函館新道(はこだてしんどう)は、北海道函館市から亀田郡七飯町に至る延長20.2キロメートル (km) 、自動車専用道路区間の延長11.0 kmの国道5号のバイパス道路。北海道縦貫自動車道に並行する一般国道自動車専用道路(A'路線)として整備された。函館インターチェンジ (IC) - 七飯藤城IC間は自動車専用道路となっており、函館IC - 七飯本町IC間約6.6 kmが4車線化されている[1]。
七飯藤城IC - 七飯本町IC間の通常制限速度は70 km/h。函館IC - 七飯本町IC間の通常制限速度は100 km/h。
高速道路ナンバリングによる路線番号は「E5」が割り振られている[2]。
概要
道央自動車道と一体となって広域的・地域的交通の役割を担う路線として整備されたが、当面の間は自動車専用道路区間から道央道への接続はしないことになり、2006年(平成18年)に「暫定無料」から「無料」となった。そのため、道央自動車道を利用して札幌・長万部方面へ向かうには七飯藤城ICから一旦一般道路を通り、大沼公園ICから道央道を利用する必要がある。
将来的には七飯町仁山の峠下付近に設置される道央自動車道七飯ICに接続される予定であり[3]、2007年(平成19年)に国土交通省道路局によって作成された「道路の中期計画(素案)」に七飯藤城 - 七飯間も盛り込まれた[4][5]。2021年度(令和3年度)時点では関連道路との事業調整が行われている[6]。
函館新道の開通により七飯藤城IC - 函館市中心部への移動時間は10分以上短縮され、国道5号(赤松街道)の渋滞も大幅に減少した。また、新道には側道が併設されており、夜間工事などで本線が通行止となる場合、側道を利用することができ、各インターチェンジとも側道で接続している。この側道も国道5号として管理されてきたが、函館市桔梗町 - 七飯町字桜町(延長約7.7 km)の区間は、2018年(平成30年)4月1日に函館市および七飯町へ移管された[7]。
歴史
インターチェンジなど
交通量
24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 |
平成17(2005)年度 |
平成22(2010)年度 |
平成27(2015)年度 |
令和3(2021)年度
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函館IC/JCT - 七飯大川IC |
22,127 |
20,388 |
23,340 |
24,318
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七飯大川IC - 七飯本町IC |
19,546 |
18,052 |
(18,875) |
(18,533)
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七飯本町IC - 七飯藤城IC |
14,259 |
13,079 |
14,297 |
14,324
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※()付きは推定値
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」・「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
脚注
注
出典
関連項目
外部リンク
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大沼国道・羊蹄国道・札樽国道 |
通過市区町村 |
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主要交差点 |
函館駅前 - 万代こ線橋 - 函館IC - 旭浜交点 - 北4西1 - 国富 - 余市駅前 - 奥沢十字街 - 北34西2 - 大通東1/北1西1
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バイパス |
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道路名・愛称 | |
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道の駅 | |
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主要構造物 |
大沼トンネル - 湯ノ崎トンネル– 野田追橋 – 八雲大橋 – 旭浜橋 - 長万部大橋 – 倶知安橋 - 盤の沢トンネル - 国富トンネル - 棒杭の沢覆道 - 島付内トンネル – 島付内覆道 - 稲穂トンネル - 大江橋 - 畚部トンネル - 忍路トンネル - 桃内トンネル - 笠岩トンネル - 塩谷トンネル - 長橋トンネル - 砂留トンネル - 平磯トンネル - 新平磯トンネル - 張碓トンネル - 新張碓トンネル – 張碓橋
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自然要衝 | |
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関連項目 | |
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