『和っこの金メダル』(わっこのきんメダル)は、1989年(平成元年)10月2日から1990年(平成2年)3月31日まで放送されたNHK連続テレビ小説第43作目である[2]。主演は渡辺梓で、大阪制作としての平成最初の作品[注釈 1][4]。
概要
実業団女子バレーボールで活躍した女性が、経験を生かして地域活動に精を出し、彼女なりに目指した「人生の金メダル」を手に入れるまでを描く。
主人公の女性は山口県長門市仙崎出身で、就職のため大阪府堺市に引っ越したという設定。
最終回は、当時、開催直前だった花の万博にヒロインと息子が行くシーンだった。
モデルとされたチーム・企業はカネボウ(現在は花王グループの化粧品ブランドとして残るのみ)やユニチカ・フェニックスで、いずれもかつては名門中の名門であったが、その後本業の不振によりいずれも実際に廃部の憂き目に遭っている。
完全版・総集編共にDVDは未発売。
放送ライブラリーでは第1回が公開[5]。
2024年現在、山口県を主な舞台とした朝ドラは本作以降制作されていない[6]。
出演
- 秋津和子 → 大内和子
- 演 - 渡辺梓
- 夫・大内良介
- 演 - 荒井紀人
- 息子・大吉
- 演 - 大倉賢吾
- 父・健吉
- 演 - 田村高廣
- 母・千代
- 演 - 吉村実子
- 長兄・洋
- 演 - 桂小米朝
- 次兄・明
- 演 - 新藤栄作
- 弟・清
- 演 - 南渕一輝
- 秋津悦子
- 演 - 山下智子
- 深見源吉
- 演 - 石橋保
- 深見圭子
- 演 - 石野陽子
- 源吉の妹
- 深見京太郎
- 演 - 牟田悌三
- 深見はる
- 演 - 山田スミ子
- 大西妙子
- 演 - 伊藤かずえ
- 和子のライバル
- 門田徹
- 演 - 柴俊夫
- バレー部監督
- 宮川文三
- 演 - 桂三枝
- バレー部部長
- 宮川松子
- 演 - 野川由美子
- 宮川竹次郎
- 演 - 西山嘉孝
- 堂本梅次
- 演 - 渋谷天笑
- 八田課長
- 演 - 月亭八方
- 原田剛
- 演 - 竜雷太
- 美子
- 演 - 繁田知里
- 淳子
- 演 - 海部八千代
- 久子
- 演 - 日詰千栄
- その他
- 演 - 石川功久、荒木雅子、松谷令子
他
スタッフ
ヒロイン交代騒動
当初、732人が応募したヒロインのオーディションを勝ち抜いたのは市川紀子(現・市川翔子)であったが、撮影開始後に民社党の広報ポスターに起用されていたため、特定政党のイメージキャラクターを起用するのは不偏不党を謳う公共放送の性質上そぐわないとの判断から市川が降板することとなり、急遽、最終候補の中から再オーディションが行われ、友人役で出演予定だった渡辺に決まった[8]。
その他
番組終了から数か月後に、渡辺梓は森永製菓「森永アイスマルチパック」のテレビCMに出演。本作品主演で出ていたことがきっかけとなり、内容はバレーボール部の練習でレシーブを5、6回受けた後に部員達と一緒にアイスを食べるというもの。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
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「*」…NHK大阪放送局制作。「☆」…放送期間1年間(他は半年)。
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