科群隷下の野戦特科部隊である。
この項目は、軍事に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:軍事、プロジェクト:軍事史/Portal:軍事)。
Strategi Solo vs Squad di Free Fire: Cara Menang Mudah!