久屋大通駅(ひさやおおどおりえき)は、愛知県名古屋市中区錦三丁目にある名古屋市営地下鉄の駅である。
名城線と桜通線が乗り入れる。名城線にはM06、桜通線にはS05の駅番号が付与されている。
歴史
整備計画、建設工事段階では東桜という仮称で呼ばれていた[2]。1966年まで付近の町名は「東桜町」であり、名古屋市電大津町線の停留所は東桜町と称した。また、南東側の住居表示は「東桜」である。開業に先立つ1988年12月に、南北を通る「久屋大通」が駅名に採用された。
年表
駅構造
地下駅。名城線は相対式ホーム2面2線、桜通線は島式ホーム1面2線となっていて、名城線・桜通線とも可動式ホーム柵が設置されている。アクセントカラーは名城線が紫、桜通線が赤紫である。
名城線の隣の栄駅との間は400m弱しか離れておらず名古屋市営地下鉄では最短区間。桜通線はホームの幅が通常より2倍あるのでかなり広々としている。
また、名城線ホームの軌道内の壁には、名古屋の地下鉄で唯一、絵が描かれている。
のりば
駅構造の特徴
名城線と桜通線の相互乗換はエスカレーター(上下両方向)1本でダイレクトに行くことができるので容易かつ短時間で行える。
駅開業時にはセントラルパーク地下街が既に建設されていたため、コンコースなどはその一部を改修して新設された。そのため名城線に近い方の出入口(1A~4B)はセントラルパーク地下街と共用になっている。開業時に新設された4か所の出入口はいずれも桜通大津交差点角にある。
名城線プラットホーム南端に設けられた非常口はセントラルパーク地下街の階段に繋がっており、セントラルパーク地下街側から見ると下り階段の踊り場壁面に立入禁止の看板が掲示されている。ホーム~地下街の通路は通常は閉鎖されているが、地下街から上り階段を使用して地上に出ることは通常時でも可能。
桜通線ホームの上を名城線に並行して名鉄瀬戸線が通っているが、栄町駅に近いため、駅は設けられていない[注釈 1]。
改札外のエレベーターは北改札側(2012年12月21日供用開始[4]。駅のもののほか、ヒサヤオオドオリパークのものも利用できる)と、南改札口を出た先のセントラルパーク地下街、アーバンネット名古屋ビルにある。南改札側の各エレベーターは早朝深夜は利用できない。桜通線ホームに最も近い改札口である西改札口にエレベーターはない[6]。
トイレは駅構内では北改札口の内と西改札口の外に設置されており、いずれも多機能トイレを備える[6]。西改札口のトイレは2022年3月に改修された[7]。
桜通線ホームに、2017年7月18日より「ローソン名古屋地下鉄久屋大通駅店」が設置されている[8][9]。なお、名城線栄方面ホームには「サークルKミニ名古屋名城久屋店」があったが、契約満了のため2017年3月2日に閉店した[10]。名城線栄方面ホームには後に「セブン-イレブン名古屋地下鉄久屋大通駅店」が開店している。
当駅は、桜通線駅務区今池管区駅が管轄している。
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3A出入口
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名城線ホームの壁に描かれている絵
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可動式ホーム柵設置後の2番線(名城線右回り)
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4番ホーム(名古屋・太閤通方面)
利用状況
年度別乗車人員(名古屋市統計年鑑より)
年度 |
桜通線乗車人員(人/日) |
名城線乗車人員(人/日) |
乗車人員合計(人/日)
|
2004年(平成16年)
|
12,464
|
8,562
|
21,026
|
2005年(平成17年)
|
12,262
|
8,952
|
21,214
|
2006年(平成18年)
|
12,578
|
9,203
|
21,781
|
2007年(平成19年)
|
12,233
|
8,856
|
21,089
|
2008年(平成20年)
|
12,836
|
8,873
|
21,709
|
2009年(平成21年)
|
12,310
|
8,588
|
20,898
|
2010年(平成22年)
|
11,879
|
8,602
|
20,481
|
2011年(平成23年)
|
12,459
|
8,836
|
21,295
|
2012年(平成24年)
|
12,820
|
9,126
|
21,946
|
2013年(平成25年)
|
13,069
|
9,387
|
22,456
|
2014年(平成26年)
|
13,187
|
9,506
|
22,693
|
2015年(平成27年)
|
13,751
|
9,992
|
23,744
|
2016年(平成28年)
|
14,030
|
10,180
|
24,210
|
2017年(平成29年)
|
14,290
|
10,261
|
24,552
|
2018年(平成30年)
|
15,057
|
10,843
|
25,900
|
2019年(令和元年)
|
15,136
|
11,183
|
26,319
|
桜通線の駅の中では、名古屋駅の次に利用客が多く、名城線の駅では、栄駅、金山駅、矢場町駅に次ぎ4番目に多い。名古屋市営地下鉄全駅では87駅中9位。乗り換え人員は含まない。
駅周辺
中高層事務所ビルが林立する高度商業地区[11]。栄エリアの北部に位置する。栄駅・矢場町駅周辺と比較すると、ショッピング施設は少なめで、ビジネス街の色が強い。
久屋大通駅(北改札口・南改札口)と地下鉄栄駅や名鉄栄町駅はセントラルパーク地下街などを通じて地下で繋がっている。
バス路線
最寄停留所は、桜通と大津通の交差点付近にある桜通大津と、大津通と魚ノ棚通の交差点付近にある大津通である。以下の路線がそれぞれ乗り入れ、名古屋市交通局、名鉄バスにより運行されている。
大津通
桜通大津
隣の駅
- 名古屋市営地下鉄
- 名城線
- 栄駅 (M05) - 久屋大通駅 (M06) - 名古屋城駅 (M07)
- 桜通線
- 丸の内駅 (S04) - 久屋大通駅 (S05) - 高岳駅 (S06)
脚注
注釈
- ^ 南改札口を出て地下街を経由すれば乗り換え可能。ただし乗り換えの案内はされておらず、当駅で接続する地下鉄と名鉄瀬戸線との連絡定期券は発売されていない。
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
久屋大通駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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※: 現在廃止 |