レイチェル・ワイズ (Rachel Weisz, 1970年 3月7日 - )は、イギリス の女優 。姓の発音は、出身国においては(英語 )ワイズと呼ばれがちだが、父の母語ハンガリー語 ではヴェイス、母の母語ドイツ語 ではヴァイスと発音される。レイチェル自身は、自分の姓の発音は「ヴァイス 」であると表明している[ 1] 。
生い立ち
イングランド ・ロンドン のウェストミンスター で生まれ、ハムステッド・ガーデン・サバーブ で育つ。父親のジョージ・ワイズはハンガリー 出身の発明家 [ 2] [ 3] 、母親のエディット・ルート・ワイズ(旧姓ティーヒ)はオーストリア ・ウィーン 出身で元教師の心理療法士 [ 4] [ 5] 。父方のルーツはユダヤ系 ハンガリー人 であり、母方もユダヤ系イタリア人 の血を引いている。レイチェルが15歳の時に両親は離婚した。妹のミニー・ワイズはアーティストである。
ケンブリッジ大学 で英文学を学んでいたが、演技に興味を持つようになり劇団「Talking Tongues」を結成[ 6] 、エディンバラ・フェスティバル で公演し、ガーディアン賞を受賞する[ 7] 。
キャリア
1993年にデビューし、主にテレビ映画などに出演。1995年に『デスマシーン 』で映画デビュー。同年にショーン・マサイアス 演出による舞台『生活の設計 』での大胆な演技が評判となり、これを見たベルナルド・ベルトルッチ が1996年公開の『魅せられて 』に起用。また、同年公開の『チェーン・リアクション 』でキアヌ・リーブス の相方を演じハリウッド 作品に初出演する。
1999年公開の大ヒット作『ハムナプトラ/失われた砂漠の都 』で国際的に名前が知られるようになる。以降、ラブコメやアクションなど、様々な映画に出演する。出世作『チェーン・リアクション』でペアを組んだキアヌ・リーブスとは『コンスタンティン 』で再共演している。2005年公開のイギリス映画 『ナイロビの蜂 』の演技で、第78回アカデミー賞 助演女優賞 、第63回ゴールデングローブ賞 助演女優賞 を受賞。
2012年、ドーヴィル・アメリカ映画祭でのワイズ
自身が制作に関わっている2017年公開の『ロニートとエスティ 彼女たちの選択 』では、自身初となるレズビアン の女性を演じレイチェル・マクアダムス と濃厚なキスシーンを演じた。
私生活
アレッサンドロ・ニヴォラ 、サム・メンデス などとの交際を経てアメリカの映画監督ダーレン・アロノフスキー と婚約。2006年5月31日に長男(ヘンリー・チャンス)を出産[ 8] [ 9] 、ニューヨーク 市内のマンハッタン で事実婚生活を送っていたが2010年11月、既に破局していると発表[ 10] [ 11] 。
映画『ドリームハウス 』での共演をきっかけに、2010年12月頃から俳優のダニエル・クレイグ と交際[ 12] 。2011年6月22日に結婚した[ 13] 。同年、アメリカの市民権を取得[ 14] 。2018年9月1日、クレイグとの間の第一子である女児が誕生したと報じられた。
主な出演作品
映画
テレビ
放映年
邦題 原題
役名
備考
吹き替え
1993
主任警部モース Inspector Morse
アラベラ・ベイドン
シーズン7 第3話「神々の黄昏」
赤と黒 Scarlet and Black
マチルド
ミニシリーズ
2010
ザ・シンプソンズ The Simpsons
Dr. Thurmond
声の出演 シーズン22 第7話「バートと伝書バト」
2023
戦慄の絆 Dead Ringer
エリオット/ビヴァリー・マントル
ミニシリーズ
渋谷はるか
日本語吹き替え
田中敦子 と甲斐田裕子 が担当することが多い。
脚注
^ Rachel Weisz Is Going to Start Correcting People on How to Pronounce Her Last Name
^ “Rachel Weisz biography ”. filmreference.com. 7 March 2011 閲覧。
^ Brown, Mick (1 August 2009). “Rachel Weisz talks about starring in A Streetcar Named Desire” . The Daily Telegraph . http://www.telegraph.co.uk/culture/theatre/theatre-features/5931197/Rachel-Weisz-talks-about-starring-in-A-Streetcar-Named-Desire.html 7 March 2012 閲覧。
^ “The virtues of Weisz” . Evening Standard (London). (16 November 2006). http://www.thisislondon.co.uk/starinterviews/article-23374776-the-virtues-of-weisz.do 7 March 2011 閲覧。
^ “Rachel Weisz: 5 things to know about Daniel Craig's new wife” . CBS News. http://www.cbsnews.com/8301-31749_162-20074657-10391698.html 7 March 2011 閲覧。
^ Foley, Jack. “IndieLondon: Definitely Maybe – Rachel Weisz interview ”. Indielondon. 7 March 2011 閲覧。
^ Riggs, Thomas (2002). Contemporary Theatre, Film & Television: Volume 41 of Contemporary Theatre, Film and Television Series . Gale / Cengage Learning. p. 369. ISBN 0-7876-5113-3
^ “Oscar winner Rachel Weisz has baby boy” . USA Today (Gannett Company, Inc). (1 June 2006). http://www.usatoday.com/life/people/2006-06-01-weisz-baby_x.htm 23 May 2007 閲覧。
^ Silverman, Stephen M. (1 June 2006). “Rachel Weisz has a boy ” . People . http://www.people.com/people/article/0,,1185721,00.html 7 March 2011 閲覧。 .
^ “レイチェル・ワイズとダーレン・アロノフスキーが破局” . シネマトゥデイ. (2010年11月9日). https://www.cinematoday.jp/news/N0028249 2013年1月3日 閲覧。
^ Perry, Simon (9 November 2010). “Rachel Weisz & Darren Aronofsky split up” . People . http://www.people.com/people/article/0,,20440528,00.html 10 November 2010 閲覧。
^ Chow, Nicholas. “The G-Files: June 4th – 1 ”. MSN Malaysia Entertainment. 12 September 2010 閲覧。
^ “『007』のダニエル・クレイグが極秘結婚!お相手は『ハムナプトラ』のレイチェル・ワイズ!” . シネマトゥデイ. (2011年6月26日). https://www.cinematoday.jp/news/N0033336 2013年1月3日 閲覧。
^ "Rachel Weisz on the Today Show" 27 July 2011, The Daily Show
^ “マイ・ブルーベリー・ナイツ DVD スペシャル・プライス ”. TCエンタテインメント . 2021年3月18日 閲覧。
^ “ボーン・レガシー ”. ふきカエル大作戦!! . 2021年3月18日 閲覧。
^ “オズ はじまりの戦い ”. ふきカエル大作戦!! . 2021年3月18日 閲覧。
^ “ロニートとエスティ 彼女たちの選択 ”. ソニー・ピクチャーズ公式 . 2021年3月18日 閲覧。
^ “女王陛下のお気に入り ”. ふきカエル大作戦!! (2019年5月31日). 2021年3月18日 閲覧。
^ “ブラック・ウィドウ -日本語吹き替え版 ”. ふきカエル大作戦!! (2021年7月9日). 2021年7月9日 閲覧。
外部リンク
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