尺土駅(しゃくどえき)は、奈良県葛城市尺土にある、近畿日本鉄道(近鉄)の駅。駅番号は南大阪線がF23、御所線がP23。
島式2面4線のホームを持つ待避可能な橋上駅で、改札口は1ヶ所のみ。南大阪線と御所線は方向別でホームを共有している。ホーム有効長は8両分。古市寄りに引上線があり、御所線の線内折返し列車のほか、ラッシュ時に運転される橿原神宮前方面からの折返し列車が使用する。
1994年までは2面3線の国鉄型配線(下り方面が1面1線、上り方面が1面2線)であったが、この駅で上下線とも緩急接続や特急待避を行っており複雑な運用形態だった。下り本線に下り普通、上り本線に下り急行、上り待避線に上り準急が停車して、構内踏切を経由するものの下り列車の緩急接続を行い、急行が出た直後に上り特急が本線を通過するというダイヤが組まれていた。当時の駅舎は北側橿原神宮前寄りにあり(自動改札機なし)、下り方面ホームとはスロープで、上り方面ホームとは構内踏切で結ばれていた。
御所線の列車は南大阪線からの直通列車も含めて1・2番線から発車するが、土休日5:43発の始発列車に限り4番線から発車している(2022年12月17日ダイヤ変更時点)[4]。
近年における1日乗降人員の調査結果は以下の通り[7]。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
周辺は閑静な住宅街となっている。
駅南口のロータリー付近に尺土駅前停留所が、駅北口を通る国道166号沿いに尺土北停留所がある[9]。
※大和高田市コミュニティバスは当駅に乗り入れないため、市場南口停留所が最寄りとなる(当駅より北東に400メートル。国道166号の尺土交差点付近)。