ジャパンラグビーリーグワン(英: JAPAN RUGBY LEAGUE ONE)は、2022年1月に開幕した日本のラグビーユニオンにおける社会人チームの最高位競技会である[1][2][注釈 1]。単に「リーグワン」とも言う[3]。
一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン(JRLO)が主催。4年目となる2024-25シーズンは2024年12月21日に開幕[4]。日本電信電話がタイトルパートナーとなり、「NTTジャパンラグビーリーグワン20xx(NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 20xx)」[5]の名称を用いている。
対戦日程・結果・順位
各シーズン・各DIVISIONの対戦詳細は、下記リンクを参照のこと。
沿革
2003年から18年続いたトップリーグに代わり、2021年6月29日に一般社団法人ジャパンラグビートップリーグ(JRTL、2018年設立)が一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン(JRLO)に改組して発足し[6]、2022年1月に初年度の対戦が開幕した。詳細は後述「#発足までの経緯」を参照。
前身のトップリーグ同様、名称に「リーグ」が含まれるが、15人制のラグビーユニオンであり、13人制のラグビーリーグの競技会ではない。
2022シーズン、2022-23シーズン
2023-24シーズン
2024-25シーズン
- 2024年8月からワールドラグビーが国代表資格条件を緩和し、「5年以上続けて当該国に住む」から「5年間継続して当該国の協会もしくはラグビー団体のみに登録する」となった。これを受けて2024年10月22日にジャパンラグビーリーグワンは、国外滞在日数の制限(年間62日以内)を撤廃し、これまでシーズンオフに2か月以上の母国帰国を理由にカテゴリーBだった選手の多くが、カテゴリーAになる[17][18]。後述「#選手の登録区分」を参照。
- 2024-25シーズンでは、前シーズンから導入した20分レッドカードとDIVISION3以外でのオフ・フィールド・レビュー(TMOバンカー)のほかに、60秒ショットクロック、30秒以内ラインアウト形成、スクラムハーフへの保護、相手が争わないラインアウトではノットストレートを許容するなどの国際的試験的ルールを、2025年1月1日からの世界的公式実施に先立って、2024-25シーズンからすべて導入した[19]。
- 脳しんとう評価をセンサー付きマウスガード(スマートマウスガード)で感知するシステムも、2024年1月からのエリート大会世界適用に伴い[20]、DIVISION1とDIVISION2で導入した[21]。
- ハーフタイムをそれまでの12分から15分に変更。DIVISION1では、各チーム2試合増え18試合を戦い、DIVISION1プレーオフトーナメントはそれまでの上位4チームから上位6チームに拡大し、このプレーオフトーナメント以外はすべてのDIVISIONで順位決定戦を行わない[22]。
- 2024-25シーズンから期限付き移籍(レンタル移籍)を認め、1シーズンで最大3名まで(4月1日以降は1名のみ)が移籍できる。移籍選手がプレーオフや入替戦に出場するには、少なくとも1試合はレギュラーシーズンでプレーしていることが条件となる[23][24]。
2025-26シーズン
将来の計画については「ジャパンラグビーリーグワン (法人)」も参照。
2026-27シーズン
2028-29シーズン
- 秋の「若手育成リーグ」と同じく、リーグワンのレギュラーシーズンを、秋~6月開催を実現。
- ライセンスにより、ホームとなるホストスタジアム固定化を定着させ、「ホスト&ビジター」を実現させる[26]。
- 各チームとも、試合の5割をホストスタジアムで行う[26]。
- ホストスタジアムとは、ホストエリア内にあるスタジアムとする。収容人数は、DIVISION1で10,000人以上、DIVISION2およびDIVISION3では2,500人以上とする[26]。
概要
3つのディビジョン
- 2024-25シーズンは、DIVISION1が12チーム(変わらず)、DIVISION2が8チーム(DIVISION3から自動昇格で2増)、DIVISION3が6チーム(2減・新規参入3で、計1増)となる。DIVISION1各チームは2試合増え、18試合を戦う[29][30]。詳細は後述の「#試合方法」へ。
- レギュラーシーズン終了後、各DIVISIONの上位2チームと下位2チームとで入替戦を行う。
社員選手とプロ選手の混在
設立前の2021年1月、当初の構想にあった「全選手のプロ化」は見送られた[31][32]ため、トップリーグ時代と同様に企業社員の選手(社員選手)がいる[33][34][35]。ジャパンラグビーリーグワンでは選手の契約区分について、雇用関係にある「社員選手」と、プロ選手にあたる「業務委託契約選手」の2つに分けている[36]。
企業チームから地域チームへ
地域密着をうたい、企業リーグからの脱却を目指すが、親会社からの分社化を必須とせず、トップリーグ時代のように会社内の事業部としての成り立ちも認めている[37][38]。
ホストエリアを設定
