ヘルシオ (Healsio) は、2004年(平成16年)にシャープが大阪府立大学と共同開発した家庭向けウォーターオーブンの名称。同社の登録商標(日本第4880212号ほか)である。2005年(平成17年)、産学官連携功労者表彰を受賞。2012年(平成24年)に「ヘルシオ炊飯器」を発売したことでキッチン家電(調理家電)のブランド名称に発展している。
電子レンジのようにマイクロ波で調理するのではなく、300度以上に加熱した過熱水蒸気で調理するのを特徴とし(シャープは「水で焼く」と表現[1])、ぱさつかず、しっとり仕上がると同時に脂が落ちて減塩ができるというのが売りである。名前の由来も「ヘルシー」と「減る塩」からネーミングされた[2]。
当製品の発売前までは、過熱水蒸気と庫内の対流を用いるスチームコンベクションオーブンは排気、排水、給水の接続が必要とあってホテルなどの業務用でしか使用されていなかったが、100V電源(商用電源)での使用に成功した当製品の発売と同時に、家電業界に大きな反響を呼んだ。発売直後の売れ行きは好調で、後に各社からスチーム機能搭載のオーブンレンジが発売されるようになり、スチームオーブン市場を広げるきっかけとなった。
初代は、電子レンジ機能がついていなかったため温める機能が弱く、冷めたご飯を温めるのにも15分以上が必要だった。ユーザーからの電子レンジ機能に対する要望は強く、また調理時間についても、もっと短縮してほしいという声が強かった。そのため、第2世代以降は電子レンジ機能が搭載され、水蒸気を加熱するヘルシオエンジンも改良されて調理時間が短縮された。2代目、3代目に付属していた過熱水蒸気調理用の皿(第5世代以降は廃止された)を電子レンジ機能で使うと、本体の破損の恐れがあったため注意が必要だった。
「暮しの手帖」誌の商品テストでは、焼き物ではガス器具での調理より風味の点で劣り、蒸し物はおいしく出来るが、健康面での効果は余り期待できないなど、「調理器具としては完成度は低い」という結果が掲載されたこともある。しかし、使い手の感想はおおむね蒸し物や肉料理、魚料理に対して良好である。ただ、魚を調理した場合、匂いが庫内に残ることが気になる点として挙げられているが、脱臭スプレーを使った拭き掃除により除去は可能である[3]。
なお、脱油・減塩・ビタミンC保存・栄養素保持・細胞破壊抑制・酸化抑制効果は第三者機関によって証明されており、油の付着やニオイを防ぐ「脱臭クリーンコート」を採用し清潔面も強化されている。また、蒸気の力で汚れを溶かし、サッとふき取るだけの「庫内クリーン機能」を搭載している。
発売時期は#機種参照。
フラッグシップモデルのAX-X1に3.5型のカラー液晶を搭載すると共に、従来別売りだった蒸気排気ダクトを本体に内蔵したことで上部10cm以上のスペースがあれば設置が可能に。また、大量の蒸気を生かし、食器類やキッチン類を手軽に除菌できる「除菌機能」が追加された。また、この代より名称を再び「ヘルシオ」に統一すると共に、スタンダードモデルのAX-S1と普及モデルのAX-L1の3機種をラインナップする。
前世代同様の3機種のラインナップだがAX-X1の後継モデルのAX-X2では業界最多の288の自動メニューをもち、健康状態から5つの項目から料理を選べる「健康サポートメニュー」を追加。豊富なメニューから素早く選べるように検索機能も加わった。また、前世代では上級モデルのみであった内蔵型蒸気排気ダクトを全機種に拡大。また、ホワイトバックライト液晶と118の自動メニューを搭載するスタンダードモデルのAX-G1と容量26Lのコンパクト設計と厳選した42種類の自動メニュー、野菜をイメージした3色のボディカラーを設定したシンプルモデルのAX-M1をそろえた。
