滝頭(たきがしら)は、横浜市磯子区の町名。現行行政地名は滝頭一丁目から滝頭三丁目。住居表示実施済み区域。
磯子区北部、下末吉台地の南端の堀割川右岸に位置し、東西に長い形をしている。町域西部が一丁目、中部が二丁目、国道16号と堀割川に面する東部が三丁目となっている。北は丸山、東は堀割川を挟み馬場町・坂下町・下町、南は中浜町・広地町・岡村、東は南区蒔田町・堀ノ内町に接する。一丁目には1999年に旧万治病院跡に開設された横浜市立脳卒中・神経脊椎センターが置かれているほか、2015年までは1968年に設置された横浜市衛生研究所、1976年に設置された横浜市環境科学研究所(旧・横浜市公害研究所)がそれぞれ置かれていた。三丁目には横浜市営バス滝頭営業所と、隣接して横浜市電保存館が設置されている。
面積は以下の通りである[2]。
住宅地の地価は、2023年(令和5年)1月1日の公示地価によれば、滝頭1-8-7の地点で16万9000円/m2となっている[5]。
鎌倉時代から室町時代にかけての、平子氏の玄蕃屋敷跡の伝承が残る[6][7]。かつての久良岐郡禅馬村であり、のちに滝頭村・岡村・磯子村に分村した[8][9]。 江戸時代より滝頭村となり、『新編武蔵風土記稿』によると江戸日本橋から10里、東西6町余・南北17町、家屋48軒とある[9]。石高は、天保郷帳によると221石余り。1868年に神奈川県設置により、同県に所属。1870年より、中村川と根岸湾を結ぶ運河である堀割川の造成が行われ、発生した土砂は吉田新田の埋め立てだけでなく、同川河口の波止場建設にも用いられた。1877年ごろには西洋野菜の名産地となる[6]。
地名は、村内にあった塚(滝頭塚)の名前から採られた[8][10]。
※かつての滝頭町は、北は現・丸山一丁目、南は現・磯子一丁目の広い領域だった。
2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
国勢調査による人口の推移。
国勢調査による世帯数の推移。
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[22]。
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[25]。
経済センサスによる事業所数の推移。
経済センサスによる従業員数の推移。
かつて横浜市電の滝頭車両基地があり、全廃(1972年3月31日)になるまで町内を市電が走っていた。
現在は鉄道路線はない。以前に神奈川新町駅から横浜駅・滝頭を通り屏風浦駅を結ぶ横浜市営地下鉄2号線の計画があったが中止となった。
滝頭と市電保存館前の両停留所は横浜市営バス滝頭営業所に隣接していることから、横浜駅・関内・磯子駅・上大岡駅などへの複数の路線が集まる。一丁目方面へは、根岸駅から脳卒中・神経脊椎センター循環バスが利用できる。
町内の警察の管轄区域は以下の通りである[31]。
磯子 | 磯子台 | 鳳町 | 岡村 | 上町 | 上中里町 | 栗木 | 坂下町 | 汐見台 | 下町 | 新磯子町 | 新杉田町 | 新中原町 | 新森町 | 杉田 | 杉田坪呑 | 滝頭 | 田中 | 中浜町 | 中原 | 西町 | 馬場町 | 原町 | 東町 | 久木町 | 氷取沢町 | 広地町 | 丸山 | 峰町 | 森 | 森が丘 | 洋光台
この項目は、日本の町・字に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(PJ:日本の町・字/Portal:日本の町・字)。