- ホストエリア(活動拠点となる都道府県・市区など)を設定し、ホスト・アンド・ビジターの形式で対戦する。ホストとなるチームは、その試合の運営・全席のチケット販売・自チームファンクラブサービスの提供・会場演出などを行うことができる[39]。試合ごとに、ホスト側がコストを負担すると共にチケット収入を得る仕組み。ホストとビジターの違いによる勝敗ボーナスポイントなどの加点減点はない。
- 地域密着の方針ではあるが、2022シーズン準決勝戦の1つ東京サントリーサンゴリアス(東京SG)と東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)の対戦では、試合会場がホストエリアの東京都内ではなく、東大阪市花園ラグビー場となり、観客数は7,525人と少なめに終わった[40](もう1つの準決勝戦は秩父宮ラグビー場で行われ、観客数は15,482人だった[41])。
- 2028-29シーズンからは、ホストエリアは「スタジアム、練習場、クラブハウス」がある場所に限定して、ホスト&ビジターを明確化することを計画している[42]。
企業名とチーム名
ホームスタジアムの確保
DIVISION1(1部)は、1試合当たり15,000人の観客動員を目指す[48]。リーグ全体としては、DIVISION3(3部)まで含めた全チームが2023-24シーズン(2023年12月開幕)までに「15,000人以上収容のスタジアム」を確保できるよう努めることになっていた[48]が、実現はしていない。また、DIVISION3への2024-25シーズンからの新規参入条件では、「3,000人以上収容のスタジアム」となった[49]。
しかし、2024年11月28日に発表された目標では、2028-29シーズン時点でのホストスタジアムの収容能力はDIVISION1で10,000人以上、DIVISION2・3で2,500人以上と、大幅に緩和された[42]。
ホームグラウンドが近くにないチーム
ホストエリア内にスタジアムを確保できないチームが5チームある。2024-25シーズンでは、浦安D-Rocks、クリタウォーターガッシュ昭島、日野レッドドルフィンズ、ヤクルトレビンス戸田、狭山セコムラガッツは、ホームゲームを他の自治体にある施設で行う(後述「チーム一覧」を参照)。
ホームグラウンドの共用から、将来は固定化へ
NTTグループの対決
アーリーエントリー制度と、「若手育成リーグ」開設計画
- 大学チームで最終学年に所属している選手が、在学中にリーグワン参加チームに所属が内定すると、全国大学ラグビーフットボール選手権の各大学チームにおける日程が終了してから(選手権での勝敗により大学チームごとに異なる)、所定の手続き後、リーグワン公式戦に試合エントリー(出場)できる制度[55]。若手選手の強化・育成をはかる[56]。
- 大学2022年度(リーグワン2022-23シーズン)からこの制度が始まった。アーリーエントリー第1号は、早稲田大学から浦安D-Rocksに2023年1月に入団した小西泰聖[57]。
- 2024年11月28日に発表された計画では、2025-26シーズンから「若手育成リーグ」の開幕を見込んでいる[42]。
チーム一覧
- 2024-25シーズン参加チーム[58][59]を「ホストエリアの全国地方公共団体コード順→チーム名の五十音順」に並べた。
- 選手情報は、「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024-25のスコッド」を参照。
- 「公式チーム名称」のほかに、企業名を略した「呼称」[59]がある場合は、カッコ内に記した。「公式チーム名称」と「呼称」が同じ場合は「呼称」を省略した。
- DIVISION 1の「カンファレンス」は、シーズン(年度)ごとに前年成績をもとに2つのカンファレンス(6チームずつ)がほぼ均等になるように振り分けられる。
- 「ホストエリア」では、都道府県単位で設定がある場合だけ、都道府県名を表記している。
- 「セカンダリーホストエリア」は、ホストエリアと隣接しない特定の市区町村を「追加的本拠地」とするもの(横浜E[60])[61]。
- 「フレンドリーエリア」として、ファン層の拡大やラグビー振興の観点から、チームまたは保有企業にゆかりのある地域を設定しているチームがある(BL東京[62]、中国PR[63]、九州KV[64])。
- 「過去の名称」は、原則としてリーグワン開始前年(トップリーグ最終年、2021年)以降のもの。
解散したチーム
チーム名に関する現状
チーム名には、(1) 公式チーム名称、(2) 企業名を外して短くするか、公式チーム名称と同じままにする、呼称、(3) アルファベット混じりで5文字以内におさめた公式の略称 という3つの公式表記のほか、(4) 報道メディアが独自に定めた略称 などがある。
地域名が必須、企業名は任意
最長チーム名・最短チーム名
初年度2022シーズンに最長チーム名だった「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安」[43]は、続く2022-23シーズンに向けてグループ企業内の複数チームを再編成し、「浦安D-Rocks」と最短チーム名に生まれ変わった。同チームを運営する企業「NTT Sports X」は、「NTTグループのシンボルチームとして、あえて企業名を付けなかった」「地域に根付いた活動をしたい」と述べている[44][45]。