ラインナップを刷新。上級モデルのAX-PX1ではさらに大きくなった4.3型ASVカラー液晶をタッチパネル式とし、直感操作ができる「ヘルシオタッチ」を可能にした上、基本的な操作方法や入門メニューの調理方法などを画面で解説する「ヘルシオ教室」も搭載した。また、家庭では調理が難しかった70~95℃の温度帯で蒸気を自動コントロールする「ソフト蒸し」調理機能を搭載し、自家製ハムや温泉卵も簡単に調理できるようになった。さらに、調理時間の短縮を図るため、庫内上面と左右側面から蒸気を噴射するトリプル噴射方式を採用した。普及モデルのAX-GX1は庫内奥面と右側面から蒸気を噴射するダブル噴射方式にすると共に、液晶サイズを3.0型に大型化。シンプルモデルのAX-MX1も液晶サイズを3.0型に大型化すると共にホワイトバックライト液晶になった。なお、AX-PX1とAX-MX1には最近のキッチンのトレンドに合わせた新色「ステラホワイト」をラインナップした(AX-GX1にもホワイト系を設定)。さらに、2011年1月には追加モデルとして、小型冷蔵庫のトップテーブルにも設置できる奥行40cmのコンパクトモデルAX-CX1を発売。AX-CX1にもレッド系のほかに、ホワイト系の「ステラホワイト」が設定される。この世代以降、電子レンジ機能では出力1000Wに設定した場合、加熱時間の上限が3分に制限され、また庫内灯は点灯しない。
第7世代と同じラインナップ(PX・GX・MX・CX)としているが、フラッグシップモデルのAX-PX2では携帯電話やスマートフォンで撮影した写真を赤外線通信を利用して本体へ送信した後、手書きのメニュータイトルや加熱条件と共に最大25件までオリジナルメニューを登録できる「マイヘルシオ」を搭載し、魚を骨まで柔らかく調理し、丸ごとカルシウムを摂取できる「骨まで柔らか」機能を追加。さらに、トリプル噴射エンジンはエンジンそのものを薄型化し、過熱水蒸気の発生効率を高めたことで過熱水蒸気の熱量をPX1比10%アップし、調理時間の短縮を実現。普及モデルのAX-GX2にはPX系に搭載されていた「ソフト蒸し」機能を新搭載し、ダブル噴射エンジンはダブルヒーターエンジンと新型ファンの搭載により調理時間の短縮を実現。1段調理タイプのAX-MX2には新たに除菌機能を搭載。一人暮らしに最適な18LコンパクトモデルのAX-CX2は液晶部をホワイトバックライト液晶に変更し、本体色にはピンク系の「スウィートピンク」を追加した。
第7・8世代と同じラインナップ(PX・GX・MX・CX)としているが、全機種共通で、食材を角皿にのせ、ボタンを押すだけで手早く同時調理できる「カンタン焼き/カンタン蒸し」を搭載。フラッグシップモデルのAX-PX3はタニタ食堂の「500kcal定食」10メニューと美容に効果があるとされる栄養素を多く含む「美容サポートメニュー」51メニューを追加。「500kcal定食」は1食分のメニューを簡単に同時調理ができ、さらに、過熱水蒸気を用いるためメニューによっては通常調理よりも更なるカロリーダウンが可能となっている。また、スマートフォン専用に開設した「ヘルシオサイト」から、本体には搭載されていない旬の食材を使ったメニューや歳時メニューをダウンロードし、赤外線通信を利用して送信することで最大25メニューを追加で登録でき、一度登録すれば、次回からはメニューから選んで調理をスタートすることができる。さらに、エンジン部分に「スイングダンパー方式」を採用した「ターボ直噴エンジン」を搭載。上段だけの一段調理時にダンパーを閉めることで上段の空間に過熱水蒸気を集中噴射することが可能になったことで調理時間の短縮が可能となった。普及モデルのAX-GX3は断熱構造エンジンの採用により過熱水蒸気の発生効率をアップし、庫内温度の上昇を早めたことで調理時間を短縮。自動メニューに「美容サポートメニュー」17メニューを追加した(「美容サポートメニュー」17メニューは1段調理タイプのAX-MX3、コンパクトタイプのAX-CX3にも搭載)。コンパクトモデルのAX-CX3はディスプレイを2.6インチに大型化した。
ラインナップを刷新。PX3後継のプレミアム・ファミリータイプであるSP1は大量の水蒸気を発生させる「パワーアップ1,350Wエンジン」とPX3との体積比で約28%小さくすることで過熱水蒸気の発生効率を高めた「薄型過熱水蒸気ダクト」からなる「エコ技ターボ噴射エンジン」の採用により、過熱水蒸気をすばやく集中噴射させることで調理時間をPX3に比べて最大約40%短縮。例えば、鶏の照り焼き(4人分)の場合、第1世代のHC1で約29分かかっていたのが、第10世代のSP1では半分以下の約12分で調理ができるようになった。さらに、「ココロエンジン」も搭載され、癒しの言葉を話したり、タイミングよく操作のアシストを行ううえ、自動メニューの対象メニューに「聞いて」ボタンも配置し、料理にあわせた役立つ提案を音声で知らせてくれる。この他、GX3後継のスタンダードタイプGA1は「カンタンお菓子メニュー」を新たに搭載し、ディスプレイを3.5インチに大型化。プレミアム・アクティブシニアタイプの位置づけとなったMX3後継のSA1はディスプレイを4.3インチに大型化してタッチパネルを搭載。さらに、トップ画面はボタンや文字を大きめにして操作しやすくし、SP1同様、癒しの言葉を発したり調理終了を知らせる「ココロエンジン」も搭載。魚を骨まで柔らかく調理し、丸ごとカルシウムを摂取できる「骨まで柔らか煮」機能も追加し、ボディカラーも新たにブラウン系を追加した。CX3後継のコンパクトタイプCA1はメニュー数(クックブック・自動)を増やしたマイナーチェンジ程度である。
SP1後継のプレミアムモデルXP100において、大量の水蒸気を発生させる「パワースチームジェネレーター」、天板と背面にある3つのヒーターで過熱水蒸気を発生させる「トリプルウォーターヒートシステム」、回転数や回転方向をきめ細かく制御できる「回転ファン」、上下段の気流を仕切る「スウィングダンパー」で構成された「3ドライブハイパワーエンジン」を搭載。これにより、「2段均一加熱」、第9世代以降で可能となった「上段集中加熱」に加え、下段はスチームを満たして蒸し調理、上段は過熱水蒸気を噴射した焼き調理の「上下2段別加熱」が可能となった。さらに、庫内幅をSP1に比べて5cm長くしてワイド庫内にする一方、SP1に比べて設置面積を約22%縮小してコンパクト化した。さらに、液晶ディスプレイは「でかボタン」への切り替えが可能なほか、「でかボタン」設定時のみ、背景色を黒に変更できるうえ、ボタンの並べ替えも可能となった。また、ファンデリーの管理栄養士との共同開発による「ヘルシー食メニュー」を新たに搭載した。この「ヘルシー食メニュー」はXP100のみならず、GA100・SA100・CA100にも搭載される(機種によりメニュー数が異なり、XP100は30メニュー、SA100は15メニュー、GA100は10メニュー、CA100は6メニューを搭載する)。これにより、全機種で自動メニュー数・クックブック掲載メニュー数ともに増加した。2015年2月には、プレミアムモデルのXP100をベースに、本体のドアを開ける又はスマートフォンアプリ「ココロボ〜ド」からメニューを提案し、選択したメニューの食材リストから必要な食材を選択して自動作成する「買い物リスト」、「ヘルシオレシピ」に掲載の新着メニューや特集メニューをスマートフォンから本体へダウンロードし、トップ画面に「新着メニュー」を表示して、すぐに調理を開始できるクラウド機能「ともだち家電」に対応したXP1WFを追加発売した(本機種は受注生産で、「ともだち家電」を利用するには、プッシュボタン方式を採用した無線LANルーターなどの無線LANアクセスポイントとスマートフォン又はタブレット端末(Android/iOSどちらでも可能)を用意し、常時接続のブロードバンド回線(光回線を推奨、インターネットに接続する度にID認証が行われる方式では不可)が必要。また、スマートフォンアプリ「ココロボ〜ド」のダウンロードと「SHARP i CLUB」の会員登録も必要である。必要な準備が整ったら宅内無線LANでスマートフォン又はタブレット端末と接続し、ダウンロードした「ココロボ〜ド」を起動して「SHARP i CLUB」のシャープIDとパスワードでログインし、ともだち家電として登録し、「ココロボ〜ド」のボードに招待することで利用可能となる)。
最上位モデルのXP200において、「ウォーターヒート技術」・「温度センサー」に加えて、庫内天面に配置した「赤外線ムーブセンサー」を組み合わせた自動調理機能「まかせて調理」を日本国内の家庭用100Vオーブンレンジで初めて搭載。この機能は温度が低い食材により多くの熱を与える加熱水蒸気の特性、「赤外線ムーブセンサー」による食材の温度検知(右・中央・左のエリア別検知)、「温度センサー」による食材の量検知により、好みの食材や分量を角皿に並べて、4つの調理方法(網焼き・揚げる、焼く、炒める、蒸す・ゆでる)から選択するだけで、温度(冷凍・冷蔵・常温)が異なる食材が混在しても、分量の多少があっても関係なく自動調理ができるようになった。また、予熱温度まで一気に素早く加熱することによってウォーターオーブンと熱風コンベクションオーブンの2種類の手動オーブン機能で300℃のハイパワー設定が可能となり、上段集中加熱により8〜10分で調理できる「スピードメニュー」は100種類に増やし、上段を過熱水蒸気加熱、下段をパワースチーム加熱で調理する「焼き・蒸し同時メニュー」には「カンタンスイーツ」やファンデリーの管理栄養士との共同開発メニューを追加。GA100後継のSP200は噴射方式が庫内天面と奥面2箇所のトリプル噴射方式となり、「焼き・蒸し同時メニュー」、「スピード100メニュー」、最高300℃まで設定できる2種類の手動オーブン(熱風コンベクションオーブン/ウォーターオーブン)機能を搭載。さらに、「せいろ蒸し」・「骨までやわらか煮」・「サックリ解凍/全解凍」も追加され、「蒸し物セットメニュー」と「自動モーニングセット」が2段調理に対応した。SA100後継のMP200はディスプレイをタッチパネル式カラー液晶から大型ドット文字を採用したホワイトバックライト液晶に変更し、「サックリ解凍/全解凍」を搭載した。なお、XP200/SP200/MP200の3機種は横幅49cm・奥行43cm(MP200は43.5cm)のコンパクト設計ながら庫内幅41cmのワイド庫内を実現した。高さ34.5cmのコンパクトモデルCA200には全解凍機能を搭載した。2015年10月には、XP1WF後継の「ともだち家電」対応モデルXP2WFを追加発売した(XP1WF同様に受注生産となっており、「ともだち家電」を利用するための必要環境もXP1WFと同じである)。
XP200の後継機種となる最上位モデルのXW300には、音声認識機能と無線LANモジュールが搭載されており、対話形式で献立の相談をすると、AI(人工知能)が季節や天気の情報と調理履歴などを考慮しながら、クラウド上に保存されているメニューから提案するクラウドサービス「COCORO KITCHEN(ココロキッチン)」に対応(なお、利用の際は、プッシュボタン方式の無線LANアクセスポイント機器を用いた無線LAN接続が必要)。また、クラウドサービスと同名のスマートフォン専用アプリから調理データのダウンロードが可能で、ヤフーのスマートフォンアプリ「myThings」との連携にも対応している(連携利用の際は事前に「Yahoo! JAPAN ID」が必要)。また、AIが献立の相談内容や利用状況によって家族の嗜好を自動的に学習し、一定のルールに従った対話を行えば、食材の異なる表現なども対話をしながら学習し、次回からその表現も用いてその食材の入ったメニューの提案も可能である。また、自動メニューに関してはXP200ではメニューごとに都度設定していた分量や仕上がり具合を、2回目に使用するときに前回設定した内容を自動反映して音声で知らせることで、設定作業を簡素化した。「まかせて調理」も改良され、上段でのおかず調理に加えて、「網焼き・揚げる」又は「焼く」を選択した場合に限り、下段で炊飯(最大2カップ分まで)の同時調理が可能となった。2016年10月には、家電向けに開発したクラウドシステムを介し、管理栄養士によるワンポイントアドバイスや食品メーカーの広告(広告を視聴するとポイントが付与され、貯まったポイントを景品に交換できるサービス「ポイント家電」も開始される)などを受けることが可能なキッチン向け情報配信サービスを開始した。本サービスを受けるには、XW300を無線LANでインターネットに接続する必要がある。
本世代では、MP300の上位機種にあたる庫内容積26Lのアクティブシニア向けモデルAP300を追加。AP300は第12世代の最上位モデルXP200に搭載されていた「ココロエンジン」や「まかせて調理」を搭載するほか、角皿にアルミ素材を用いて軽量化した「ラクラク軽量角皿」を採用した。
さらに、全機種においてドライフードが作れる機能が追加され、油で揚げない「チップス」(MP300/CA300は手動メニューで搭載)が作れるほか、SP300とXW300は「セミドライ」や「おつまみ」も可能な3モード仕様である。
また、CA200後継のコンパクトモデルCA300はカラーバリエーションが変わり、CA200のレッド系に替わり、ブラック系が新たにラインナップされた。
XW300の後継機種であるXW400は、高火力ヒーターで強力に加熱した過熱水蒸気を庫内天板から食材に直噴射することで食材の表面に短時間で焦げ目をつけることが可能なあぶり焼き機能を日本国内の家庭用100Vオーブンレンジで初めて搭載した。
