中川区(なかがわく)は、愛知県名古屋市にある行政区。名古屋市を構成する16区のうちのひとつで、1937年(昭和12年)10月1日に誕生した。
概要
中川の名は中川運河から。中川区荒子は金沢100万石加賀藩の始祖前田利家の生まれ故郷である。区の西側は市内でも有数の田園地帯が広がっているが、近年になって宅地化が進んだ。庄内川の西に位置する富田地区(旧海部郡富田町)は、1955年(昭和30年)10月1日に名古屋市と合併、中川区に編入された。なお富田地区には富田支所が設置されている(分区問題も参照)。
地理
位置
名古屋市西部に位置し、全域が平坦である。ほとんどの地域が海抜ゼロメートル地帯であり、海水面より低い地域も多い。
地形
河川
- 主な川
地域
地名
人口
隣接自治体・行政区
- 名古屋市の行政区
- 他の市町村
歴史
古代
中世
- 戦国時代
近世
- 江戸時代
近代
- 大正時代
近現代
- 昭和時代(戦前)
- 昭和時代(戦後)
- 1955年(昭和30年)10月1日 - 海部郡富田町が名古屋市に編入合併。中川区の一部となる(現在の中川区のうち、おおよそ庄内川より西側にあたる)。このとき富田地区には富田支所が設置された。
政治
行政
役所
- 区役所
-
中川区役所
-
中川区役所富田支所
-
露橋コミュニティーセンター
分区問題
中川区は、人口が市内の行政区の中で緑区に次いで多いことや、富田地区と残部とがおおよそ庄内川によって区切られており、歴史的にも富田地区は旧海部郡、残部は旧愛知郡であることから、分区がたびたび議論となっている。
2009年には、富田支所管内より分区を求める要望書が議長及び市長に提出されており、この申し入れには、この地区に住む1万7000人以上の署名が行われている。また、2005年の富田地区合併50周年に行ったアンケートによると、アンケート回答者のうち83.7%の人が分区について必要と考えていると回答している[2]。
また、富田地区の名古屋市合併50周年記念誌には、50年後の富田地区の夢の一つとして分区が挙げられている[3]。
なお、市当局は、行政区の適正規模は人口おおむね10万人から20万人程度であり、分区は25万人から30万人を超える状況でかつ現状の問題が区の再編によってしか解消できない場合に検討していくこととしており、当面は現行の16行政区を維持する方針である[4]。
出先機関・施設
国家機関
国土交通省
厚生労働省
防衛省
- 自衛隊
財務省
- 国税庁
施設
警察
- 本部
- 交番
-
中川警察署
-
中川警察署常磐交番
-
中川警察署戸春橋交番
消防
- 消防署
- 出張所
- 日置出張所(福住町6-39)
- 尾頭橋出張所(尾頭橋1-1-41)
- 下之一色出張所(一色新町3-105)
- 富田出張所(東春田2-41)
医療・福祉
- 主な病院
郵便局
- 主な郵便局
- 中川郵便局
- 名古屋愛知町郵便局
- 名古屋助光郵便局
- 名古屋千音寺郵便局
- 名古屋戸田郵便局
- 名古屋中郷郵便局
- 名古屋西日置郵便局
- 名古屋春田郵便局
-
中川郵便局
-
名古屋愛知町郵便局
-
名古屋西日置郵便局
文化施設
- 図書館
- 劇場
- 博物館・記念館
運動施設
対外関係
国際機関
領事館
- 名誉領事館
経済
第二次産業
工業
第三次産業
商業
- 主な繁華街
- 主な商店街
- 主な商業施設
- 主な娯楽施設
本社を置く企業
- 上場企業
- その他の主な企業
拠点を置く企業
情報・生活
ライフライン
電力
ガス
上下水道
電信
処理施設
教育
大学
中川区に大学は設置されていない。ちなみに、1950年10月、当時の名古屋ミシン工芸女学校を母体に翌年、文部省(当時に)名古屋服装短期大学の設置認可の申請を行っていたが不認可となり、設立を断念した。詳細は同記事を参照のこと。
- 私立
専修学校
高等学校
- 県立
- 市立
中学校
- 市立
