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この項目では、東京都の駅について説明しています。かつて兵庫県にあった停留場については「阪神国道線#停留所一覧」をご覧ください。 |
東大島駅(ひがしおおじまえき)は、東京都江東区大島九丁目にある、東京都交通局(都営地下鉄)新宿線の駅である。駅番号はS 16。
旧中川上を横断して駅ホームが設けられており、江戸川区小松川一丁目に跨る[1]。江東区の駅では最も東に位置する。
歴史
駅構造
相対式ホーム2面2線の高架駅[1]。当駅は新宿駅側より「東大島第四架道橋」(21.25 m)、「中川第一橋梁」(45.825 m)、「中川第二橋梁」(44.0 m)、「中川第三橋梁」(46.0 m)、「中川第四橋梁」(52.0 m)から構成されている[1]。旧中川の真上にあるため、駅の出入口は川の両岸(江東区 大島口・江戸川区 小松川口)にある[1][4]。
「東大島第四架道橋」は東京都道472号汐留西瑞江線(1983年3月31日廃止)→特別区道江388号を跨ぐものである[1]。また、「中川第一橋梁」の地下には上下2層構造の大島車両検修場への入出庫線が直角に交差している[1]。
海抜ゼロメートル地帯に位置し、駅施設は水害(洪水)対策としてA.P. +3.5 m以上に設置している[1]。中川水面からホームまでの高さは約12 mである[1]。当駅と船堀駅の間は、極端なゼロメートル地帯である関係上、旧中川・荒川・中川を跨ぐ高架橋と橋梁になっている[1]。
開業当初は船堀方に折り返し用のシーサスクロッシング(両渡り分岐器)と荒川手前まで引き上げ線(現在は本八幡方面への本線)があり、それを使って折り返していた[9]。次の船堀駅延伸開業時、同駅へのシーサスクロッシングの設置が困難だったため、引き上げ線を延長した単線並列運転で継続使用された[10]。その後、1988年(昭和63年)の篠崎駅開業時に解消された[11]。
のりば
(出典:都営地下鉄:駅構内図)
荒川を直角に横断する関係から当駅全体が半径600 mの曲線上にあり、本八幡駅方面に向かって上り3 ‰の勾配上にある[1]。曲線上にホームが設けられているため、2番線側はほぼ終日に渡って立番の駅員が配置されている(1番線側は朝夕のラッシュ帯のみ配置)。駅の北側には交通局大島総合庁舎があり、大島車両検修場をはじめ、乗務員基地(大島乗務管理所大島乗務区)などが設置されており[9]、乗務員交代は当駅で行われる。
駅業務は東京都営交通協力会に委託されている。
当駅をモデルとして、太陽光発電・風力発電・雨水利用・屋上緑化・観葉植物の設置などを行う「駅エコ・プロジェクト」事業を進行している。この事業と併せて2007年夏から1番線ホームにドライミスト噴射装置が試験的に設置され、以後毎年夏にドライミストを噴射した[13]。小松川口の改札外では、同事業の展示スペースが設置されている。2016年8月、霧吹き冷却の運用を停止し、同月末までに撤去、駅ホーム上に冷暖房エアコン、ベンチ等を備えた待合室を設置することが発表され[14]、2018年6月14日から、上下線ホームの両改札近くに計4か所の待合室が供用開始された[15]。
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大島口(2021年4月)
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小松川口(2021年4月)
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大島方面改札(2022年11月)
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小松川方面改札(2022年11月)
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1番線ホーム(2022年11月)
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2番線ホーム(2022年11月)
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ホームにある行政区分標と駅名標(2019年8月)
利用状況
2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は27,592人(乗車人員:13,814人、降車人員:13,778人)である[都交 1]。
各年度の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
年度別1日平均乗降・乗車人員[16]
年度
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1日平均 乗降人員[17]
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1日平均 乗車人員[18]
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出典
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1990年(平成02年)
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11,477
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[* 1]
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1991年(平成03年)
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11,768
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[* 2]
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1992年(平成04年)
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12,044
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[* 3]
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1993年(平成05年)
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12,296
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[* 4]
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1994年(平成06年)
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12,411
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[* 5]
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1995年(平成07年)
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12,222
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[* 6]
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1996年(平成08年)
|
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12,134
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[* 7]
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1997年(平成09年)
|
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12,400
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[* 8]
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1998年(平成10年)
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12,367
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[* 9]
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1999年(平成11年)
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12,109
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[* 10]
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2000年(平成12年)
|
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12,351
|
[* 11]
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2001年(平成13年)
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12,849
|
[* 12]
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2002年(平成14年)
|
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13,200
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[* 13]
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2003年(平成15年)
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26,861
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13,637
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[* 14]
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2004年(平成16年)
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27,334
|
13,918
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[* 15]
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2005年(平成17年)
|
28,210
|
14,362
|
[* 16]
|
2006年(平成18年)
|
28,429
|
14,392
|
[* 17]
|
2007年(平成19年)
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29,670
|
14,984
|
[* 18]
|
2008年(平成20年)
|
30,062
|
15,200
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[* 19]
|
2009年(平成21年)
|
30,553
|
15,448
|
[* 20]
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2010年(平成22年)
|
30,714
|
15,496
|
[* 21]
|
2011年(平成23年)
|
30,433
|
15,339
|
[* 22]
|
2012年(平成24年)
|
30,738
|
15,393
|
[* 23]
|
2013年(平成25年)
|
31,104
|
15,618
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[* 24]
|
2014年(平成26年)
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31,259
|
15,692
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[* 25]
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2015年(平成27年)
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31,706
|
15,892
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[* 26]
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2016年(平成28年)
|
32,251
|
16,146
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[* 27]
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2017年(平成29年)
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32,646
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16,334
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[* 28]
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2018年(平成30年)
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32,728
|
16,361
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[* 29]
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2019年(令和元年)
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32,240
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16,108
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[* 30]
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2020年(令和02年)
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24,491
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12,278
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[都交 2]
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2021年(令和03年)
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25,683
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12,863
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[都交 3]
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2022年(令和04年)
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27,592
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13,814
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[都交 1]
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駅周辺
バス路線
最寄りの停留所は、大島口と小松川口のそれぞれのロータリーにある東大島駅前バス停と、番所橋通り上にある東大島駅入口バス停である。以下の路線が乗り入れ、東京都交通局により運行されている。
東大島駅前(大島口)
東大島駅入口
東大島駅前(小松川口)
隣の駅
- 東京都交通局(都営地下鉄)
- 都営新宿線
- ■急行
- 通過
- ■各駅停車
- 大島駅 (S 15) - 東大島駅 (S 16) - 船堀駅 (S 17)
脚注
注釈
出典
- 東京都統計年鑑
- 東京都交通局 各駅乗降人員
参考文献
- 『東京都交通局80年史』東京都交通局、1992年3月。
- 交友社『鉄道ファン』
- 1979年2月号「都営地下鉄新宿線岩本町 - 東大島間開通」(小林 正好・東京都交通局電車部高速鉄道運転課)
- 1986年12月号「都営新宿線船堀 - 篠崎間延長」(東京都交通局)
- 山海堂『土木施工』
- 1979年3月号グラビア解説 施工研究「都営新宿線・東大島駅の施工」(唐沢 豊・山田 勉・東京都交通局高速電車建設本部第三建設事務所)
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
東大島駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク