中島 貞夫(なかじま さだお、1934年(昭和9年)8月8日 - 2023年(令和5年)6月11日[1])は、日本の映画監督・演出家・脚本家・作詞家。
略歴
人物
- 同学年で親交があったという浜村淳は、「中島監督は、僕は上から言われたものを撮る職業監督だったと言っていた」と話し、「でも、絶対に自分が、世間が面白いと思うもんを撮る、という気概があった。娯楽に徹されたわけです。娯楽といっても、低俗な内容で笑わせたり楽しませたりする監督とは一線を画していた。ヤクザ映画を撮っても、彼の作品には品格があった。娯楽と品格を両立させた監督さんでした。“活動屋の面白み”を持った最後の監督さんかもしれません。日本映画の一つの時代が終わった、という思いです」などと評した[7]。
フィルモグラフィー
監督作品
- 映画
- テレビ
脚本作品
- 映画
- テレビ
出演作品
- 映画
作詞
著書
- 映像のスリット わが映画人生(1987年、芸艸堂)
- 映画ロマン紀行 京都シネマップ(1994年、人文書院)
- 『映画の四日間 中島貞夫映画ゼミナール』吉田馨と共著、醍醐書房、1999年。 新装版・萌書房、2013年
- 『映画の四日間 part2 中島貞夫シナリオゼミナール』(2002年、新装版2019年、萌書房)、吉田馨(京都映画祭事務局プロデューサー)と共著
- 遊撃の美学 映画監督中島貞夫(2004年、ワイズ出版、河野眞吾との共編著)
- 「遊撃の美学 映画監督中島貞夫」ワイズ出版 映画文庫(上下)、2014年10月-2015年4月
- NHK知るを楽しむ 歴史に好奇心 映画王国・京都 カツドウ屋の100年(2007年、日本放送出版協会)、放送テキスト
- 京都シネマスケッチ紀行 中島貞夫監督と歩く(2018年、かもがわ出版)、大森俊次・画
- 中島貞夫監督 映画人生60年を語る(2023年、かもがわ出版)、聞き手大森俊次
作家論
受賞
参考文献
- 「日本映画テレビ 監督全集」(1988年、キネマ旬報社)
- 「浪漫工房 第十号 特集松方弘樹 いま最も映画を愛する男」(1997年、創作工房)
- 遊撃の美学 映画監督中島貞夫(2004年、ワイズ出版、河野眞吾との共著)
- 読売新聞(2004年10月28日付夕刊、「中島貞夫監督インタビュー」)
- 京都映画祭パンフレット
脚注
外部リンク
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受賞年は表示年の翌年。「※」は奨励賞。 |