木野駅(きのえき)は、かつて北海道河東郡音更町木野大通西6丁目に存在した、日本国有鉄道(国鉄)士幌線の駅である。電報略号はキノ。事務管理コードは▲111401[1]。
1896年(明治29年)に木野村甚太郎が同地に木野村組合殖民農場を開設し、その農場内に駅ができたことによる[4][5]。
廃止時点で、単式ホーム1面1線を持つ地上駅であった。かつては単式ホーム・島式ホーム複合型2面3線の交換駅で、他に駅裏に側線と帯広方から分岐し駅舎横への貨物積卸線を有していた。 これらは交換設備及び貨物取扱い廃止後に撤去され、駅舎側の単式ホーム前後の線路は転轍機の名残で湾曲していた。
ホームに接する駅舎は、駅構内の東側にあった。駅の西側には昭和石油の油槽所があり、そこへの専用線が駅から分岐していた。
駅の東側を国道241号が通り、駅の西側には木野農業協同組合の倉庫などがある。専用線が伸びていた油槽所はすでにない。