統一されない「呼称」
企業名などを外した「呼称」を公式に定めている。しかし、企業名を外して短くしたチームと、企業名などを外さないチーム(公式チーム名称のまま)とが混在し、「呼称」は表記が統一されていない[73]。以下に2024-25シーズンDIVISION1の例を示す。
視認性の悪い「公式略称」
アルファベットを使った公式の略称[59]については、BL東京とBR東京のように視認性が悪い場合があるほか、元のチーム名を想起しにくい[43][74][75]。初年度からの分かりにくさについて、スポーツライターの大島和人は、「『名称、略称を人に伝える工夫』を怠っているチームが多い。『何のために名乗るのか』という根本的な思考が欠落している」と批判している[76]。
NHKの表記
NHKでは、通常、アルファベット混じりの公式略称を使っていない。また、初年度とそれ以降とでは、以下のように略称の方針が異なる。
日本テレビの表記
- 2022-23シーズンの日本テレビでは「埼玉ワイルドナイツ 対 横浜キヤノン」[85]「ブラックラムズ 対 トヨタ」[86]と、片方のチームは愛称を使い、もう片方は愛称ではなく企業名を使うなど、略し方が全く統一されず、表記が混乱していた。
- 2023-24シーズンの日本テレビでは、公式の「呼称」で統一して表記している(例:「埼玉ワイルドナイツ×横浜キヤノンイーグルス」[87])。略称の場合は、アルファベットを無くしても分かるチームは、それも略す(例:「埼玉×横浜」)[88]。
J SPORTSの表記
- パートナースポンサーであり、全試合を放送または配信で伝えるJ SPORTSは、アルファベット混じりの公式略称を、試合中継画面の得点表示で使っている。
- 電子番組表(EPG)でのJ SPORTS番組名(対戦名)は、地域のみの表記が可能なチームは、それを原則としている(埼玉、横浜、東葛、相模原、静岡、花園、神戸)。他のチームは、アルファベット混じりなど(BL東京、BR東京、東京SG、東京ベイ、トヨタ)。
選手の登録区分
2024年10月22日現在[89][90]。
選手は、以下のように3つのカテゴリに分けて登録され、それぞれ保有する人数を定めている[91]。 同一シーズン中に、カテゴリを変更することはできない。
大学最終学年に在籍し 新年度から入団内定している選手は、「アーリーエントリー」により、当該年度の全国大学ラグビーフットボール選手権全日程終了後に登録・出場できる[92]。
2024年8月からワールドラグビーが国代表資格条件を緩和し、「5年以上続けて当該国に住む」から「5年間継続して当該国の協会もしくはラグビー団体のみに登録する」となった。これを受けて、2024年10月22日にジャパンラグビーリーグワンは、国外滞在日数の制限(年間62日以内)を撤廃し、これまでシーズンオフに2か月以上の母国帰国を理由にカテゴリーBだった選手の多くが、カテゴリーAになる[17][18]。
「カテゴリA」の条件
以下(1~3)のいずれかを満たす者。各チームの「カテゴリA」の人数は、総選手登録数の80%以上。試合登録は23名のうち17名以上。同時試合出場は11人以上。
1. 日本代表歴のある者。
2. 日本代表歴のない者のうち、以下のいずれかを満たす者。
- 日本で生まれ、日本以外の国または地域のラグビーフットボール協会(他の協会)の代表歴がないこと。
- 両親、祖父母の1人が日本で生まれ、本人に他の協会の代表歴がないこと。
- リーグ登録を行ったシーズン(リーグ登録シーズン)開始日時点で、48か月間以上 継続して協会登録され、他の協会の代表歴がないこと。
- 2024-25シーズン開始日時点で、48か月間以上継続して日本を居住地としており、他の協会の代表歴がないこと。
- 2024-25シーズン開始日時点で、日本に継続居住し、2024-25シーズン開始日以降、日本協会に継続登録し ており、2025-26シーズン以降のリーグ登録シーズン開始時点で、継続居住および継続登録の期間の合計が48か月間以上であること。
- リーグ登録シーズン開始日時点で直前の累計9年間日本を居住地としており、他の協会の代表歴がないこと。
- 継続登録要件を満たし、在学証明書、または卒業証明書により証明することができる留学生であること。
- 継続居住要件を満たし、在学証明書、または卒業証明書により証明することができ、かつ在学中の国外滞在日数が年間62日以下であることが、入国管理局が発行する出入国記録で確認できる留学生であること。(この条件は、2024-25シーズン開始日まで。)
- 2024-25シーズン開始日時点で、日本に継続居住し、在学証明書または卒業証明書により証明することができ、かつ在学中の日本国外滞在日数が年間62日以下であることが、入国管理局が発行する出入国記録により確認することができる留学生であり、2024-25シーズン開始日以降、日本協会に継続登録しており、2025-26シーズン以降のリーグ登録シーズン開始時点で、継続居住および継続登録の期間の合計が48か月間以上であること。(この条件は、2028-29シーズン開始日まで。)
3. 以下のいずれかを満たす者。
- 2016年8月31日以前に日本国籍取得選手として協会登録していたこと。
