『新・赤かぶ検事奮戦記』(しん・あかかぶけんじふんせんき)は、1994年から2005年まで、朝日放送(現:朝日放送テレビ)の制作により、テレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送されたテレビドラマシリーズ。全17回。主演は橋爪功。
司法試験を受験したのではなく、検察事務官から叩き上げで検事になった柊茂の活躍を描く。
原作者は司法試験をクリアし、弁護士資格を持っている和久峻三。
フランキー堺主演の旧シリーズにはなかったナレーションに乾浩明を起用し、乾独特の語り口がドラマを引き立てている。また、原点回帰の観点から、原作には登場するも旧シリーズには登場しなかった、赤かぶ検事夫妻の二人の息子(葉子の弟)も、このシリーズでは登場している[注 1]。
シリーズを通して、原作初期の舞台である飛騨高山のみが舞台であるが、近年の原作のレギュラーキャラである溝口警部と行天遼子警部補が登場している(ただし、行天警部補は14-16作までの3作のみの登場)。
音楽については新規制作分もあるものの渡辺岳夫による旧シリーズの音楽も使われており、冒頭に流れるテーマソングも一貫して旧シリーズのものである[注 2]。
公式な終了アナウンスはないものの、2007年に同じく橋爪功主演・松竹制作による「土曜ワイド劇場」の新シリーズ『天才刑事・野呂盆六』がスタートしたことや、2009年にTBSの「月曜ゴールデン」にて中村梅雀主演による『赤かぶ検事奮戦記 京都転勤篇』の新作が放送された(制作は同じく松竹・京都撮影所)ことから、『新・赤かぶ検事奮戦記』シリーズは事実上完結となった。
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