『バンビ〜ノ!』は、せきやてつじによる日本の料理漫画。およびそれを原作としたテレビドラマ。
『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、2005年(平成17年)2号から連載を開始し、第1部として2009年(平成21年)13号まで連載された。その後、同年19号から2013年(平成25年)3号まで第2部『バンビ〜ノ!SECONDO』が連載された。
2007年4月から6月までテレビドラマが放送された。タイトルの『バンビ〜ノ!』は、イタリア語で坊や(単数形)の意味である。
単行本は小学館ビッグコミックスから第1部が全15巻、第2部が全13巻で刊行されている。第53回(平成19年度)小学館漫画賞一般向け部門を受賞した[1]。
イタリア料理をこよなく愛する伴省吾は、故郷の福岡県で暮らす大学生。彼は地元のイタリア料理レストランであるトラットリア・サンマルツァーノでアルバイトしながら調理師免許を取得する。大学の休みを迎えた伴は店のオーナーシェフ・遠藤進の紹介で、東京・六本木の人気イタリア料理レストラン、トラットリア・バッカナーレの短期ヘルプを体験することに。
伴は凄まじく多忙な人気店の厳しさに圧倒されながらも刺激を受け、東京で料理の道へ進む決意を固め休学届けを提出。同時に、2年間同棲した恋人・高橋恵理は地元を離れられず、2人は別れる道を選ぶことに。こうしてバッカナーレに就職した伴だったが、彼に与えられたのは厨房での仕事ではなくホール係。
料理がやりたいと言って伴は猛反発するものの、やがて接客の経験が料理人にとって大きな財産となることに気付かされる。当初は客と口喧嘩するなど騒動が絶えなかったが、後に指名が来るほどの人気ホール係に成長。その後、秋の新メニューコンペを経て念願の厨房に入るが、オーナーシェフの宍戸鉄幹はドルチェ(デザート)担当・織田利夫の助手を命じる。
天才だが偏屈な織田に手こずりながらも、伴はデザートコンテストで入賞するまでに腕前を上げた。続いて当初から伴を目の敵にしている先輩・香取望のサポートを務めた後、翌年開店予定のバッカナーレの2号店であるトラットリア・レガーレのパスタ場チーフのポストを提示される。
伴はレガーレへの移籍に先立ち、2カ月のニューヨーク修業を体験。マフィアとの料理対決などを経てひと回り大きく成長して帰国し、レガーレの新規オープンの日を迎えた。
伴とあすかがバッカナーレ2号店『レガーレ』開店に向け、更なる精進のために研修に行ったニューヨークのイタリアンレストラン。工場を改装してオープンさせてから約1年余りだが、マンハッタンで一番勢いがある大箱店。
2007年4月18日から6月27日まで毎週水曜日22:00 - 22:54に、日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で放送された。主演は松本潤。
テレビドラマ版では「バンビ〜ノ!」が若造を指す言葉に変更されている。基本的には原作に忠実な内容だが、放送当時は原作が連載中だったため、終盤はドラマオリジナルの展開で締めくくられている。
主人公・伴省吾(松本潤)は大学生でありながら福岡の小さなレストランのシェフとしてアルバイト中である。同じ学校に通っており、同じレストランでアルバイトをしている彼女の恵理(吹石一恵)と一緒に同棲し、卒業後は2人だけのレストランを開くことを約束した。卒業を控えた春休みにレストランのオーナーの勧めで、東京・六本木にあるレストランにヘルプで働くことになる。そこで多くのことを学び、通っていた大学も辞めて彼女とも別れて、レストランに就職する。
毎回放送終了後に公式サイトおよび携帯サイトにてスピンオフドラマが配信された。配信は第2日本テレビを利用。タイトルは『バンビ〜ノ!スピンオフ』。脚本は本編と同じく岡田惠和が担当し、他にも演出を村瀬健が担当する以外は同じスタッフで構成されている。ストーリーは『バッカナーレ』の営業終了後のホールを中心に展開している。5月13日までの間に50万回の再生回数を記録する。2007年(平成19年)12月に配信は終了。
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