- 2021年11月30日以前に日本国籍取得選手として協会登録、または日本国籍取得選手として認定されて追加で協会登録されていること。
- 2016年8月31日以前に特別永住権取得選手として協会登録していたこと。
- 2017年8月31日以前に日本での義務教育修了者として協会登録を行っており、引き続き日本に在住していること。
- 2021年度シーズン開始以前に「アジア枠」該当選手として協会登録していたこと。
「カテゴリB」の条件
以下(1~2)のいずれかを満たす者。人数制限があり、各チームのカテゴリB・C合計で、10名以下または総選手登録数の20%以下(いずれか小さい方)。試合登録は、カテゴリB・C合計で6名以下で、かつ、カテゴリCは3名以下。同時試合出場は、カテゴリB・C合計で4名以下で、かつ、カテゴリCは3名以下。
1. 他の協会の代表歴のない者のうち、以下のいずれかに該当する者。
- リーグ登録シーズン開始日時点で「カテゴリA」の要件を満たしておらず、将来的に「カテゴリA」の要件を満たした場合に日本代表資格を得られる可能性があること。
- 2021年11月30日以前に日本国籍取得を申請しているが、2021年12月28日までに当該申請が認定されていないこと。
2. 他の協会の代表歴のある者のうち、以下に該当する者。
- 2021年シーズン開始以前に「アジア枠」該当選手として協会登録していたこと。
2024年10月22日に、ジャパンラグビーリーグワンは、国外滞在日数の制限(年間62日以内)を撤廃し、それまでシーズンオフに2か月以上の母国帰国をしていたことなどを理由にカテゴリBとなっていた選手は、多くがカテゴリAに変更となる[17][18]。
「カテゴリC」の条件
- 「カテゴリA」および「カテゴリB」のいずれにも当てはまらないこと。
- 人数制限があり、各チームのカテゴリB・C合計で、10名以下または総選手登録数の20%以下(いずれか小さい方)。試合登録は、カテゴリB・C合計で6名以下で、かつ、カテゴリCは3名以下。同時試合出場は、カテゴリB・C合計で4名以下で、かつ、カテゴリCは3名以下。
特記事項
初年度2022シーズンのみ、経過措置として、カテゴリA・Bの人数制限は無かった。カテゴリCは3名以下だった。
海外有力選手の加入
南半球のピークシーズンではないため、単年度契約が主流ながら、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカなどの代表選手が多数加入している[93][94][95][96][97][98][99][99][100]。
南半球の有力選手が多く参加する理由として、2023年12月にスポーツライターの直江光信は、(1)フランスTOP14やイングランドプレミアシップと並ぶほど日本でのギャラが高額、(2)海外リーグに比べて試合数が少なく、コンディションを維持しやすい、(3)近年、日本ラグビーのレベルが上がり、選手にとって価値ある競争の場になった、(4)治安や生活インフラの水準が高く、パートナーや子どもが暮らしやすい、を挙げている[101]。
ニュージーランド代表の「サバティカル」制度
ワールドラグビーの代表資格より厳しい、ニュージーランド協会独自の規定がある。それは、「海外チームでプレーする選手は、ニュージーランド代表(オールブラックス)の資格を持てない」というもの[109][110][111][112]。
ただし例外規定として「サバティカル(英: sabbatical、日本語の『長期休暇』に相当)」がある。これによりニュージーランド代表選手は1年間の休暇を利用して、海外でプレーをすることができ、季節が半年ずれている日本など北半球で多くの現役ニュージーランド代表選手が活躍している[109][110][111][112]。
このため、現役ニュージーランド代表選手のリーグワンへの在籍は1シーズンのみとなり、2シーズン以上在籍の場合は国代表を退いた選手となる[113]。
スーパーラグビーのチームとの対戦
ニュージーランド
2023年5月10日、日本ラグビーフットボール協会は、ニュージーランドラグビー協会との連携と定期的な試合開催の覚書を締結。2024年から2027年まで、スーパーラグビーに参加するニュージーランドのチームが、リーグワンのチームと対戦するという内容も含まれる[114]。
THE CROSS-BORDER RUGBY
オーストラリア
2023年7月21日、日本ラグビーフットボール協会は、オーストラリアラグビー協会との覚書を締結した。これにより2024年から2029年までのあいだ、スーパーラグビー所属チームとリーグワン所属チームとの対戦が検討されることになった[127]。
試合方法
テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)については、2024-25シーズンでも、オフ・フィールド・レビュー(TMOバンカー)と20分レッドカードを行う(DIVISION3を除く)[128]。
DIVISION1
出典:[129]
- 日程:2024年12月21日(土) - 2025年5月11日(日)
- 参加チーム:12チーム
- 試合数:108試合(1チームあたり18試合)
- 大会成立要件:全108試合のうち、54試合以上が実施されること。
大会方式
