ドラード和世陀(ドラードわせだ、ドラード早稲田などとも[5])は、東京都新宿区早稲田鶴巻町にある店舗併設のデザイナーズマンション。早稲田大学そばの奇抜な建物として知られる[3]。設計者は早稲田大学建築学科卒で「日本のガウディ」の異名をもつ梵寿綱[2]。
概要
早大通りに面する[6][7]。1階には、梵寿綱ファンの小原聖史が経営するアンティークショップ「オールドタイムス」と画廊「ドラードギャラリー」が入居しており[5][8]、テレビドラマ等のロケ地にもなっている[9]。また美容院[6]「早稲田男髪サロン ジュネコア」も入居している[5]。かつては「城の樹」という喫茶店も入居していたが、閉業して看板だけが残っている。住居部分は長期入居者が多く[8]、一室には梵自身も入居している[1]。
白を基調とする曲線的な外観が特徴[10]。外壁から内部まで無数の彫刻・タイル・壁画・ステンドグラス・オブジェが敷き詰められており、西洋と東洋の雑多なモチーフが渾然一体となっている[1][8]。外壁彫刻は梵と妻子が手掛け[1]、その他大半は梵に共鳴した芸術家十数人が自由に手掛けている[1][2][3]。通路の一角には、工事関係者約160人の名を刻んだ金のプレートが掲げられている[1]。
建物名は「エル・ドラード」「仏陀が世の中をまとめている理想郷」にちなむ[3]。
1983年9月竣工[1]。オーナーの注文で建てられた[11]。竣工時には展覧会が開かれ、『週刊新潮』に「ラブホテルか芸術か」という巻頭グラビアが組まれた[3][11]。1992年には『ジャパンタイムズ』で「日本のガウディ」として取り上げられた[2]。21世紀現代でも時折取材され[3]、建築ツアーの訪問先にもなっている[2][10]。
画像
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外壁
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外壁
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ステンドグラス
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彫刻
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入口
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入口床
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Waseda El Dorado
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門
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廊下
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ロビー
脚注
外部リンク
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