平琴州(へいきんしゅう)は、中国にかつて存在した州。唐代に現在の広西チワン族自治区玉林市北西部に設置された。
概要
683年(永淳2年)、唐により党州を分割して平琴州が置かれた。州治は漢代の鬱林郡の地に置かれた。742年(天宝元年)、平琴州は平琴郡と改称された。758年(乾元元年)、平琴郡は平琴州の称にもどされた。平琴州は嶺南道の桂管十五州に属し、容山・懐義・福陽・古符の4県を管轄した[1]。781年(建中2年)4月、平琴州は廃止され、その属県は党州に編入された[2]。
脚注
- ^ 『旧唐書』地理志四および『新唐書』地理志七上
- ^ 『旧唐書』徳宗紀上