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この項目では、1980年のテレビドラマについて説明しています。2024年のテレビドラマ(リメイク作)については「SHOGUN 将軍」をご覧ください。 |
『将軍 SHŌGUN』(しょうぐん、原題:Shōgun)は、ジェームズ・クラベルの小説『将軍』(Shōgun)を原作として、1980年にアメリカ合衆国・NBCで制作・放送されたテレビドラマ。劇場映画として編集されヨーロッパや日本で上映されたほか、日本ではテレビでも放送された。
内容
17世紀、オランダ船の乗組員である主人公のイギリス人航海士ジョン・ブラックソーンは、江戸時代初期の日本に漂着する。ヨーロッパとはまったく違う社会制度や生活習慣に驚きながらも、吉井虎長らの武将やヨーロッパ人宣教師らなどと関わり、政治的に激動する日本で生きていく。
実在したイギリス人ウィリアム・アダムス(三浦按針)をモデルにしているが、内容は実在の人物を架空の人名に置き換えたフィクションである。
村人がおじぎをしなかったからという理由で、役人にいきなり切り殺されたり、何の詮議もなく、主人公たちが捕えられ投獄された上、無差別に船員の一人が連行され釜茹でにされてしまうなど、当時の日本でも考えられないような荒唐無稽な描写もされている。
原作の訳書は、宮川一郎訳で『将軍』(全3巻、TBSブリタニカ、1980年)が刊行された。
キャスト
※日本語吹替は「テレビシリーズ版(1981)/劇場公開版(1992)」の順に記載(いずれもテレビ朝日放送時に製作。テレビシリーズ版がソフトに収録。)
スタッフ
日本語版
公開・放送
アメリカ
- 1980年9月15日から9月19日に、NBCネットワークで放映された(5日連続)。
- エーシーニールセン調べの全米視聴率では平均32.6%、最高36.9%(9月17日放送の第3話。全米占拠率の最高も同回の57%)を記録した[1]。
日本
回 |
放送日 (1981年) |
曜日 |
放送時間 (JST)
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1 |
3月30日 |
月曜 |
20:00 - 22:42
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2 |
3月31日 |
火曜 |
20:00 - 20:56
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3 |
4月1日 |
水曜
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4 |
4月2日 |
木曜
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5 |
4月3日 |
金曜
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6 |
4月4日 |
土曜
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7 |
4月5日 |
日曜
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8 |
4月6日 |
月曜 |
20:00 - 22:44
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- 1992年11月29日には、劇場公開版がテレビ朝日『日曜洋画劇場』で放映された。吹き替えはテレビシリーズと異なり、新録音したものを使用している。
- 2017年12月24日、時代劇専門チャンネルでテレビシリーズ版がノーカットかつ日本語字幕付きで放送された。吹き替え版ではなくノーカット字幕版の日本初放送であった[3]。
DVD
- SHŌGUN(テレビシリーズ・5枚組、パラマウントジャパン) - 。吹替はテレビシリーズ版のものを収録。
受賞歴
エミー賞
ゴールデン・グローブ賞
- テレビシリーズ ドラマ部門・作品賞(1981年)
- テレビシリーズ ドラマ部門・男優賞(1981年:リチャード・チェンバレン)
- テレビシリーズ ドラマ部門・女優賞(1981年:島田陽子)
リメイク
2013年にフォックス放送が本作を再ドラマ化することを発表し、『ソーシャル・ネットワーク』のマイケル・デ・ルカと『エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜』のナイジェル・ウィリアムズがプロデューサーを担当する予定だった[4]。
2021年から米FX製作のドラマが撮影され、作者の娘ミカエラ・クラベルも製作総指揮として参加。1シーズンのリミテッド・シリーズで、出演は製作も兼ねる真田広之(虎長 役)、コスモ・ジャーヴィス(ブラックソーン役)、澤井杏奈(まり子 役)、浅野忠信(柏木矢部 役)、二階堂ふみ(落葉 役)[5][6]。
その他
- まり子役は当初ジュディ・オングにオファーされていたが、「魅せられて」が日本レコード大賞を狙える大ヒットとなったことで出演を辞退した[7]。
- 朝日新聞の1981年4月4日(ドラマ第6回放送日)に掲載された、サトウサンペイ原作の漫画『フジ三太郎』では、三太郎一家がドラマの一場面を見た後、息子の小太郎が、前に三太郎に三浦按針ってどんな人かと聞いたら、「按摩とハリの人だって」といったと発言、三太郎が真っ赤になってしまった[8]。
出典
外部リンク