食野 亮太郎(めしの りょうたろう、1998年6月18日 - )は、大阪府泉佐野市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・ガンバ大阪所属。ポジションはフォワード。
来歴
プロ入り前
中学生からガンバ大阪の下部組織に入団。高校2年生になるとガンバ大阪ユースのAチームでプレーして、高円宮杯U-18サッカーリーグの優勝を果たした。2016年、3年生になるとガンバ大阪のトップチームに2種登録された。
2016年3月11日、J3リーグに参戦したガンバ大阪U-23の開幕戦となったY.S.C.C.横浜戦で途中出場を果たした[1]。6月26日、J3第14節の福島ユナイテッドFC戦でリーグ戦初先発。9月18日、J3第22節の鹿児島ユナイテッドFC戦では途中出場からJ3リーグ初得点をあげた。9月21日、2017年シーズンよりトップチームに昇格することが発表された[2]。
ガンバ大阪
2017年、ガンバ大阪に入団してU-23チームの会見に挑んだが、去年のU-23の活躍が評価されてトップチームの合宿に参加した[3]。3月18日、J3第2節のSC相模原戦ではU-23に戻って途中出場した[4]。5月14日、J1第11節の北海道コンサドーレ札幌戦でトップチーム初のベンチ入りを果たした。9月10日、第21節のアスルクラロ沼津戦で今季J3初得点を含む2得点を決めた[5]。
2018年3月11日、J3開幕戦のグルージャ盛岡戦で2得点を決めて逆転勝利に貢献した[6]。4月1日の藤枝MYFC戦でも2得点を決めて、トップチームに帯同した[7] 4月8日、J1第6節のヴィッセル神戸戦でJ1リーグ初出場を果たした[8]。5月9日、ルヴァンカップ第5節のサンフレッチェ広島戦でトップチーム初得点を決めた。
2019年4月7日、J3第5節のFC東京U-23戦では今季5点目を決めて得点ランキングトップに立った[9]。4月24日、ルヴァンカップ第4節のジュビロ磐田戦ではトップチームで今季初先発を飾るとゴールを決めた[10]。5月11日、第11節のサガン鳥栖戦でJ1初ゴールを決めた[11]。
ハート・オブ・ミドロシアン
2019年8月9日、プレミアリーグのマンチェスター・シティFCへの完全移籍が発表された[12]。8月30日、スコティッシュ・プレミアシップのハート・オブ・ミドロシアンFCへのレンタル移籍が発表された。8月31日、第4節のハミルトン・アカデミカルFC戦で移籍後初出場を果たした[13]。9月15日、第5節のマザーウェルFC戦で移籍後初ゴールを決めた[14]。
リオ・アヴェFC
2020年9月1日、ポルトガル1部のリオ・アヴェFCへ期限付き移籍する事を発表した[15]。期間は2年間で、買取オプションが付けられている[16]。9月20日、開幕戦のCDトンデラ戦で移籍後初ゴールを決めた[17]。
GDエストリル・プライア
2021年8月2日、プリメイラ・リーガに昇格したGDエストリル・プライアは食野の加入を発表。買取オプション付きのローンと報じられている[18]。8月8日、開幕戦のFCアロウカ戦で移籍後初ゴールを決めた。[19]。
2021-22シーズンまで、期限付き移籍で計3クラブで1シーズンずつプレーしたが、目立った活躍は無かった[20]。
ガンバ大阪に復帰
2022年7月8日、古巣のガンバ大阪に復帰したことが発表された[21]。7月30日、第23節の京都サンガF.C.戦で復帰後初ゴールを決めた。
代表
2020年1月、AFC U-23選手権のメンバーに唯一の海外組として選出された[22]。1月10日、GL第1戦のU-23サウジアラビア戦では一時は同点となるゴールを決めるもチームは終盤にPKから失点を献上して1-2で敗れた[23]。その後もチームは勝ち星を得られず史上初のGL敗退となった。東京オリンピック出場を目指す2021年、U-24日本代表に召集され、コンスタントに出場し、直前までメンバー争いに加わったものの、目立ったアピールはできず、東京オリンピック本大会のメンバーから落選した。
エピソード
- 江戸中期から幕末にかけて栄えた豪商・食野家の末裔[24]。
- 弟の食野壮磨もガンバ大阪ユース所属のままトップチームに2種登録されており、2019年3月30日のJ3第4節・Y.S.C.C.横浜戦では兄弟アベックゴールを決めている[25]。現在は京都産業大学に在籍し、2024シーズンから16年ぶりにJ1に昇格した東京ヴェルディに加入することが決まっている[26]。
- J1初ゴールとなった第11節サガン鳥栖戦の得点は、令和におけるガンバ大阪のJ1リーグ初ゴールとなった。
所属クラブ
- ジョイナスFC
- アンドリュースFC
- 2011年 - 2013年 ガンバ大阪ジュニアユース
- 2014年 - 2016年 ガンバ大阪ユース
- 2017年 - 2019年8月 ガンバ大阪
- 2019年8月 - 2022年7月 マンチェスター・シティFC
- 2022年7月 - ガンバ大阪
個人成績
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2017 |
G大阪 |
40 |
J1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0
|
2018 |
11 |
0 |
5 |
1 |
1 |
0 |
17 |
1
|
2019 |
12 |
3 |
4 |
1 |
1 |
1 |
17 |
5
|
スコットランド
| リーグ戦 |
S・リーグ杯 | スコティッシュ杯
|
期間通算
|
2019-20 |
ハーツ |
77 |
S・プレミア |
20 |
3 |
2 |
0 |
0 |
0 |
22 |
3
|
ポルトガル
| リーグ戦 |
リーグ杯 | ポルトガル杯
|
期間通算
|
2020-21 |
リオ・アヴェ |
40 |
プリメイラ |
19 |
3 |
2 |
1 |
1 |
0 |
22 |
4
|
2021-22 |
エストリル |
26 |
9 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
9 |
1
|
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2022 |
G大阪 |
40 |
J1 |
13 |
2 |
- |
- |
13 |
2
|
2023 |
8 |
27 |
3 |
7 |
1 |
1 |
0 |
35 |
4
|
2024 |
11 |
0 |
1 |
0 |
3 |
0 |
15 |
0
|
通算 |
日本 |
J1
|
74 |
8 |
17 |
3 |
6 |
1 |
97 |
12
|
スコットランド |
S・プレミア
|
20 |
3 |
2 |
0 |
0 |
0 |
22 |
3
|
ポルトガル |
プリメイラ
|
28 |
4 |
2 |
1 |
1 |
0 |
31 |
5
|
総通算
|
122 |
15 |
21 |
4 |
7 |
1 |
150 |
20
|
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本
| リーグ戦 |
期間通算
|
2016 |
G大23 |
45 |
J3 |
13 |
1 |
13 |
1
|
2017 |
40 |
20 |
3 |
20 |
3
|
2018 |
15 |
5 |
15 |
5
|
2019 |
8 |
8 |
8 |
8
|
通算 |
日本 |
J3
|
56 |
17 |
56 |
17
|
総通算
|
56 |
17 |
56 |
17
|
タイトル
チーム
- ガンバ大阪ユース
代表
- U-22日本代表
- U-23日本代表
- U-24日本代表
- SAISON CARD CUP 2021(2021年)
脚注
関連項目
外部リンク