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この項目では、南阿蘇鉄道高森線の駅について説明しています。JR西日本岩徳線の駅については「周防高森駅」をご覧ください。 |
高森駅(たかもりえき)は、熊本県阿蘇郡高森町大字高森にある南阿蘇鉄道高森線の駅で、同線の終着駅でもある。南阿蘇鉄道本社が設置されている。
概要
高森線は国鉄時代、高千穂線(後の高千穂鉄道高千穂線)と結ばれて九州横断鉄道の一部となる予定であったが、高森線開通時には高森 - 高千穂間の工事予定がまだ決まっておらず、駅は利便性を考えて町の中心部に造られた。九州横断鉄道全通時には、高森トンネル(現在高森町が運営する高森湧水トンネル公園)入口付近に駅が移転する予定であったが、高森トンネルの出水事故や国鉄再建法成立などにより九州横断鉄道建設は中止となり、駅移転の話も立ち消えとなった(高森 - 高千穂間の詳細は高千穂鉄道高千穂線「未開業区間」の項を参照)。
現在の駅舎は3代目であり、先代の駅舎が築35年以上も経過し施設の老朽化に加え、2016年の熊本地震により建物の一部が被災したのを受けて2019年に新駅舎の工事に向けて着手し、地震の影響を受けて長らく不通となっていた中松-立野間の復旧完了ならびに南阿蘇鉄道高森線完全復旧を前に2023年4月28日に完成。これまで使用していた先代の駅舎は新駅舎供用後に解体され、その跡地には地域交流の場として新たに交流施設が2024年7月13日に完成し、高森駅周辺再開発整備が完了した。
また、当駅は鉄道以外にも高森町内・山都町(蘇陽)方面・立野駅方面や、阿蘇くまもと空港・熊本市の桜町BT・熊本駅方面ならびに高千穂・延岡方面へ向かう路線バスも停車しており、町内最大のバスターミナルとしての機能も有する。かつては阿蘇山観光の南の玄関口としての機能も有していたが、2012年3月末にに産交バスが運行する阿蘇南登山線(高森駅-阿蘇山、一部は阿蘇山経由阿蘇駅まで)が廃止され、代替となる九州横断バス「熊本 - 南阿蘇 - 黒川温泉」線も翌年3月末に廃止されたために、高森駅と阿蘇山を結ぶ公共交通機関は消滅した。
歴史
駅構造
単式ホーム1面1線と留置線を有する地上駅であり、列車停泊の設定もある。
当駅は高森線唯一の有人駅であり、出札窓口では、乗車券(自社線内及び立野駅連絡でJR豊肥本線熊本駅までの連絡乗車券)、定期券、回数券、定期券、1日フリー乗車券、トロッコ列車「ゆうすげ号」の指定席券を発売している。
また、駅舎横(旧駅舎跡地)には地域交流の場として交流施設が新たに作られ、列車の待ち時間等に靴を脱いでくつろげる休憩スペースや勉強スペース、イベント用ステージなども備えられている。
駅広場にはONE PIECE 熊本復興プロジェクトにて登場キャラ「フランキー」の銅像が置かれている。
かつては、駅前広場に国鉄C12形蒸気機関車が静態保存された状態で長らく展示されていたが、新駅舎再開発工事の際に撤去され、現在は福岡県直方市のNPO法人「汽車倶楽部」に引き取られ、移設譲渡された。
利用状況
駅周辺
バス路線
- 高森中央 - 高森駅から約0.3 Km、高森町観光交流センター前
- 一般路線 - 南阿蘇方面「南阿蘇ゆるっとバス」、高森町民バス
ギャラリー
隣の駅
- 南阿蘇鉄道
- ■高森線
- 見晴台駅 - 高森駅
脚注
関連項目
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高森駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク