『牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔』(ガロ ゴールドストーム ショウ)は、
本項では上記の両方を解説する。
特撮・アニメで展開されている牙狼〈GARO〉シリーズのうち、「道外流牙」を主人公としていた特撮ドラマ『牙狼〈GARO〉 〜闇を照らす者〜』の続編的作品。劇場版とテレビシリーズ版は合わせて1つの大きな物語を形成しており、劇場版は「エピソード0」的内容、その続きがテレビシリーズ版となる。『闇を照らす者』の道外流牙と莉杏を主人公に据え、従来のシリーズでは描写の少なかった魔戒騎士と女性魔戒法師のコンビを描く[2]。
テレビシリーズ版は『闇を照らす者』同様、連続性の高いストーリー展開を採る[2][3]。続編では主人公の人物像を追うことでストーリーを牽引することは難しいため、流牙と莉杏を視聴者と同じ目線に立たせて2人が物語の謎を解き明かしていくスタイルとしている[2]。また、『闇を照らす者』から魔戒騎士の集団対ホラーの集団という構図を踏襲しつつ、第三勢力として独自にラダンを追うガルドを登場させている[2]。
監督については、『闇を照らす者』の横山誠から、GAROシリーズの生みの親である雨宮慶太に交替している[3][注 1]。『闇を照らす者』は横山と文芸部チームが中心となって創作した、雨宮が作り出した本家シリーズとは基本的に世界観はつながっていない作品とされているが、それを継承しているかについては本作品でもまったく描かれなかった。その後、2016年放送の『牙狼〈GARO〉-魔戒烈伝-』では本家シリーズの並行世界を描いた作品と位置づけられたうえ、ホラーの能力で互いの世界から飛ばされた登場人物が次元の狭間に迷い込み、対面するエピソードも制作されている。
魔戒騎士の鎧については、『闇を照らす者』と違ってスーツによる操演が多く用いられており、3DCGで描かれたホラーとの戦闘でもワイヤーアクションとの組み合わせが散見される。また、鍔迫り合いなどの殺陣についてもスーツの有無にかかわらず、3DCGではなく演者が振るう剣を交えての激突が多い。そのほか、獣身騎士ギガなどパチンコ版の要素も取り入れられている。
本作では、一般から募集したボランティアエキストラ参加のシーンが撮影されている[4]。
なお、シリーズの恒例となっている轟天や魔界竜の稚魚のほか、『闇を照らす者』に登場した羅号は登場しない。
『闇を照らす者』に出演していた楠神哀空吏役の青木玄徳と蛇崩猛竜役の池田純矢も出演する予定だったが、スケジュール的に長期の出演が難しいため、見送られた[5][注 2]。
テレビシリーズ版第3話には萩原流行がゲスト出演しているが、テレビ東京での放送日直前の2015年4月22日に事故死したために本作品が遺作となり、本放送中には追悼テロップが挿入された。
※魔戒騎士やホラーなど本作品独自の設定用語については、牙狼-GARO-#関連用語を、主な登場人物の過去については『牙狼-GARO- 〜闇を照らす者〜』を参照のこと。
※ すべてテレビシリーズ版。初回は作品・キャスト・スタッフなどを紹介する特別編『牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔 巻き起こせ!金色の嵐スペシャル』を放送[4]。
2017年7月にサンセイR&Dから本作のタイアップ機であるパチンコ『CR牙狼 GOLD STORM翔』が発売された[22]ほか、2018年12月にはマイナーチェンジ版の『CR牙狼 TUSK OF GOD』が発売された[23]。
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