AP300の後継機種であるAW400は、第13世代の最上位機(XW300)で搭載した「まかせて調理」、音声認識機能、無線LANモジュールを搭載し、「COCORO KITCHEN」にも対応。ディスプレイは4.3型に大型化・カラー化し、タッチパネルも搭載した。XW400とAW400には、ドアを閉める際の衝撃を少なくし、静かにやさしく閉まるソフトダンパーを採用した。
XW400・AW400の後継機種となるXW500・AW500は既対応の「COCORO KITCHEN」においてスマートスピーカーによる音声対話に対応(第13世代のXW300、第14世代のXW400/AW400でも対応している)。
XW500は「まかせて調理」が改良され、上段で「まかせて調理」を行いながら下段で惣菜のあたためを行うことが可能となり、上段が「網焼き・揚げる」、「焼く」、「炒める」の場合は揚げ物惣菜のあたため、上段が「蒸す・ゆでる」の場合は蒸し物惣菜のあたためが可能である。また、高温と低温を組み合わせた「あぶり芳醇焼き」が搭載され、まず、過熱水蒸気で一気にあぶって表面を焼き固め、その後庫内を蒸気で満たして温度を下げ、低温でじっくり加熱。これにより、大きさにバラつきがあるかたまり肉(350g~800g)の自動調理が可能となった。
AS400の後継機種となるAS500は新たに「まかせて調理」が搭載された(なお、AS500では、調理法の選択に加え、冷凍食材の有無を手動で選択する必要がある)。
8月には、13世代のSP300以来となる2段調理対応の普及モデルXS500を追加設定。XS500は「ヘルシオ」では初となる手動のウォーターオーブンやウォーターグリル調理での過熱水蒸気量調節機能が新たに搭載され、加熱前と調理中で3段階に調節可能となった。また、XW500同様に「まかせて調理」が搭載されており、下段で惣菜のあたためを同時に行うことが可能だが、XS500ではAS500同様に冷凍食材の有無を手動で選択する必要があり、下段の惣菜のあたためは「冷凍なし」で、上段が「網焼き・揚げる」、「焼く」、「炒める」のいずれかを選択した場合に、揚げ物惣菜のみ可能である。
また、CA400の後継機種となるコンパクトモデルのCA450も同時に設定された。
XWとAWをモデルチェンジ。AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」の進化により、食材と手段を声で伝えると調理方法が、調理履歴や使い方に応じて話しかけなくても「ヘルシオ」側から使いこなしのワザが音声でアドバイスする機能が搭載された。また、大量の蒸気を用いて80℃前後の低温で包み込むように青野菜類やキノコ類を蒸し、100g~300gまでの自動調理に対応した「低温蒸し青野菜」機能と、絶対湿度センサーによって食材の蒸気から食材の仕上がり状態を見極めることで耐熱容器に食材と調味料を入れてスタートするだけで自動調理が可能なレンジ機能「レンジで1品」を搭載。副菜向けの「5分おかず」、煮物向けの「かんたん煮物」、乾麺の状態から調理可能な「カンタンパスタ」など15種類のメニューが用意されている。
8月にはコンパクトモデルのCAをモデルチェンジし、スタンダード2段調理モデルのXJを追加。CAは自動メニュー数並びにクックブック掲載メニュー数を削減し、追加で自動メニューやクックブック掲載メニューを閲覧するためのQRコードを追加。XJは「まかせて調理」に替わり、食材をおくだけで火加減・加熱時間任せでグリル調理が可能な「おくだけグリル」を搭載する。
XW600の後継機種となるハイグレードモデルのXA10は日本国内での家庭用100Vオーブンレンジにおいて初機能となる「AIパネル」を搭載。各家庭の調理履歴などをクラウドで学習し、朝・昼・夜の時間帯に合わせてよく使う機能とよく作るメニューを表示する「いつものメニュー」と、調理履歴を加味して季節や時間帯に応じたメニューが表示される「おすすめメニュー」で構成されている。自動調理機能「まかせて調理」が改良され、従来は惣菜の温めのみだった下段での調理が可能となり、上段に主菜・下段に副菜と一度に複数のメニューの同時調理が可能となった。また、食材や調味料(1~4人分の分量)をボウルに入れ、カテゴリー(ベジ・煮物・中華・カレー・パスタ)から選んでスタートするだけで自動調理が可能な自動レンジ調理機能「らくチン1品」を搭載した。