- 12チームを2つのカンファレンスに分け、それぞれ6チームがホスト&ビジターの2回戦総当たり形式で試合(各チーム10試合、内ホスト5試合)を行う。加えて、異なるカンファレンスの6チームのうち、別途リーグが定める2チームとそれぞれホスト&ビジターの2回試合(各チーム4試合、内ホスト2試合)を実施し、残る4チームとそれぞれ1回試合(各チーム4試合、うちホスト2試合)を行う。
- 下記の順位決定方法により、1位から6位は暫定順位とし、それらに該当する6チームが第7条に定めるプレーオフトーナメントに進出し、最終順位を決定する。7位以下はリーグ戦の成績で順位を決定する。
競技規則
順位決定方法
【1】勝ち点、【2】勝利数、【3】1および2が同数であったチーム間の試合での勝ち点、【4】1、2、3が同数だったチーム間の試合での得失点差、【5】全試合の得失点差、【6】当該チーム間の試合でのトライ数、【7】全試合でのトライ数、【8】当該チーム間の試合でのトライ後のゴール数、【9】全試合でのトライ後のゴール数、【10】抽選、によって決定する(1が同数の場合に2によって決定するものとし、以降も同様とする)。
勝ち点
- 付与される勝ち点は、勝ち4点、引き分け2点、負け0点とする。ただし、7点差以内の負けは1点を付与する。また、3トライ差以上での勝ちは追加で1点を付与する。
- 双方のチームの責に帰すべき事由によらず、不可抗力により試合中止になった場合、双方のチームに勝ち点2点および得点14点(2トライおよび2ゴール)を付与する。
- 一方のチームの責に帰すべき事由により試合中止になった場合、その帰責性のあるチームに勝ち点および得点は付与されず、対戦チームに勝ち点4点および得点14点(2トライおよび2ゴール)を付与する。
- 双方のチームの責に帰すべき事由により試合中止になった場合、双方のチーム勝ち点および得点は付与されない。
プレーオフトーナメント
出典:[129]
- 日程:2025年5月17日(土) - 6月1日(日)
- 参加チーム:DIVISION1リーグ戦の上位6チーム
- 試合数:6試合
- 競技規則:DIVISION1と同じ
大会方式
- 準々決勝:リーグ戦3位と6位、4位と5位が対戦し、それぞれの勝者が準決勝に進む。敗者2チームはリーグ戦の成績における上位チームが5位、下位チームが6位となる。
- 準決勝:リーグ戦1位と準々決勝勝者(4位対5位の勝者)、2位と準々決勝勝者(3位対6位の勝者)が対戦し、それぞれの勝者が決勝戦、敗者が3位決定戦に進む。
- 3位決定戦:準決勝の敗者2チームが対戦し、勝者が3位、敗者が4位となる。
- 決勝:準決勝の勝者2チームが対戦し、勝者が優勝、敗者が準優勝となる。
勝敗決定方法
- 【1】40分ハーフによる試合を行い、得点の多いチームが勝者となる。
- 【2】1を行って同点の場合は、以下の各号の順序により勝者を決定する。
- 10分間の延長戦を実施し、先に得点(ドロップゴール、ペナルティゴール、またはトライ)したチームを勝者とする。
- 延長戦は、後半終了から5分後に開始する。
- 延長戦開始まで、両チームはピッチレベルに留まらなければならない。
- 後半終了後5分以内に、レフリーは両チームのキャプテンを呼び、コイントスを行う。コイントスにより選択権を得たチームのキャプテンが、その場でボールまたはエリアを選択する。
- 出場メンバーは後半終了時のメンバーとし、交替・入替についてもそのまま引き継ぐ。
- 後半終了時に一時退出している選手は、ランニングタイムで時間計測し、制限時間内に復帰の宣告をしなければ、正式な交代となる。(出血交替は15分以内、HIAは12分以内)
- 【3】2により勝敗が決しない場合は、以下のようにキッキングコンペティションを実施し、勝者を決定する
- 延長戦終了後ただちにコイントスを行い、選択権を得たチームのキャプテンは、先攻または後攻を選択する。使用するゴールは、競技区域内のコンディション、中継局のカメラ位置、日照方向等を鑑み、予めJRLOと主管運営団体で協議の下決定しておく。
- 両チームは、5名のキッカーおよびキックを行う選手の順番を、キッキングコンペティションの開始前に決定しレフリーへ申告する。延長戦終了時に競技区域にいた選手のみがキッキングコンペティションに参加できる。延長戦終了時にプレーしていない選手(入替・交替した選手、退場、シンビンまたは出血・HIAの一時交替でピッチにいなかった選手)は、キッキングコンペティションに参加することができない。
- キッキングコンペティションは、延長戦終了から5分後に開始する。
- 両チームは22メートルラインより後方の3か所のエリアから、レフリーに申告した選手の順番に従って、両チーム交互にキックを行う。各チーム5名の選手の順番に従い、エリアは下記のように定める。
- 第1エリア・第4エリア:ゴール真正面
- 第2エリア・第5エリア:ゴールに向かって左側、15メートルライン上
- 第3エリア:ゴールに向かって右側、15メートルライン上
- 各チーム5名ずつ全員がキックを行うまで、または、残りのキック数に対していずれかのチームが相手チームの得点を超えることができないと判断されるまで続ける。
- 5人蹴っても同点の場合、再び1人目より第1エリアからキックを行う。ただし、6回目以降は先攻および後攻終了時に得点差がついた時点で勝者を決定する。
- キッカーに選出された5名はハーフウェイラインで待機をする。
