『週刊まるわかりニュース』(しゅうかんまるわかりニュース)は、2018年4月7日[3]から2023年3月19日[4]までNHK総合・NHK BS4K[注 1]で放送されたニュース解説番組である[5]。
2011年4月9日[6]から2018年3月24日[7]まで放送された『週刊ニュース深読み』の後継番組として放送を開始した。略称・愛称は「まるわか」[8]。
1週間の出来事を分かりやすく噛み砕き、その週に関心の強かったニュースの意味・背景に迫る。「今週はどんなニュースにみんなが注目したのだろう」「あのニュースをもう少し詳しく知りたい」など視聴者の関心や疑問に応えるニュース番組であり、放送中に入った災害報道・緊急報道も当番組内で対応した。
注目されたニュースをランキング形式で紹介し、疑問は高精細な4K映像で徹底取材。新たな視点を提示しながら伝えた。土曜日(2022年4月3日からは日曜日)の朝を見ればニュースの疑問はすっきり解決、そして新しい1週間に向けて元気が出るような番組、などとしている[9][10][11]。
総合とBS4Kで同時放送するニュース番組であった。同時放送は4K試験放送時(番組開始 - 2018年7月)から行い[12]、本放送開始に合わせて4K一体制作とする(取材での撮影・編集・スタジオ・中継とも)。
2018年12月8日から、同年12月1日の10時に開局したBS4Kでも同時放送ならびに4Kでの番組制作を開始したのに合わせ『週刊まるわかりニュース 4K』とも表示するようになり、スタジオセットも拡大して気象情報で演奏のピアノもアップライトからスタインウェイのコンサートグランドピアノに変更した。
また、4K(スーパーハイビジョン、SHV)本放送開始に合わせ、2K-4Kのサイマル放送(BS4K同時放送)にリニューアルとなった主要番組。若い世代にも「新しさ」「納得感」を感じてもらえる“4K時代の新たなニュース番組”を開発した。
なお、他の主な番組[注 2]も4K一体制作を推進する[13]。
4K撮影を活用し、2Kにダウンコンバートして放送する総合でも4Kの高精細で見てほしいところが伝わるよう、要所で画面をクローズアップする「4K映像解析」を取り入れた。
なお、この番組はSDRで制作したが、HDR撮影した映像素材ではクローズアップに加え、その部分の映像の色を強調することで、疑似的にHDRのように見せるパターンもあった。
スタジオとこの番組のために収録する映像素材は4K映像であるが、通常のニュース映像素材の大半は2K映像であり、気象情報のフリップも2K制作のアップコンバートとなっていた。
放送回によっては視聴率が時間帯トップになるケースがあり、2018年7月28日は12.8%の視聴率を獲得し、時間帯1位となった[注 3]。
また、2019年10月12日は令和元年東日本台風(台風19号)関連のニュースで19.0%を記録し[14]、2019年の年間視聴率ランキングで37位にランクインした[注 4][15]。
『週刊ニュース深読み』は土曜日の8時15分 - 9時28分に放送されたが、当番組は『週刊ニュース深読み』の前身番組である『NHK週刊ニュース』の看板を引き継いだため[16]、2022年3月12日までは土曜日の9時 - 9時30分に放送された。
その後、放送時間が2022年4月3日から日曜日の8時25分 - 8時57分に変更されたが、この枠は1994年4月10日[17]から1999年3月28日[18]までの『週刊こどもニュース』の放送枠であった[19]。
※年末年始とその前後(12月の最後と1月の最初の週)[注 5]および高校野球中継時は休止。
2023年3月19日を最後に終了。1999年4月3日の『NHK週刊ニュース』[42]から『週刊ニュース深読み』を経て24年間続いた『週刊ニュースシリーズ』にピリオドを打った[注 6][43]。
なお『週刊ニュース深読み』は、1994年4月10日[17]から2010年12月19日[44]まで放送された『週刊こどもニュース』の後継番組として放送を開始した点を踏まえると、実質29年間続いた『週刊ニュースシリーズ』の最終作ともいえた。
放送終了から2年後、2025年4月5日から土曜日の9時 - 9時30分に『週刊情報チャージ! チルシル』が放送を開始し、当番組の終了により一度は途絶えた『週刊ニュースシリーズ』が復活している[45]。