なお、XA10から無線LAN機能・COCORO KITCHEN・AIパネル・あぶり焼きを無くし、自動メニュー数並びにクックブック掲載メニュー数を削減して機能をシンプル化したX10も設定された。
7月にはXJもモデルチェンジ。X10/XA10同様に「らくチン1品」が搭載された。
9月には新モデルのAJ1を発売。第16世代のCAとAWの中間となる「ヘルシオ」で初の総庫内容量22Lのコンパクトモデルで、XJ1同様に「おくだけグリル」や「らくチン1品」を搭載。液晶にはブラック液晶を採用している。
ハイグレードモデルのXAをモデルチェンジ。食材や料理のテーマ・ジャンルごとにまとめられたメニューリストを「COCORO KITCHEN」レシピサービスから本体に一括ダウンロード可能な「クックリスト」を搭載。「まかせて調理」の2段調理が改良され、上段で炒め物や蒸し・ゆで料理が可能となり、第17世代で搭載された「らくチン1品」は「らくチン!リゾット」と「らくチン!スープ」の2つのメニューが追加された。
8月には新モデルのUA20を発売。第17世代のAJ1と庫内総容量・外形寸法はそのままで無線LAN機能と「COCORO KITCHEN」が搭載され、「らくチン1品」はXA20同様に「らくチン!リゾット」と「らくチン!スープ」の2つのメニューが追加された。
11月末にはRA20、翌月にはHA20を順次発売。2機種共通のデザインで「まかせて調理」と「COCORO KITCHEN」は右下にそれぞれの専用キーを搭載。液晶はバックライト付の大型ブラックをガラス(窓)と並ぶように配置し、総庫内容量を30Lとしつつ、高さは蒸気ダクト込みで390mmのローボディとした。RA20は本体ドア部分にメタル素材を使用し、カラーはグレー系ダークメタルとシルバー系ライトメタルを設定。ハイグレードモデルのXA20同様に2品同時あたためが可能である(常温又は冷蔵の組み合わせのみ可能で、スタート後に必ず仕上がり調節を「強め」に設定する必要がある)。
ハイグレードモデルのXAとコンパクトモデルのUAをモデルチェンジ。XAはできたてのような食感に復元する温めなおし機能が「ヘルシオあたため(おいしさ復元)」として進化し、第18世代のXA20で可能だった揚げ物、蒸し物、パン(ロールパン、フランスパン、クロワッサン)に加え、焼き物や冷凍の生食パンにも対応。本体の初期画面に専用キーが設置された。また、低温の庫内に水蒸気を充満させた後、ファンで水蒸気を循環させることで効果的に食品に熱を与えて解凍することで、冷凍食品の解凍時間を短縮させる「食べごろ解凍」も搭載された(本機能は「COCORO KITCHEN レシピサービス」から食材に合わせた専用メニューをダウンロードにより取得するため、無線LAN接続が必要となる)。本体デザインが刷新され、ドア部分に金属をランダムに研磨することで反射を抑えるバイブレーション仕上げを施したアルミニウム素材が採用され、カラーバリエーションはXA20のレッド系を引き継ぐバイブレーションレッドに、新色のバイブレーションブラウンとバイブレーションシルバーを加えた3色展開となった。UAは揚げ物とパン(ロールパン、フランスパン、クロワッサン)に対応した温めなおし機能「ヘルシオあたため(おいしさ復元)」が搭載された。
2段調理モデルをプレミアムモデルのLSX3A、ハイグレードモデルのRS1A、スタンダードモデルのNS1Aの3機種に再編された。全モデル共通でドアを閉める際に手を離してもスムーズに優しく閉まるソフトダンパーが搭載された。
第19世代のXA30の後継となるLSX3Aは「食べごろ解凍」を「食べごろ解凍 手動メニュー」として本体に搭載されダウンロードを不要化。第18世代のRA20の後継となるRS1Aは第19世代ではプレミアムモデルのXA30のみの搭載だった「ヘルシオあたため(おいしさ復元)」や「食べごろ解凍」を搭載(「食べごろ解凍」は専用ダウンロードメニュー対応となり、無線LAN接続が必要)
※現在は生産を終了している。
※現在は生産を終了し、後述する「ヘルシオ グリエ」へ継承されている。
※現在は全機種生産を終了している。
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