稲葉(いなば)は、長野県長野市の市街地東南郊外の地区(大字)。郵便番号は、行政区の指定がない場合380-0911。
全域が長野市役所芹田支所の管内である。
概要
地区の中央を国道18号が南北に縦走し、北部を長野県道34号長野菅平線、南部を長野県道372号三才大豆島中御所線(日赤通り)・東通りが東西に横断する。周囲は以下の大字・町丁と接する。
古くは農村であったが、長野市街地までバス・車で15分前後という立地のため、周辺地区同様に戦後急速に宅地化が進んだ。現在では外縁部を除きほとんどが住宅地となっている。
沿革
大字稲葉の範囲は、概ね1875年(明治8年)時点の水内郡稲葉村の範囲に相当する。
- 旧稲葉村〜芹田村の歴史
- 長野市稲葉の歴史
行政区
地区内の行政区・郵便番号・人口及び世帯数(令和5年3月1日現在)[1]は以下の通り。
行政区名 |
郵便番号 |
人口・世帯数
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南俣(みなみまた) |
380-0917 |
1,128世帯 2,195人
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母袋(もたい) |
380-0914 |
593世帯 1,264人
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中千田(なかせんだ) |
380-0916 |
451世帯 928人
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上千田(かみせんだ) |
380-0915 |
490世帯 952人
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日詰(ひづめ) |
380-0912 |
1,434世帯3,149人
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川合新田(かわいしんでん) |
380-0913 |
大字川合新田に含む
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交通
地区南部(母袋・中千田・上千田・日詰南部)では、長野県道372号三才大豆島中御所線・東通りを走るアルピコ交通(川中島バス)・長野市循環型乗合タクシーの以下の路線系統が利用できる。
- アルピコ交通(川中島バス)
- 長野市循環型乗合タクシー
地区北部(南俣・日詰北部)では、長野県道34号長野菅平線を走るアルピコ交通(川中島バス)・長電バスの以下の路線系統が利用できる。
- アルピコ交通(川中島バス)・長電バス共同運行
- 46 長野駅 - 大豆島東団地 - 川田駅 - 保科温泉
- 104 大豆島東団地 → 市役所前 → 県庁前 → 長野バスターミナル
施設
南俣
- 長野県南俣庁舎
- 長野貯金事務センター別館
- スズキアリーナ信州長野中央
- 長野トヨタ・トヨタカローラ長野 長野店
- フォルクスワーゲン長野
- MINI長野
- モーターサイクルジャパン
- ラ・ムー長野店
- 南俣神社 - 昔から南俣の産土神で、水難よけの守神としてあがめ敬われてきた[2]。
母袋
- デリシア 稲葉店
- コメリ 母袋店
- 芹田中神社 - 昔は久我社といった。1978年(明治11年)に現社号に改称。境内摂社として伊勢社・金毘羅社を祀る[3]。
中千田
上千田
日詰
稲葉川合新田
脚注
- ^ 長野市. “長野市町別人口及び世帯数”. 長野市. 2023年3月17日閲覧。
- ^ 『長野市誌 第8巻』東京法令出版、1997年10月16日、196頁。
- ^ a b 『長野市誌 第8巻』東京法令出版、1997年10月16日、197頁。
- ^ 『長野市誌 第8巻』東京法令出版、1997年10月16日、193,194頁。