関西学生アメリカンフットボール連盟(かんさいがくせい - れんめい、英語: Kansai Collegiate American Football Association)とは、近畿地方2府4県(京都府・大阪府・滋賀県・兵庫県・奈良県・和歌山県)及び岡山県・鳥取県・徳島県における大学のアメリカンフットボール部が所属する連盟であり、日本学生アメリカンフットボール協会の傘下団体である。
2016年 甲子園ボウルの西日本代表校決定トーナメントに、DIV.1の1位校に加えて2位校も出場できるようになった。すなわち、西日本の他地区リーグの優勝校がトーナメントを組み、勝ち上がって来たチームと関西2位校が対戦し、その勝者は関西1位校とWESTERN JAPAN BOWLで対戦し、その勝者が西日本代表校となる。
2019年 次年より甲子園ボウルの西日本代表校決定トーナメントに、DIV.1の1位校・2位校に加えて3位校も出場できるようにすることを決定。すなわち、西日本の他地区リーグの優勝校のうち、東海と中四国の勝者が関西3位校と、九州と北陸の勝者が関西2位校と対戦し、それぞれの勝者が関西1位校とWESTERN JAPAN BOWLで対戦し、その勝者が西日本代表校となる。「関西1位校のアドバンテージが小さいという声に応えた」措置とされている。すなわち関西2・3位校は勝ち上がっても過密日程となるので、休養・調整十分の関西1位校が有利になる。ただし、新型コロナウィルスの感染拡大で実際の実施は2021年になる。
2022年 WESTERN JAPAN BOWLが中止になり、優勝校だけが全日本学生選手権の準決勝に出場する形式となる。アメフト部員による不祥事で同志社大学から、同年度秋季リーグ(入れ替え戦含む)の出場辞退申し出があり、すでに9月3日に消化した関西大学戦以外の残り6試合を不戦敗の扱いとすることが正式に承認された。これにより、同志社大学は2023年度は活動停止期間の解除を条件として2部降格が決定した。不祥事を理由としての出場辞退による2部降格は現行制度では史上初[1]。
NEW ERA BOWL(旧平成ボウル)…7月初旬に開催される関西学生の各校(Div.1 - 3の全校)と全米大学体育協会からの招聘大学とがBLUE STARS、WHITE STARSに分かれて戦うオールスター戦。例年、春季日程の最後の公式試合として開催されている。会場は2003年以降キンチョウスタジアムであるが、2007年は京セラドーム大阪で、2008年は長居第2陸上競技場にて開催されている。
神戸ボウル…1952年から開催されているボウルゲーム。第1回神戸ボウルは全星陵高校と全兵庫高校との対戦(全星陵高6-0全兵庫高)であり以降社会人王座決定戦、オールスター戦と形式を変えながら50年以上続いている。現在のXリーグ西地区所属チームと関西学生リーグ所属大学の交流戦となったのは、1994年以降であり、例年6月に開催されている。1990年以降、Hall of Fame Gameとして、試合に先立ち関西のアメリカンフットボール界への功労者(個人及び団体)を表彰する。会場は2003年以降王子スタジアム。招待チーム/大学は毎年変わるが、神戸に縁があるチームが招待されることが多い。主催は日本社会人アメリカンフットボール協会と関西学生アメリカンフットボール連盟。
2016年以降は西日本のすべてのリーグの優勝校がパラマストーナメント方式で勝ち上がってきた大学と関西学生アメリカンフットボール連盟1部の2位校が対戦し、その勝者が「WESTERN JAPAN BOWL」で甲子園ボウルの出場を賭けて戦うことになった。そのため複数校が優勝してもトーナメントは行われなくなり、当該校間での対戦の勝利校が上の順列となる。2019年以降は2位校と3位校が他リーグ優勝校とのトーナメントに出場し、勝ち抜いた学校が関西1位校と「WESTERN JAPAN BOWL」で戦うことになった。2020は新型コロナウイルスの影響で全日本大学選手権が中止となり、2021年は西日本代表決定戦への関西地区の出場校が3位校までになるという変化があった。
まず、東海学生1部優勝校対Div.2(Aブロック or Bブロック)優勝校、北陸学生1部優勝校対Div.2(Aブロック or Bブロック)優勝校の対戦が行われる。この対戦を入替戦出場校決定戦といい、勝利校がDiv.1の順列7位校・8位校のいずれかとDiv.1-2入替戦を戦う。そして、入替戦の勝利校が来季のDiv.1に所属し、敗戦校はDiv.2に所属することになる。なお、入替戦出場校決定戦の組み合わせは毎年シーズン前に発表され、入替戦の組み合わせは、春に開催される西日本学生トーナメント(Div.2A・Bブロック各上位2校によるトーナメント)の優勝校の所属するブロックがDiv.1の順列8位校とそれ以外のブロック所属校がDiv.1順列7位校と対戦する。
関西学院大学ファイターズ 60回(1946・1948-1981・1984-1985・1988-1989・1991・1993・1996-1997・1999-2001・2004・2006-2007・2010-2014・2016・2018-2019・2021-2023) 1946年・1948年・1996年・2004年・2010年の5回を除く計54回に加えて、優勝を逃したがWESTERN JAPAN BOWLを制した2017年、トーナメントを制した2020年を加えた57回甲子園ボウルに出場。
2016年以降2021年までの☆大学名は、WESTERN JAPAN BOWLを制して甲子園ボウルに出場した大学。
複数の優勝校がある年は、2010年迄及び2023年以降は最上段に記載された大学が甲子園ボウルに出場。2019年は上段に記載された大学が関西1位校としてWESTERN JAPAN BOWLに出場、下段の大学は他地区の勝ち上がり校とのWESTERN JAPAN BOWL出場決定戦に回った。☆大学名がWESTERN JAPAN BOWLを制して甲子園ボウルに出場した大学。
万博記念競技場…ガンバ大阪のホームグラウンドではなくなったことから余裕ができ、2016年から使われることが増えた。関立戦・関関戦などの比較的多くの観客を集める試合の時に使われる。また、2016年以降はWESTERN JAPAN BOWL(ウエスタン ジャパン ボウル)の会場にもなる。2021年は万博記念競技場改修工事のため、試合がなかった。
1990年代から2002年までは、毎節終了後の日曜日深夜に毎日放送で「FLASH BOWL SERIES ハイライト」というDiv.1の試合のダイジェスト番組が放映されていた。しかし、2003年から1節ごとの放送が2節をまとめての放送となり、2004年には「スポーツ・ドリーム」という関西ローカルのスポーツ番組の1コーナーに縮小された。2005年からは、毎日放送制作でのダイジェスト番組の放送は終了し、後述するGAORAの「関西学生アメリカンフットボールハイライト」に継承されることになった(毎日放送でも放映)。番組の進行は1990年代半ばまで石田敦子、馬野雅行らの毎日放送アナウンサーが、その後長らくヒロ寺平が務めたが、2007年に関学OBで、TBSアナウンサーであった、有馬隼人に交代した。
リーグ戦以外にも、NEW ERA BOWL、えびすボウル(2004年のみ。2005年は読売テレビのHPでハイライト動画が配信されている)が深夜録画中継されている。