東武バスセントラル西柏営業事務所(とうぶバスセントラルにしかしわえいぎょうじむしょ)は、東武バスセントラルの営業所。かつては東武バスイースト西柏営業事務所であったが、2021年10月1日付で東武バスセントラルが東武バスイーストを吸収合併したことに伴い、同日付で東武バスセントラル株式会社の営業所となった[1]。
所属車両のナンバーは柏ナンバー(柏ナンバー誕生以前は野田ナンバー←習志野ナンバー)である。主に千葉県柏市の北部および流山市内で、常磐線、東武野田線、つくばエクスプレス沿線を主な営業エリアとしている。傘下に柏市の南部を主な営業エリアとする沼南営業所を持つ。なお、一部路線が野田市・我孫子市・松戸市を通るが、一般路線バスの停留所は松戸市は1箇所のみ、我孫子市は柏市との境界付近に1箇所のみ(下りの停留所が柏市、上りの停留所が我孫子市にある)であり、野田市は後述する柏13系統のみの運行である。
2011年(平成23年)度の輸送人員は1日平均31,109人[2]。この数字は、同年度における東武バス3社(イースト・セントラル・ウエスト)の各営業所中で一番多い。
柏駅西口をターミナルとして、鉄道駅へのアクセスが困難な地域を結ぶ路線を中心に、過去には茨城県内や埼玉県内へ至る路線も存在した。しかし、近年では分社化等で路線網が縮小。2005年のつくばエクスプレス開業は営業エリア内の環境を大きく変化させ、開業を期に大規模な路線再編が行われた。循環路線が多く、その殆どが13時台と14時台を境に循環する方向が異なる系統があるのが特徴である。
柏駅から豊四季台団地内を循環して柏駅に戻る路線で、始発から14時まで団地センター先回り、それ以降は向原住宅先回りで運行される。平日のみ深夜バスが運行されていたが、2023年3月24日で廃止された[4]。
入庫1本のみで、柏01と違って柏駅西口2番のりばから発車する。2023年3月24日までは深夜バスとして運行されていたが、同年3月27日からは運行時間が30分程度早まり、深夜バスではなくなる[4]。
柏市内を循環する路線で、始発から14時まで三間(さんげん)先回り、それ以降は松ヶ崎先回りとなる。柏駅発の終バスのみ高田小学校入口止まりとなる。
朝晩の便を中心に柏たなか駅発着の便がある。また、日中のみ市立柏病院の構内まで乗り入れる。
平日朝の通学時間帯に1本のみ運行される。国道16号線を経由し、他系統との併走区間以外には途中停留所がなく、高校までの急行便といえる。柏駅西口 - 市立柏高校の所要時間も当系統では約30分で設定されている[5]。
柏駅西口より北柏駅入口を経由して富勢方面に至り、土谷津入口より分岐して各方面に向かう。布施弁天およびあけぼの山公園方面に至便な路線だが、各系統とも1日5往復づつしか運行されない。ただし、あけぼの山公園の観光シーズン(桜およびチューリップの見頃である4月、農業公園まつり開催の10月など)には柏駅からの直行バスも運行される。三井団地やあけぼの山公園へは、我孫子駅北口からの阪東自動車あけぼの線が主流となっている。
柏05は、柏駅西口より呼塚交差点を通り、国道16号線に入り、若柴を経由して、松ヶ崎を通り、柏駅西口への循環バスである。循環バスではあるが、国道先回りのみの片方向のみの運行である。逆に松ヶ崎を先に経由する便として、元々は柏09が補完する形となっていたが、柏09は両方向の運行である。本路線沿いには、柏警察署(須賀停留所・松ヶ崎停留所)やモラージュ柏(香取台停留所・寿町停留所)・柏消防署(消防署前停留所)などがある。また、松ヶ崎周辺住民の交通の便として多くの利用客がいる。元々は柏05が中心であったが、2020年11月2日ダイヤ改正により、柏09を中心とした運行に変更となり、柏05は1時間に1,2本程度の運行に変更される[6]。
柏駅から流山市にある流山運転免許センターへ向かう路線で、流山駅東口発着は1日4往復のみ設定されている。柏06系統の免許センター発着便は、八木中学校前→団地坂下→流山高等学園前と流山市古間木地区を右方向にループ運行したのち各方面に向かう。2023年3月27日のダイヤ改正で、流山市古間木地区(八木中学校前、団地坂下、流山高等学園前)を経由しない柏16が新設された[4]。このダイヤ改正後は、柏駅と免許センター方面の多くが柏16として運行され、流山市古間木地区を経由する柏06は時間帯を問わず1時間1本程度の運行に縮小されることになった。