- 風が強くキッカーがボールを抑えるプレーサーを要求した場合、キッキングコンペティションに参加している選手をプレーサーとすることができる
- 両チームのキッカー以外のメンバー(チームスタッフエントリーシートに記載されたスタッフを含む)は、使用しないゴールポスト側の22mラインからゴールラインまでのエリアに待機する。
DIVISION2
出典:[129]
- 日程:2024年12月21日(土) - 2025年5月11日(日)
- 参加チーム:8チーム
- 試合数:順位決定戦を含め36試合(1チームあたり12試合)
- 大会成立要件:全56試合のうち、28試合以上が実施されること。
大会方式
- リーグ戦として、8チームがホスト&ビジターの2回戦総当たり形式で試合(各チーム14試合、内ホスト7試合)を行う。
- リーグ戦の結果をもって最終順位を決定する。
競技規則・勝ち点
DIVISION1と同じ。
DIVISION3
出典:[129]
- 日程:2024年12月21日(土) - 2025年5月11日(日)
- 参加チーム:6チーム
- 試合数:45試合(1チームあたり12試合)
- 大会成立要件:全45試合のうち、23試合以上が実施されること。
大会方式
- リーグ戦として、6チームがホスト&ビジターの3回戦総当たり形式で試合(各チーム15試合、内ホスト7試合または8試合)を行う。
- リーグ戦の結果をもって最終順位を決定する。
競技規則・勝ち点
DIVISION1/2入替戦
出典:[129]
- 日程:2025年5月23日(金) - 31日(土)
- 参加チーム:DIVISION1の11位および12位の2チーム、DIVISION2の1位および2位の2チーム
- 試合数:4試合
- 競技規則:DIVISION1と同じ。テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)を実施する。
大会方式
以下のチーム間において2回戦で試合を行う。各対戦で上位となったチームは翌シーズンのDIVISION 1に参加し、下位となったチームは翌シーズンのDIVISION2に参加する。
- DIVISION1の11位 と DIVISION2の2位
- DIVISION1の12位 と DIVISION2の1位
昇降格決定方法
- 昇降格は、【1】勝ち点、【2】勝利数、【3】得失点差、【4】トライ数、【5】トライ後のゴール数、によって決定する(1が同数の場合に2によって決定するものとし、以降も同様とする)。
- 前項により順位が決しない場合、DIVISION1所属チームが残留する。
- 勝ち点の考え方はDIVISION1と同じ。
- 試合中止の判断がなされた場合は原則として代替試合を実施し、勝敗を決定する。代替試合の考え方は、【1】1試合中止となった場合は延期してもう1試合を実施する。【2】2試合とも中止になった場合は延期して1試合のみを実施する。この場合の延期期間は2025年5月31日までとし、これまでに実施できない場合は状況を踏まえて協議する。
方式の変更
やむを得ない事由により、DIVISION 1/2入替戦の方式を変更する場合は、別途理事会が定める。
翌シーズンのカンファレンス分け
翌シーズンのDIVISION 1カンファレンス分けに今シーズンの順位を用いる場合、DIVISION 1の順位にDIVISION 2の順位が次ぐものとする。
DIVISION2/3入替戦
出典:[129]
- 日程:2025年5月23日(金) - 31日(土)
- 参加チーム:DIVISION2の7位および8位の2チーム、DIVISION3の1位および2位の2チーム
- 試合数:4試合
- 競技規則:DIVISION1と同じ。テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)を実施する。
大会方式
以下のチーム間において2回戦で試合を行う。各対戦で上位となったチームは翌シーズンのDIVISION 2に参加し、下位となったチームは翌シーズンのDIVISION 3に参加する。
- DIVISION2の7位 と DIVISION3の2位
- DIVISION2の8位 と DIVISION3の1位
昇降格決定方法
- 昇降格は、【1】勝ち点、【2】勝利数、【3】得失点差、【4】トライ数、【5】トライ後のゴール数、によって決定する(1が同数の場合に2によって決定するものとし、以降も同様とする)。
- 前項により順位が決しない場合、DIVISION2所属チームが残留する。
- 勝ち点の考え方はDIVISION1と同じ。
- 試合中止の場合の考え方は、DIVISION1/2入替戦と同じ。
方式の変更
やむを得ない事由により、DIVISION 2/3入替戦の方式を変更する場合は、別途理事会が定める。
レフリー
パネルレフリー
2023-24シーズンのパネルレフリー(主審として担当する者)は、以下16名。いずれも日本ラグビーフットボール協会A級レフリー[132]。
入場者数・収益
入場者数
シーズン
|
実施 試合数
|
総入場数
|
1試合平均
|
DIVISION1 1試合平均
|
DIVISION2 1試合平均
|
DIVISION3 1試合平均
|
入替戦 1試合平均
|
プレーオフ 1試合平均
|
備考
|
2022
|
150
|
484,047
|
