埼玉県道・東京都道17号所沢府中線(さいたまけんどう・とうきょうとどう17ごう ところざわふちゅうせん)は、埼玉県所沢市から東京都府中市に至る都県道(主要地方道)である。単独指定区間の大部分に、現道と並行したバイパスが存在する(後述)。
概要
当路線の本線(府中街道)は府中市内の旧甲州街道交差点で神奈川県道・東京都道9号川崎府中線に接続しており、どちらも同じ府中街道の通称で事実上ひとつらなりの道路として使われている。府中市内では「川崎街道」と呼ばれることがある。
バイパス(新府中街道)は本線とは異なり東京都道18号府中町田線と一体的に接続されており、本線の川崎方面と合流するような線形にはなっていない。所沢市を中心とした埼玉県西部と府中市を中心とした東京都中西部を繋ぐ主要道路のひとつではあるが、当路線のバイパスの一部が未整備であること(後述)、またこの路線より西側の埼玉方面への主要道路は国道16号まで皆無のため、深夜早朝帯以外は概して流れが悪い。
また、小平市小川町以北の区間は都道16号に重複、さらに久米川町交差点以北は都道4号とも重複しているため、通常これらの区間は「都道17号(県道17号)」として案内されることはない。優先道路の法則は国道と同様であり、番号のより小さい路線が地図や看板などで優先的に表示されることとなっている。
路線データ
新府中街道
府中市から国分寺市にかけては「新府中街道」と称されるバイパス(支線)が存在し、都市計画道路府中所沢線として多摩南北道路に位置づけられている。
新府中街道は、東京都道18号府中町田線(鎌倉街道)が分岐する府中市の中河原駅付近から、東京都道5号新宿青梅線(青梅街道)と交差する小平市の小川町西交差点を終点として事業化されている都市計画道路府中所沢線の通称名である。終点から先は東京都道・埼玉県道16号立川所沢線(府中街道)に合流する。
(都道17号支線としては国道20号との交差点である本宿交番前以北が指定区間である。以南は都道18号支線に指定されている。)
また、東村山郵便局前交差点付近より都県境まで東村山都市計画道路3・3・8号府中所沢線(こちらも前述のバイパス同様に新府中街道と非公式に呼称される)として当路線のバイパス道路を整備する計画があり、現在事業中である。
鎌倉街道線も含め全線で完成すると、鎌倉街道上道以来の町田市から府中市を経て所沢市に至る主要幹線となる。
歴史
路線状況
通称
- 行政道路:埼玉県所沢市金山町 金山町交差点 - 同市東住吉 東住吉交差点
- 所沢街道:(埼玉県所沢市東住吉 東住吉交差点 - )都県境 - 東京都東村山市久米川町 久米川町交差点
- 府中街道:その他の区間。バイパスを除く
- 新府中街道:バイパス区間
バイパス
現在、本線と直接接続していない。
重複区間
地理
通過する自治体
交差する道路
本線
バイパスについてはバイパスの項参照
交差する鉄道・河川
西武国分寺線との交差付近から終点付近までJR武蔵野線と並行している。(東戸倉付近で地下で交差している)
沿線にある施設など
- 本線
脚注
関連項目