『映画監督って何だ!』(えいがかんとくってなんだ)は、日本映画監督協会が2006年11月4日に公開したドキュメンタリー映画である。
概要
二・二六事件と同年同日に設立された、日本の映画監督による協同組合である日本映画監督協会が、設立70周年の記念事業の一環として制作したのがこの作品である。
映画監督の業務内容を紹介し、日本映画や協会の歴史を描きながら「映画の著作権は監督にある」というメッセージを強く主張する作品で、スタッフに約90人、キャストに約60人、合計約150人の協会員の映画監督が参加した事で大きな話題となった。映画の著作権を巡る歴史的な描写については、実際の国会審議の経緯などを忠実に描いており、「なぜ現行法では監督に著作権がないのか」を説明している。そして同一の場面(五所平之助監督の『煙突の見える場所』の1シーン)を複数の監督がそれぞれの個性で描き分け、「なぜ監督に著作権を保有させるべきか」を問うている。
ラストシーンでは『御法度』公開後リハビリ生活で隠棲していた大島渚が出演し、無言で「監督は映画の著作権者である」と揮毫した。
主題歌「映画監督って何だ! ラッパー!」(作詞は伊藤俊也)は、宇崎竜童が手掛け、名作邦画のタイトルが頻出するものである。
キャスト
参加している映画監督
キャスト
スタッフ
関連項目
- 日本映画監督協会
- 佐藤真 - 当該映画のメイキング映画『映画監督って何だ! メイキング』を制作。この作品が佐藤の遺作となった。
外部リンク