1965年ドイツグランプリ (1965 German Grand Prix、正式名称:XXVII Großer Preis von Deutschland) は、1965年のF1世界選手権第7戦として、1965年8月1日にニュルブルクリンクで開催された。
レースは15周で行われ、ロータスのジム・クラークがグランドスラムでドライバーズチャンピオンを決め、ロータスのコンストラクターズチャンピオンも決定した。BRMのグラハム・ヒルが2位、ブラバムのダン・ガーニーが3位となった。
レース概要
ホンダはRA272の改修を行うため、本レースを欠場した[1]。
ジム・クラークはここまで5連勝[注 1]で、本レースでも優勝すれば、ベスト6戦の有効ポイント制でフルマーク(9点x6戦=54点)を達成してチャンピオンが決定する[2]。本レースを迎える前にチャンピオンの可能性があったのはクラークとグラハム・ヒルだけだったが、クラークは最後まで首位の座を譲らず、グランドスラムで6連勝[注 1]を挙げ、3戦を残して2年ぶり2回目のチャンピオンを決めた[2]。
クラークを追うドライバーはあらゆるメカニカルトラブルを抱え、ジョン・サーティースはシフトレバー、ジャッキー・スチュワートはウィッシュボーンが曲がり、デニス・ハルムはシートが緩んだ際に燃料タンクが壊れ、クリス・エイモンは2つのトランジスタボックスを借用したにもかかわらず、トランジスタに問題が発生した。
クラークは8月最初の日に早々とチャンピオンを獲得したが、これはミハエル・シューマッハが2002年7月21日の第11戦フランスGPで5回目のチャンピオンを獲得するまで、F1史上最速のチャンピオン決定日であった。
エントリーリスト
- 追記
- ^1 - ホンダはRA272の改修を行うため欠場[1]
結果
予選
- 追記
- 上位20台が決勝進出
- ^1 - アンダーソンは予選でのアクシデントにより決勝の出走を見合わせた[6]
決勝
- ラップリーダー[8]
第7戦終了時点のランキング
- ドライバーズ・チャンピオンシップ
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- コンストラクターズ・チャンピオンシップ
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- 注: トップ5のみ表示。ベスト6戦のみがカウントされる。ポイントは有効ポイント、括弧内は総獲得ポイント。
注釈
脚注
参照文献
外部リンク