有馬 隼人(ありま はやと、1977年[1]10月29日 - )は、フリーアナウンサー、アメリカンフットボール実況・解説者、アメリカンフットボール元選手(QB)、元TBSアナウンサー。グリーンメディア所属。身長178cm、体重78kg、左投げ。現在、アナウンサー業を行いつつ、Xリーグ・オリエンタルバイオシルバースターでヘッドコーチを務めている。
人物・略歴
大学以前
広島県[1]福山市生まれ。家族構成は、両親と2人の姉がいる[2]。父親は鹿児島県出身[3]。福山市立蔵王小学校在学中は、蔵王スイミングスクールに通っていた[4]。9歳の時、大阪府豊中市に転居。中学時代はバスケットボール部所属だった。大阪府立箕面高等学校在学中にアメリカンフットボールを始め[1]、QBとして活躍。投げ手は左手。3年生時の春季、西宮ボウル(大阪府選抜-兵庫県選抜)等で注目を集める。秋の高校アメリカンフットボール選手権大会では、奇跡的な逆転勝利などを数々演出し「箕面現象」とも言われた快進撃で準決勝へ進む。スポーツ推薦制度のない公立高校の準決勝進出は快挙であり、関西フットボール界の大きな話題となったが、関西学院高等部に敗れ、公立校初のクリスマスボウル出場はならなかった。
大学時代
関西学院大学商学部に進み、アメリカンフットボール部に入部。1996年の秋季リーグ戦で1年生ながらスターターQBに起用され、話題となる[1]。2、3年時は不振でスターターを外れるが、西宮ボウルでは関西学生オールスターに選出され、近畿大の高橋幸史(のち松下電工)の控えながら軽妙にパスを決めて存在感を示す。最終学年となった1999年、春季、アサヒ飲料との神戸ボウルでレギュラーが負傷したことから途中出場し、40ヤード以上のランを2回記録、エースに復帰した[1]。ゲームで安定したクォーターバッキングを見せ、スターターQBの座を奪回。秋季リーグ戦も、第6節の立命館大戦こそゲーム序盤で相手タックルを受け戦列を離れたが、リーグ戦を通じて終始安定した試合運びで全勝優勝に導き、関西学生リーグの最優秀選手に選ばれる。正確なパスコントロールで、パス成績は他を大きく引き離しての1位だった。大きな放物線軌道を描くロングパスは毎日放送のリーグ戦ダイジェスト番組『FLASHBOWL SERIES ハイライト』の司会者ヒロ寺平に「パラボリック・パス」と命名された。その後、第54回毎日甲子園ボウルで法政大に52-13で快勝し、1993年以来チーム4度目のライスボウル出場を決める。自身も甲子園ボウル出場は1997年、1999年の2回甲子園ボウルに出場し、年間最優秀選手であるミルズ杯を獲得した。しかし、日本一に挑んだ第53回ライスボウルでは社会人チーム代表アサヒビールシルバースターに17-33で敗れ、日本一の夢を果たせぬまま選手生活を一旦終える[1]。
この時期から、何度かメディア出演の経験があり、毎日放送、朝日放送のテレビ、ラジオに出演経験がある。
社会人以後
関西学院大学商学部卒業後、2001年4月、TBS(当時の東京放送)にアナウンサー36期生[5][6]として入社[5][6][1][注 1]。主に週末の番組でスポーツキャスターを務めたほか『はなまるマーケット』でも注目を集めたが、アメリカンフットボールへの情熱を捨て切れず、2004年3月にアサヒビールのトライアウトに合格、6月に在職3年で同社を退社[1]。一般企業に転職した。
立命館大学出身の東野稔のドキュメントによると、アナウンサー時代から収入が3分の1に減ったという。また、復帰した理由としては、2001年度に母校が日本一になったことを理由に挙げている。
TBS在職中も社会人チーム三井物産シーガルズに籍は置いていたが、退社後は選手として本格的に復帰。奇しくもライスボウルで対戦したアサヒビールシルバースターに入団。アリーナフットボールの日本選抜チーム「サムライウォリアーズ」でもプレーした。2008年、アサヒ飲料チャレンジャーズに移籍。同年GAORAで放送されたドキュメンタリー番組『激動の有馬隼人』によると、同チームに所属し共にGAORAでNFL中継を担当する河口正史からの誘いもあったという。2010年シーズンはアサヒビールシルバースターに復帰。2012年シーズンをもって選手としての現役生活を終え[7]、翌2013年シーズンからは同チームのオフェンスコーディネーターに転身した[8]。
一方、元アナウンサーという経歴を生かし、テレビのアメフト関連番組への出演機会が多い。NFLやアリーナフットボール中継の実況を皮切りに、『FLASHBOWL SERIES ハイライト』のMC、甲子園ボウル中継のピッチ解説、ライスボウル中継の副音声実況なども務める。なお、甲子園ボウル中継は、全国ネットであったため、間接的な形ではあるものの、古巣のTBSの番組に出演している。
アニメ『アイシールド21』(テレビ東京)では、第45・46話で本人役[9]で声優出演、第52話から第98話まで「有馬隼人のアメフトクリニック」コーナーに出演した。
『LOVEかわさき』(テレビ神奈川)などスポーツ以外の番組にも出演するようになる。
中堅コンビニエンスストアチェーンam/pmの食育や環境に配慮したキャンペーン「カラダにキブンにイイコトクラブ」では「自己管理の達人」として、タレントの安田美沙子などと共に2007年度のオピニオンキャラクターを務めた。
2014年スノーボード選手の平岡卓のマネージメントを行う[10]。
2016年4月14日からTBSラジオ『伊集院光とらじおと』の木曜アシスタント(後述のニュース番組を担当している関係で、2019年3月に卒業)、4月15日から同番組の金曜版『有馬隼人とらじおと山瀬まみと』のメインパーソナリティを担当[11]。長らく古巣のTBSの番組にはテレビ、ラジオともなかったが、久々の出演となる[注 2]。
2017年10月からは、『TOKYO MX NEWS』の平日夕方のメインキャスターを2020年3月まで担当していた。
2020年5月には「Stay Home Tournament [MADDEN]」の実況を担当。Eスポーツの実況デビューを果たした。
