但木 敬一(ただき けいいち、1943年7月1日 - )は、日本の弁護士(T&Tパートナーズ法律事務所客員弁護士)。元検察官。2006年から2008年まで検事総長。埼玉県出身。
法務省大臣官房長時代は、原田明夫事務次官と共に政党行脚に出て、犯罪捜査のための通信傍受に関する法律の成立に尽力した。また小泉内閣におけるハンセン病訴訟控訴断念の際には、内閣の方針を了承した上で、全患者に対する立法措置を提案した[1]。
その後は次官から検事総長となるコースの指定席とされる法務省刑事局長を経ずに、官房長から法務事務次官に就任、東京高等検察庁検事長を経て、2006年6月30日に検事総長に就任。
初任地の縁で広島東洋カープファン。
武藤敏郎とは高校の同期である。幕末の仙台藩伊達家筆頭家老但木土佐の末裔[2]。
2008年に退官し、森・濱田松本法律事務所客員弁護士就任。
2010年、前田恒彦らによる大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件を受けて設置された検察の在り方検討会議委員に就任。
フジテレビジョン番組審議会委員長[3]。
2018年、髙木佳子らが参画するT&Tパートナーズ法律事務所の客員弁護士に就任[4]。
2019年、関西電力の幹部が部落解放同盟福井県連書記長だった森山栄治から金品を受け取っていた問題に関する第三者委員会で委員長に就任[5]。
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