小学校
- 市立
特別支援学校
- 市立
- 私立
学会
交通
鉄道
鉄道路線
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 東海道本線:(名古屋市中村区)- 尾頭橋駅 -(名古屋市中区)
- ※ 区内には中央本線も通るが、駅はない(尾頭橋駅には中央本線のホームはなく、停車しない)。最寄りは金山駅(金山総合駅)。
- 関西本線:(名古屋市中村区) - 春田駅 -(海部郡蟹江町)
- 名古屋鉄道(名鉄)
- NH 名古屋本線:(名古屋市中村区)- 山王駅 -(名古屋市熱田区)
- 近畿日本鉄道(近鉄)
- E 名古屋線:(中村区)- 近鉄八田駅 - 伏屋駅 - 戸田駅 -(海部郡蟹江町)
- 名古屋臨海高速鉄道
- ■西名古屋港線(あおなみ線):(名古屋市中村区)- 小本駅 - 荒子駅 -(名古屋貨物ターミナル駅)- 南荒子駅 - 中島駅 -(名古屋市港区)
- ※ このほか、金山駅(金山総合駅)も区境に近い。
- ※ 区役所は地下鉄高畑駅とあおなみ線荒子駅の中間あたりに位置する。
地下鉄
- 名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)
- 東山線:高畑駅 - 八田駅
- ※ 東山線の車庫が高畑に存在する。
- ※ 地下鉄東山線の八田駅は中川区にあるが、JR八田駅と近鉄八田駅は区境付近の中村区にある。
- ※ 区の東部の柳川町に名港線が約100m通っているが、駅はない。この付近の最寄り駅は金山駅・日比野駅。
- ※ また同じ地下鉄名港線の六番町駅も熱田区にあるものの、区境に近い。
廃止された鉄道路線
- 日本貨物鉄道(JR貨物)
- ■名古屋港線:(名古屋市中村区)-(山王信号場)- ナゴヤ球場正門前駅(廃止)-(八幡信号場)-(名古屋市港区)
バス
名古屋市営バスの路線が区内全域に運行されており、区内南部の国道1号沿いに名古屋市営バス中川営業所が所在する。そのほか、区内北東部・北西部に名鉄バスセンターと津島市方面を結ぶ名鉄バスの路線が、区内東部(江川線)と南部(国道1号など)に名阪近鉄バス名古屋営業所などの三重交通の路線がある。
またジェイアール東海バスの本社・名古屋支店が小本三丁目(あおなみ線沿い)にある。始発・終着地点(主に名古屋駅周辺)との回送で、共同運行会社を含めた多くの高速バス車両が区内を走行する姿が見られる。
路線バス
営業所
バスターミナル
交通広場
道路
高速道路
- 中日本高速道路(NEXCO中日本)
- 名古屋高速道路
国道
- 一般国道
県道
- 主要地方道・主な市道
- 一般県道
市道
- 主な市道
幹線道路の道路通称名
<南北の道路>
<東西の道路>
観光
名所・旧跡
主な城郭
主な寺院
主な神社
観光スポット
主な公園
- 荒越公園
- 荒子公園
- 高畑公園
- 戸田川緑地公園
- 西古渡公園
- 野田公園
- 八家公園
- 八幡南公園
- 広見公園
- 松葉公園
- 的場公園
-
-
とだがわこどもランド
-
西古渡公園
-
八幡南公園
-
広見公園
-
松葉公園
-
的場公園
出身・関連著名人
歴史上人物
政治家
学界
芸能
スポーツ選手
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
中川区に関連するカテゴリがあります。
|
---|
あ行 | |
---|
か行 | |
---|
さ行 | |
---|
た行 | |
---|
な行 | |
---|
は行 | |
---|
ま行 | |
---|
や行 | |
---|
わ行 | |
---|
富田支所管内 | |
---|
註 |
- ☆ : 住居表示実施地区 ★ : 道路・河川・鉄道等用地のみ ■ : ウィキメディア・コモンズカテゴリ有
|
---|
旧町名 | |
---|
旧町村 | |
---|
カテゴリ |