新左営駅(しんさえいえき)は台湾高雄市左営区にある、台湾鉄路公司縦貫線の駅。
併設されている台湾高速鉄道・高雄捷運の左営駅(さえいえき)についても本項で述べる。
台湾高速鉄道の高雄市内の駅として整備された。2006年に一足先に台湾鉄路管理局の駅が開業し、その1年後の2007年に台湾高速鉄道が開業した。さらに2008年には高雄捷運紅線が乗り入れ、高雄市の新しいターミナル駅として発展している。
高雄捷運では駅ナンバリングを導入しており、紅線には「R16」が割り振られている。放送や出入口の表記は「左営」だが、ホームでは「左営/高鉄」となっているほか、車内放送では到着時に日本語の案内がなされる[1][注 1]。
現在では台鉄も西部幹線の普悠瑪自強号を除く全ての列車が停まるように改正されており、屏東・台東方面への利便性も増している。また高雄駅ならびに南廻線を経て台東・花蓮方面の自強号などの始発駅にもなっていることが多い。
台湾高速鉄道(高鉄)の駅と台湾鉄路公司(台鉄)の駅は一つの駅舎になっている。駅舎は台湾の華興聯合建築師事務所が設計し、台湾ゼネコン大陸工程(中国語版)と日本のゼネコン大成建設によるJVにより施工された。総床面積80,122平方メートル。
橋上駅であり、台鉄・高鉄共にホーム階は1階、コンコース階は2階になっている。ホームは台鉄・高鉄共に3面6線を有しており、合わせて6面12線が並列する形となる。
また、2〜4階はショッピングモール(環球購物中心)が入居している。駅舎南側に立体駐車場が併設されており、3階・4階に連絡通路を有する。
島式ホーム1面2線の地下駅で、フルスクリーンタイプのホームドアを装備する。