田無駅(たなしえき)は、東京都西東京市田無町 四丁目にある西武鉄道新宿線の駅である。駅番号はSS17。
1962年(昭和37年)に建てられた旧駅舎が老朽化したため、田無駅北口再開発計画にあわせ、1996年(平成8年)に解体した。新駅舎を建設するため、仮駅舎(現・りそな銀行の場所)での営業を開始した後、新駅舎は1999年(平成11年)3月に完成した。同年3月23日から使用を開始し[1]、旧駅舎時代から要望が多かったバリアフリー設備としてエレベーター・エスカレーターを設置している。
新駅舎が完成するまでは自動改札機は設置されず、新宿線最後の自動改札機非設置駅であった。
島式ホーム2面3線を有する地上駅。橋上駅舎を持つ。
上石神井駅と同様に、上下本線(1番・4番ホーム)の間にホームに挟まれた中線1本(2番・3番ホーム)を配する形態で、この中線が上下線の待避線として共用されている。2008年6月14日から2012年6月30日まで時点のダイヤでは、上り始発列車と拝島線からの列車は主に当駅で接続していた。下り本川越方面列車と拝島方面列車は主に小平駅で接続する。
各ホームおよび南口・北口地上部と改札階を連絡するエスカレーター・エレベーターが設置されている。トイレは改札内コンコース部に立地し、多機能トイレを併設する。
1962年 - 1996年 前駅舎
1997年 - 1998年 仮駅舎
1999年 - 現駅舎(Emio田無)
2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は66,551人であり、西武鉄道全92駅中11位であり、新宿線単独駅では最多である[西武 1]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通りである。
北口は再開発で「アスタビル」やロータリーが整備された。また太平洋戦争中の空襲被害を語り継ぐために『平和のリング』が設置されている[2]。
その一方で、南口は昔ながらの狭い駅前であり、商店が立ち並ぶ。南口についても駅前広場の整備が行われる予定であり、コミュニティバスの乗り入れが計画されている[9]。北口の青梅街道沿いは旧田無宿であるが、戦時中の空襲で被災して、宿場の面影は地割以外まったくない。
駅周辺の商店街は大栄商店会(北口側)、田無北口商店会、田無商業協同組合(北口側)、田無駅南口商店会、文化通り商店会(南口側)がある。
特記のないものは西武バスによる運行。
なお、2007年(平成19年)12月15日以前は、5番のりばまでの設定であった。3番のりば発着の路線は1番のりば後方にあった0番のりば(屋根を1番のりばと共有)から乗客を乗せていた。
のりば番号に関しては関東バス公式サイト「関東バスナビ」で表示される便宜上の番号であり、実際には何も表記されていない[10]。