2020年9月に『有馬隼人とらじおと山瀬まみと』(TBSラジオ)が終了し、2021年4月から、ベイエフエムで、朝の情報番組『AWAKE』のDJを月曜日から木曜日で務める。[12]。
このようなメディアへの出演と並行して、2017年からはアサヒビールシルバースターのヘッドコーチとして指揮を執る[13]。
著書
主な出演
現在
過去
TBSアナウンサー時代
- 出典:「TBSアナウンサー名鑑」2004年版
TBS退社後
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
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期間 |
メイン |
女性サブ |
男性サブ
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1993年10月 |
1993年12月
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生島ヒロシ |
西田ひかる |
清水大輔
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1994年1月 |
1994年9月
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(不在)
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1994年10月 |
1998年9月
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三井ゆり
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1998年10月 |
2000年12月
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白石美帆 |
土井敏之
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2001年1月 |
2001年7月
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徳永英明
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2001年8月 |
2001年9月
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(不在)
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2001年10月 |
2002年3月
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加藤浩次
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2002年4月 |
2003年3月
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土井敏之、初田啓介
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2003年4月 |
2004年3月
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佐藤文康、有馬隼人
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2004年4月 |
2006年12月
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佐藤文康
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2007年1月 |
2009年3月
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加藤未央
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2009年4月 |
2010年3月
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枡田絵理奈 |
山本匠晃
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2010年4月 |
2011年1月
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枡田絵理奈、木下優樹菜 |
(不在)
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2011年2月 |
2015年3月
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枡田絵理奈
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2015年4月 |
2017年3月
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宇垣美里 |
国山ハセン
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2017年4月 |
2019年9月
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上村彩子
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2019年10月 |
2021年3月
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渡部峻
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