福島県道62号原町二本松線(ふくしまけんどう62ごう はらまちにほんまつせん)は、福島県南相馬市から二本松市に至る県道(主要地方道)である。
概要
福島県浜通りの南相馬市原町区本町及び原町区南町の南町1丁目交差点から西へ向かい、阿武隈高地を横断して相馬郡飯舘村、伊達郡川俣町山木屋地区を経て、中通りの二本松市内を通る国道4号に接続する。南相馬市原町区高倉の高の倉ダム上流から飯舘村蕨平まで約9 kmの区間は未舗装である。また、同区間は道幅が1車線ほどしかなくすれ違いが困難のため、大型車の通行は禁止されている。
路線データ
- 起点:福島県南相馬市原町区本町1丁目
- 終点:福島県二本松市榎戸(安達ヶ原入口交差点)
- 総延長:59.800 km[1]
- 重用延長:5.747 km[1]
- 実延長:54.053 km[1]
- 未舗装:8.706 km[1]
歴史
路線状況
福島第一原発事故に伴う通行止め
2011年3月11日に発生した福島第一原子力発電所事故に伴う、原子力災害対策特別措置法の原子力災害対策本部長権限に基づく帰還困難区域の設定により、2012年7月17日より飯舘村長泥から比曽までの約8 kmの区間が通行止め。[要出典]
重用路線
災害による通行止め
落石崩壊のおそれにより、2011年4月18日より南相馬市原町区高倉字立石 - 相馬郡飯舘村比曽字蕨平までの約15.5kmの区間が通行止め。[4]
道路施設
- 西町橋
- 全長:24.4m
- 幅員:6.0(12.0)m
- 形式:PCプレテン単純中空床版桁橋
- 竣工:2004年度
- 南相馬市原町区にて二級水系新田川水系大木戸川支流の笹部川を渡る。橋を含む周辺の当路線が西町3丁目と大木戸字金場の大字境となっている。橋上は上下対向2車線で供用されており、幅員2.5mの歩道が両側に設置されている。歩道幅員の拡幅による歩行者安全性向上のために笹部川の放水路建設と合わせ架け替えられた。総工費は8400万円[5]。
- 苅屋沢橋
- 全長:21.2m
- 幅員:10.0m
- 竣工:1988年[6]
- 南相馬市原町区西町3丁目から大木戸字大鹿、字金場に至り、二級水系新田川水系大木戸川を渡る。
- 欠下橋
- 全長:23.6m
- 幅員:6.1m
- 竣工:1969年[7]
- 南相馬市原町区高倉字欠下から字神前に跨り、二級水系新田川水系水無川を渡る。上下対向2車線で供用され、歩道は設置されていない。
- 羽山橋
- 全長:19.7m
- 幅員:7.3m
- 竣工:1971年[7]
- 南相馬市原町区高倉字北屋敷から字孫四郎、字西原に跨り、二級水系新田川水系水無川を渡る。上下対向2車線で供用され、歩道は設置されていない。当橋梁より高ノ倉ダム建設に伴う付替えが行われた区間である。
- 川内平橋
- 東国見橋
- 国見大橋
- 全長:31.1m
- 幅員:6.3m
- 竣工:いずれも1972年[7]
- 南相馬市原町区高倉の高ノ倉ダム右岸にて谷を渡る橋梁である。いずれも橋上は上下対向2車線で供用され、歩道は設置されていない。
- 浅川橋
- 全長:30.7m
- 幅員:8.7m
- 竣工:1974年[7]
- 二本松市中森から浅川に跨り、一級水系阿武隈川水系浅川を渡る。橋上は上下対向2車線で供用され、歩道は設置されていない。
- 安達ヶ橋
地理
通過する自治体
交差する道路
- 南相馬市内
- 飯舘村内
- 川俣町内
- 国道114号 浪江町方面(山木屋字問屋)
- 国道114号 福島市方面(山木屋字細畑東山)
- 二本松市内
沿線にある施設など
脚注
関連項目