南柏駅から流山市にある流山運転免許センターを経由し、流山駅・南流山駅へ向かう路線。南柏駅発車後国道6号を走行するがこの区間途中のバス停はない。流山駅発着の柏07系統はかつて1日10往復以上あったが、現在は1日1往復しか運行されていない。南柏駅と流山運転免許センター間の運行は、西柏08系統が代替している。西柏08系統は折返場をもつ免許センターを境に、両方向に区間便が設定されており、南流山駅側の運用の一部は西柏09系統の出入庫系統としても機能している。西柏08系統の免許センター南 - 南流山駅間の一部区間が隘路のため、南柏駅西口発着の柏07・西柏08系統いずれも小型車で運行される。
北柏ライフタウン線は、北柏駅発着の北柏01系統が長らく当営業所の主力路線となっていたが、2021年9月1日より沼南営業所に移管され、現在は柏08系統のみを管轄している[8]。
北柏ライフタウン内を循環する北柏01系統の兄弟的な路線で、始発から14時まで松葉中学校前先回り、以降はライフタウン中央先回りとなる。始発と最終のそれぞれ一本は松葉町七丁目発着となる。
柏の葉キャンパス駅から東急柏ビレジに至る路線。後述の西柏12の開業に伴い、減便された。
常磐線の各駅より東急柏ビレジに至る路線で、朝晩の一部便が北柏駅折り返しとなる。日中のみ市立柏病院の構内まで乗り入れる。平日のみ北柏駅から深夜バスがあったが、2019年12月6日をもって運行を終了した[9]。
もともと東武バスでは柏駅 - 野田市駅の便をはじめとして、野田市内にも多くの路線を有していたが、路線の廃止や子会社への譲渡が続いた。その結果、現在では野田市内に乗り入れる唯一の路線となった。
柏13系統は、柏たなか駅から野田市にある梅郷住宅へ向かう路線で、始発から14時まで灰毛先回り、以降は梅郷十二号緑地先回りとなる。 なお、梅郷住宅からは茨急バスが梅郷駅までの路線を運行しており、こちらは1時間に2本程度が確保されている。 2014年1月に、2014年7月31日をもってこの路線を廃止すると発表していた[10]。しかし2014年5月に、利用状況などを理由に、比較的利用がされている朝・夜各1便のみに減便はするものの廃止は撤回することになった[11]。平日早朝には灰毛始発が存在する。2021年9月1日からは、平日のみの運行に縮小された[8]。
柏駅から高田車庫に至る出入庫路線。柏駅発着路線の出入庫運用ともなっている。車庫発の一部便は高島屋前[12] に到着する。
国立がん研究センターまでの速達便とも言えるが、柏の葉公園を周回する西柏01系統の方が運用のメインとなっている。当系統は平日のみ、西柏01系統の一部を差し替える形で運行され、柏駅西口発は朝のみ、柏駅西口行は夕方~夜のみ。
平日のみ、県民プラザ行き深夜バスを運行する。早朝と夜間には県民プラザ発着が設定されており、それ以外の時間帯は国立がん研究センター発着となる。後者は平日日中は一時間に6本(10分間隔)が確保され、柏駅発着の主力路線ともなっている。
柏の葉高校前までは前述の西柏01系統と全く同じ経路を辿り、そこから別れて柏の葉キャンパス駅に至る。運行間隔は30分 - 60分。
以下の系統は、市立柏病院系統と違って終日国立がん研究センターを経由する。
2012年2月5日までは、柏の葉公園循環線として運行していた。翌2月6日からはこの路線の終点が流山おおたかの森駅に変更されたが、約半数の便は折り返し場をもつ東大西発着となる。また、早朝のキャンパス駅行とキャンパス駅発の最終便や、日中に高田車庫への入出庫を兼ねる一部便は十余二発着となる。
2023年11月26日を以って、柏の葉キャンパス駅西口 - 柏特別支援学校入口 - 流山おおたかの森駅東口の便は運行終了(東大西および十余二止まりは継続)[13]。流山おおたかの森駅東口や柏特別支援学校入口を経由する便は、高田車庫発着の西柏13系統が新設される。一方で翌11月27日より、柏の葉公園循環線がおよそ11年ぶりに路線復活される[13]。引き続き、半数は循環路線、半数は東大西止まりでの運行となり、入出庫目的の十余二発着便も設定されている。
江戸川台駅より柏市の西原地区を経由して流山おおたかの森駅に至る路線。運行間隔にばらつきはあるものの、それなりの本数が設定されている。原則中型車で運行される。
もともと西柏09系統は南流山駅 - 宮園循環線が名乗っていたが、この路線が廃止[14] されると、この系統番号を引き継いで新たに流山セントラルパーク駅行きが開通した。全体的に道路状況はいいが、西柏08系統と一体となった運用となっており、西柏08系統同様に小型車で運行される。
同じ柏の葉キャンパス駅 - 江戸川台駅間を走る西柏04系統とは異なり、国立がん研究センターは経由しない。単独区間であるみどり台地区は隘路が続くため、小型車で運行される。
2012年7月1日運行開始。巨大倉庫であるSGリアルティ柏(住友軽金属工場跡地)への直通便である。途中、柏の葉6丁目(2015年6月まで「キャンパス駅入口」)のみ停車する。所要時間は約8分。
2018年7月2日運行開始。 平日の朝夕(月〜金の祝日を含む)に限り、常磐道流山インター近くのGLP ALFALINK流山2(2021年8月31日までは、「GLP流山Ⅰ」バス停と呼称[8])まで直通バスを運行する。2021年12月1日からは、更にGLP ALFALINK流山8へ路線延長され、さらに2023年12月25日から江戸川台駅へ延長された。全線の所要時間は約40分。流山おおたかの森駅西口 - GLP ALFALINK流山2間は2往復のみとなっている。GLP ALFALINK流山8停留所付近に狭い道がある関係上、原則中型車で運用されている。
2023年11月26日に、西柏03系統のうち柏特別支援学校入口 - 流山おおたかの森駅東口間が廃止されたことを受け、この部分の区間便として新設[13]。運行本数は両方向とも数本(土休日は1,2本のみ)で、流山おおたかの森駅東口発は午前のみ、高田車庫発は昼間のみとなっている。
平日(一部期間除く)の深夜に、都心と常磐線沿線を結ぶ路線を運行している。(ここでは主な停留所のみ記載)
ここでは主な路線のみ記載する。以下は停留所名が変更になっているため、現在の停留所名とは異なっている。
下記のうち、西柏07・南流01・南流02系統は元々西柏営業事務所単独の路線であったが、2011年10月1日より東武バスセントラル吉川営業所との共同運行となり[22]、2012年7月1日より吉川営業所単独路線となった[23]。
2006年10月10日の柏ナンバー(ご当地ナンバー)の供用開始により、西柏営業事務所に入る新車・転入車は柏ナンバーで登録される。ほとんどの路線は大型車である。ただし、西柏08系統・西柏10系統や、流山ぐりーんバスなど、住宅地などの狭隘道路を経由する便に小型車の運用がある。以前は習志野ナンバーで野田ナンバーに分割されたが当初はほとんど増備がなく分類番号2桁の車両は少なかった。先述の南流山線の吉川営業所への移管で、中型車は6台のみ在籍(社2837、2856、2882、6048、6049、6051)となっている。原則として中型車は西柏06、12、13系統のみでの使用だが、諸般の事情などで柏駅発着路線にも使用されることも稀にある。
野田出張所には最後まで野田ナンバーの車両はなかったが、茨城急行自動車へ移管後に野田ナンバーへ変更された。
足立営業事務所(西新井営業所、葛飾営業所) 草加営業事務所(八潮営業所、三郷営業所、吉川営業所) 西柏営業事務所(沼南営業所)
大宮営業事務所(岩槻営業所、上尾営業所)川越営業事務所(坂戸営業所)新座営業事務所
日光営業所
加須営業所、本庄営業所、久喜営業所、杉戸営業所、菖蒲営業所、越谷営業所、太田営業所、境営業所
森林公園営業所
熊谷営業所
松伏営業所、古河営業所
ダイヤル営業所
沼田営業所、鎌田営業所、渋川営業所、前橋営業所、吾妻営業所
我孫子営業所
東京営業所、仙台営業所
本社営業所
この項目は、バスに関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:バス/PJバス)。