3,227
|
4,213
|
1,670
|
847
|
1,893
|
15,896
|
[133][134]
|
2022-23
|
168
|
745,311
|
4,436 前年比37%増
|
5,744 前年比36%増
|
1,739 前年比4%増
|
1,437 前年比70%増
|
2,273
|
19,842
前年比25%増
|
[135]
|
2023-24
|
173
|
1,146,524
|
6,603 前年比49%増
|
8,929 前年比55%増
|
3,185 前年比83%増
|
1,456 前年比1%増
|
3,702
|
24,648
前年比24%増
|
[15]
|
2022シーズン
2022-23シーズン
2023-24シーズン
- 2023年12月16日に日産スタジアムで開催されたリーグワン2023-24シーズンDIVISION1の第2節「横浜キヤノンイーグルス 対 トヨタヴェルブリッツ」(ホーム:横浜E)の試合において、入場者数が31,312人となり、リーグ戦(レギュラーシーズン)における1試合最多入場者数を記録[12]。
- その翌日12月17日に、味の素スタジアムで行われた「東京サントリーサンゴリアス 対 東芝ブレイブルーパス東京」(ホーム:東京SG)の入場者数が31,953人となり、記録を更新した[13][142][143]。
- 2024年3月16日、DIVISION1の第10節に愛知県の豊田スタジアムで行われた「トヨタヴェルブリッツ対東京サントリーサンゴリアス」(ホーム:トヨタV)において、入場者数が34,568人となり[144]、リーグワンのリーグ戦1試合の最多入場者数記録を3か月ぶりに更新した[145]。
- DIVISION2第2節でも、12月16日にヨドコウ桜スタジアムで行われた「レッドハリケーンズ大阪 対 日本製鉄釜石シーウェイブス」(ホーム:RH大阪)において入場者数8,586人となり、DIVISION2最多記録を更新した[143]。
- 2024年4月6日(DIVISION1とDIVISION3の第12節)、ジャパンラグビーリーグワン2023-24の総入場者数(DIVISION1・2・3の合計)が775,565人となり、最多記録を更新した。翌4月7日にはさらに更新し、796,928人になった[146]。
- 2024年5月26日のDIVISION1決勝戦(BL東京vs埼玉WK)では、56,486人が国立競技場に入場し、前年に最多を記録した決勝戦の入場者数(41,794人)を大きく上回った[147][15]。
- 最終的にシーズン1試合平均が6,603人となり[15]、前身トップリーグ時代の最多となった2015-16シーズンの1試合平均6,470人[16]を超えた。
歴代結果・表彰
詳細は各シーズンのページを参照のこと。個人表彰は「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE個人賞獲得者一覧」を参照のこと。
DIVISION1プレーオフトーナメント
リーグ戦上位4チームで、最終順位(優勝チーム)を決定。
最終順位
リーグ戦順位
- ■色はプレーオフトーナメント進出。▼は降格。■色は入替戦進出。■色は下位リーグへ自動降格。
DIVISION2
- ■色はDIVISION1・DIVISION2入替戦進出、▲は昇格。■色はDIVISION2/DIVISION3入替戦進出、▼は入替戦の結果降格。■色はDIVISION3へ自動降格。
順位決定戦(最終順位)
- リーグ戦の後に、上位チーム同士、下位チーム同士で、それぞれ最終順位を決定する。
リーグ戦順位
DIVISION3
順位決定戦(最終順位)
- 2022シーズンのみ、リーグ戦全10節の後に、上位チームどうし、下位チームどうしで、それぞれ最終順位を決定した。
- 2022-23シーズンからは、リーグ戦が全15節に増え、順位決定戦は無くなった(リーグ戦順位が最終順位となる)。
- ▲は昇格。■色はDIVISION2へ自動昇格。■色はDIVISION2/DIVISION3入替戦進出。■色はリーグ脱退。
DIVISION3 リーグ戦順位
フェアプレーチーム賞
各DIVISIONのリーグ戦(DIVISION2・3の順位決定戦を含む)における反則が少なかったチームに授与[174]。
DIVISIONの昇格・降格・参入
賞金
シーズン
|
DIVISION1
|
DIVISION2
|
DIVISION3
|
最優秀選手
|
備考
|
優勝
|
2位
|
3位
|
4位
|
優勝
|
優勝
|
2022
|
2000万円
|
1000万円
|
500万円
|
300万円
|
300万円
|
100万円
|
100万円
|
[186]
|
2022-23
|
5000万円
|
2000万円
|
1000万円
|
500万円
|
300万円
|
100万円
|
100万円
|
[187]
|
2023-24
|
5000万円
|
2000万円
|
1000万円
|
500万円
|
500万円
|
300万円
|
100万円
|
[188]
|
賞金は、上記の部門で授与される。2022-23シーズンDIVISION1の賞金は前年よりも増額され[187]、2023-24シーズンではDIVISION2と3でも増額となった[188]。
各種タイトル
スポンサー
