ヘルシア(healthya)は、花王が発売している飲料ブランドである。2024年2月1日に事業をキリンホールディングス傘下のキリンビバレッジに売却すると発表した。同年8月1日に譲渡を完了する予定[1]。
生活習慣病の増加などで体脂肪を気にする消費者が増加していることから開発された。コーヒー・紅茶・ノンアルコールビールテイスト飲料以外の製品はそれぞれの飲料部門で初となる「特定保健用食品」の指定を受けた飲料である。また、「特定保健用食品」に指定された飲料では唯一「エネルギーとして脂肪を消費しやすくする」の許可表示を受けた飲料でもある。2010年秋から「ヘルシア緑茶」が日本人間ドック健診協会の推薦を受けたのを皮切りに他の製品にも拡大され、現在は発売されている全製品で推薦を受けている。2015年4月のパッケージリニューアルでこれまで側面や裏面に表示されていた「日本人間ドック健診協会推薦」マークがパッケージ正面下に表記されるようになった。
2016年7月に「ヘルシア緑茶a」へのリニューアル時に、特定保健用食品で初めてとなる「脂肪を代謝する力を高め、体脂肪を減らすのを助ける」の許可表示を新たに取得し、同年10月のリニューアルで「ヘルシアあったか緑茶a」・「ヘルシア緑茶すっきりa」・「ヘルシア五穀めぐり茶a」・「ヘルシアスパークリング(全フレーバー)」・「ヘルシア紅茶a」に、2018年3月のリニューアルで「ヘルシアウォーターa」も新たな許可表示に変更。2017年4月発売の「ヘルシア緑茶うまみ贅沢仕立て」も新許可表示となっている。2019年4月に「ヘルシア緑茶α」へのリニューアル時に、「内臓脂肪を減らすのを助ける」の許可表示が新たに取得された。
発売当初は緑茶のみだったが、その後、スポーツドリンクや炭酸飲料とラインナップを広げている。かつては烏龍茶、ブレンド茶、紅茶、コーヒー、ノンアルコールビールテイスト飲料も発売されていた。
2018年11月に、機能性表示食品のスティック粉末タイプが発売された。ラインナップは「ヘルシア緑茶α」などに含まれる茶カテキンを機能性関与成分とした配合した緑茶風味、「ヘルシアコーヒー」に含まれるコーヒー由来クロロゲン酸類を機能性関与成分としたコーヒー風味と黒豆茶風味、松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1)を機能性関与成分とした東方美人茶風味の4種類がある。
2008年4月、除草剤の成分である「グリホサート」が検出される事件があった。それを飲んだ人の体調不良の訴えがあり、通報のち発覚。第三者による混入が疑われるものの、警察のこれまでの捜査において原因や犯人につながる証拠は見つかっていない。
なし。
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