ダニー・グレンジャー・ジュニア(Danny Granger,Jr. , 1983年4月20日 - )はアメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ出身の元バスケットボール選手。NBAのインディアナ・ペイサーズなどに所属していた。ポジションはスモールフォワード。203cm、103kg。
経歴
学生時代
大学はブラッドリー大学で2001年から2シーズンを過ごし、2003-04シーズンからはニューメキシコ大学でプレイした。04-05シーズンには18.8得点8.9リバウンド、スリーポイントシュート成功率43.4%を記録し、シーズン通算60アシスト60ブロック60スティールを達成した同校初の選手となった。優勝を果たしたマウンテン・ウェスト・カンファレンストーナメントでは同トーナメントMVPを獲得した。
カレッジ個人成績
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2001–02
|
ブラッドレー大学
|
21 |
17 |
24.6 |
.446 |
.176 |
.790 |
7.1 |
.7 |
1.3 |
2.4 |
11.1
|
2002–03
|
ブラッドレー大学
|
14 |
13 |
27.1 |
.518 |
.300 |
.684 |
7.9 |
1.1 |
1.4 |
1.4 |
19.2
|
2003–04
|
ニューメキシコ大学
|
22 |
22 |
32.0 |
.491 |
.333 |
.760 |
9.0 |
2.1 |
1.3 |
1.4 |
19.5
|
2004–05
|
ニューメキシコ大学
|
30 |
30 |
30.0 |
.524 |
.433 |
.755 |
8.9 |
2.4 |
2.1 |
2.0 |
18.8
|
Career
|
95 |
82 |
28.4 |
.496 |
.366 |
.752 |
8.2 |
1.6 |
1.6 |
1.9 |
16.7
|
NBA時代
2005年のNBAドラフトにてインディアナ・ペイサーズから1巡目17位指名を受けてNBA入りを果たす。ルーキーイヤーとなった05-06シーズンはベンチスタートとなったが、7.5得点4.9リバウンドのアベレージでオールルーキーセカンドチームに選ばれた。翌06-07シーズンにはスモールフォワードとして先発に定着。一時先発から外れるものの、1月にはゴールデンステート・ウォリアーズとの間で8選手が絡む大型トレードが行われ、フォワードのアル・ハリントンが移籍したことにより再び先発に返り咲いた。
翌07-08シーズン、世間を最初に驚かせたのは前評判の低かったペイサーズの開幕3連勝とグレンジャーの活躍だった。3連勝中チームを牽引する働きを見せたグレンジャーはシーズン最初の週間MVPを獲得した。その後ペイサーズは一気に負けが込み、結局プレーオフ進出はならなかったが、グレンジャーは好調を維持し続け、19.6得点6.1リバウンド、スリーポイントシュートは40.4%と大きく成績を伸ばし、故障者が続出し苦境に立たされていたチームを支え続けた。オフには5年9,930,500ドルの大型契約を結び、さらにペイサーズはジャーメイン・オニールを放出するなどし、グレンジャーは事実上ペイサーズのエースとなった。2008-09シーズンのグレンジャーの成長は目覚しく、1月11日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦ではキャリアハイの42得点をあげ[2]、オールスターにも初選出される。個人成績を25.8得点5.1リバウンドまで伸ばし、MIP賞に選出された[3]。
しかし、2012-13シーズン辺りから、左膝の怪我や、ポール・ジョージやランス・スティーブンソンなどの台頭により、出番が少なくなっていった[4][5]。
2014年2月20日、2015年ドラフト2巡目指名権とともに、エバン・ターナーおよびラボイ・アレンとのトレードでフィラデルフィア・セブンティシクサーズに放出され[6]、その後1試合もプレーせずに2月26日に解雇され[7][8]、2月28日にロサンゼルス・クリッパーズと契約した[9]。
2014年7月、マイアミ・ヒートに移籍した[10][11]が、2015年2月19日の複数チームが絡んだ大型トレードで、フェニックス・サンズに放出され、更に「個人的な事情」でサンズには合流せず、サンズでは不出場に終わった[12]。6月17日、1年217万ドルのオプションを行使し契約した[13]。
2015年7月9日、 レジー・ブロックとマーカス・モリスと共に2020年のドラフト2巡目指名権との交換でデトロイト・ピストンズに放出され[14]、シーズン開幕前に解雇[15]。現在は事実上の引退状態となっている。
プレイスタイル
SFとしては長身ながら機動力に優れ、アウトサイドからのシュートも得意としている。優れたディフェンダーでもあり、リバウンドでも強さを発揮するなど、総合的な能力は高い。
人物
脚註
外部リンク
|
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|