NTTジャパンラグビーリーグワン2024-25 リーグパートナー(2024年12月21日現在)[189][190]
試合中継メディア
2024-25シーズンにおける試合中継は以下のとおり。
J SPORTS
J SPORTSが事業共創パートナーに就任しており、リーグワン全試合のテレビ・インターネット中継の放映権を取得。初年度2022シーズンから放送・配信をしている。
- DIVISION1とDIVISION2について、4つのテレビ放送チャンネルを活用し、全試合ノーカット実況中継する[198]。DIVISION2は、DIVISION1と同時刻の場合に録画放送となる場合がある。
- DIVISION1の試合を対象とした『【45分版 前節プレーバック!】ジャパンラグビー リーグワン2024-25 D1』と題した1試合45分のダイジェスト中継を随時放送[199]。
- DIVISION3を含むすべての試合について、「J SPORTSオンデマンド」で生中継配信・見逃し配信をする[200]。ただし、DIVISION3ではカメラが1台から数台で、実況アナウンスやリプレイも無い。
- 全DIVISIONについて、『ラグビー わんだほー! 〜ラグビー情報番組〜』(初回は月曜22時から、以後随時再放送)で、当該週の試合ハイライトを毎週1時間ずつ放送する[201]。
|
J SPORTS
|
備考
|
テレビ中継
|
オンデマンド配信
|
45分ダイジェスト番組
|
情報番組
|
DIVISION 1
|
生放送+再放送
|
あり
|
あり
|
「ラグビーわんだほー!」 番組内で扱う
|
DIVISION 2
|
生放送(一部録画)+再放送
|
あり
|
無し
|
|
DIVISION 3
|
無し
|
あり(実況アナ無し)
|
無し
|
|
J SPORTS以外 の メディア
出典:[202]
下の表は、2024-25シーズン全DIVISIONのリーグ戦・順位決定戦・プレーオフの全対戦。録画放送、配信を含む。DIVISION1 第5節まで(Leminoを除く)[210]。
海外での放送
前年度まで
一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン
新規参入チームの募集
「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 新規参入チームの受け入れ (2023年)」を参照のこと。
2025-26シーズンにおける新規参入チームの受け入れを行わないことを、2024年10月22日に発表した[229]。
今後の計画
詳細は「ジャパンラグビーリーグワン (法人)#今後の計画」を参照。
2024年11月28日、ジャパンラグビーリーグワンは2031-32シーズンまでの長期計画を発表した[230][231]。現状と大きく異なる計画は以下のとおり。
- 2025-26シーズン:秋に「若手育成リーグ」を導入し、若年層の選手育成をはかる。
- 2028-29シーズン:ライセンス制にもとづき、スタジアムの固定化を実現する。リーグワンのレギュラーシーズンを、秋~6月開催にする。
プロモーション
初年度2022シーズンから、一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンが独自にプロモーションやチケット・グッズ販売を行っていた。しかしその後は、下記のように日本ラグビーフットボール協会と共同し、徐々にトップリーグ時代へ回帰している。
JRFUと共同のスマホアプリ
2022年10月26日、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)によるスマートフォン向け「JAPAN RUGBY APP(ジャパンラグビーアプリ)」の運用を開始。リーグワンのロゴをアプリのアイコンに使用し、リーグワンの情報配信のほか、リーグワンの試合会場でライブ音声コンテンツの配信も行われている[232]。
JRFUと共同でプロモーション会社を新設
2022年12月1日、ジャパンラグビーリーグワン、日本ラグビーフットボール協会、ソニーグループ株式会社の三者による合弁企業「ジャパンラグビーマーケティング株式会社」設立契約を締結。2023年5月にはNTTドコモが出資参画[233]。リーグワン主催や日本ラグビー協会主催の試合の主管権(興行権)を持つ。プロモーション、観戦チケット・グッズの販売、デジタルコンテンツの配信・提供を行う[234][235][236][237]。2022年12月28日設立、2023年1月6日登記[238][237]。
「Japan Rugby ID」に一元化
2023年から順次、ジャパンラグビーリーグワンと日本ラグビーフットボール協会が主催する試合の観戦チケット購入サイト「Ticket RUGBY」などのWEBサービスを、ユーザーアカウント「Japan Rugby ID」で一元的に利用可能となっている[239]。ジャパンラグビーマーケティングが運営。
オフィシャルサポーター
不祥事
脚注
注釈
- ^ ラグビーリーグの競技会ではない。
- ^ 2011-12シーズンまで"三洋電機ワイルドナイツ"
- ^ 2005-06シーズンまで"東芝府中ブレイブルーパス"
出典
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