近鉄丹波橋駅(きんてつたんばばしえき)は、京都府京都市伏見区桃山筒井伊賀東町にある、近畿日本鉄道(近鉄)京都線の駅。駅番号はB07。
京阪電気鉄道(京阪)の丹波橋駅との乗り換え駅。
接続する鉄道路線
歴史
近鉄京都線の前身である奈良電気鉄道が1928年に西大寺(現在の大和西大寺)から京都に至る路線を開業させた際、当地にはまず堀内駅(ほりうちえき[2])が設けられた[3]。その後1945年12月21日に奈良電気鉄道は路線を付け替え近接する京阪神急行電鉄[注 1]の丹波橋駅への乗り入れを開始し[3]、堀内駅は丹波橋駅に統合されて貨物側線となった[2]。
こうして1945年から丹波橋駅は京阪神急行電鉄が管理し奈良電気鉄道が乗り入れる共同使用駅となり、その後両社がそれぞれ京阪、近鉄となった後も同駅を介して相互直通運転を行っていた[4]。しかし近鉄は京都線の架線電圧1500V昇圧(1969年実施[3])を控えた1968年、昇圧により京阪の車両が京都線内を走行できなくなることや近鉄が新たに導入する車両が大型で京阪線に乗り入れられなくなることを受けて京阪への乗り入れを廃止し、京阪の丹波橋駅とは別に近畿日本丹波橋駅を設置して両路線を分離、相互直通運転を廃止した[4]。この近畿日本丹波橋駅の駅設備は乗り入れ廃止の前年の1967年に設けられていた近鉄京都線の線内列車専用のホームを利用したものであり(線路は1966年に旧線跡に再敷設されて線内の通過列車が使用)、これはかつての堀内駅の跡地に建てられていたものである[4]。
丹波橋駅鉄道配線略図(1967年〈昭和42年〉3月)
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↑ 京都 方面 |
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← 淀屋橋 方面 |
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→ 三条 方面 |
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↓ 大和西大寺方面 |
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凡例
出典:近畿日本鉄道編集、「近畿日本鉄道 100年のあゆみ - 1910~2010」、292頁、図6-6「丹波橋駅の配線変更(昭和42〜43年)」、2010年。 ※ 5・6番線(現・2,1番線)は近鉄線専用 |
年表
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅で橋上駅舎を有する。ホーム有効長は6両。
ホームとコンコースを結ぶエレベーターが設置されているが、出口には階段しかなく、ホーム南端にあるスロープか、京阪電鉄の丹波橋駅にあるエレベーターを利用することになる。改札口は1ヶ所のみ。京阪電鉄の丹波橋駅とは連絡通路で結ばれている。
のりば
特徴
- ダイヤ面
- 駅設備・営業面
利用状況
近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[12]。近鉄京都線の途中駅では最も多い。
- 2023年11月7日:39,779人
- 2022年11月8日:39,963人
- 2021年11月9日:36,707人
- 2018年11月13日:46,900人
- 2015年11月10日:46,795人
- 2012年11月13日:46,534人
- 2010年11月9日:47,904人
- 2008年11月18日:51,136人
- 2005年11月8日:52,365人
駅周辺
バス路線
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- B 京都線
- ■急行・■準急
- 竹田駅 (B05) - 近鉄丹波橋駅 (B07) - 桃山御陵前駅 (B08)
- ■普通
- 伏見駅 (B06) - 近鉄丹波橋駅 (B07) - 桃山御陵前駅 (B08)
脚注
注釈
出典
関連項目
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近鉄丹波橋駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク